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機関紙るうてる

るうてる2010年7月号

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説教「あなたの人生の土台は?」

わたしのもとに来て、わたしの言葉を聞き、それを行う人が皆、どんな人に似ているかを示そう。それは、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を置いて家を建てた人に似ている。洪水になって川の水がその家に押し寄せたが、しっかり建ててあったある教会で牧師たちや信徒たちと懇談をしていた時のことです。突然一人の女性信徒が立ち上がって私にこう言いました。「斉藤牧師!あなたは『停止線で一旦停止しない車が多いので困る』と言っていましたね。でも私はこの間、あなたの運転す 夢というのはありがたいもので、ふだんは気づかない自分の心の奥を見せてくれます。「ああ夢でよかった」という気持ちとともに、私には人を裁く気持ちが根深くあるということが示されたのです。
イエス様は「人を裁くな」と教えておられます。それは「裁判をしてはいけない」という意味ではありません。自分の罪を棚に上げて他の人の罪を責めてはならない、ということです。
人は自分が他の人よりも義しいと思っている時ほど人を傷つけ、神に逆らい、はなはだしい悪を行なっているのです。子どもを虐待して死なせてしまうのも、「この子が悪いのだからしつけるのは当然だ」という考えからです。
イエス様が示される「義しさ」は私たちが考えている義しさとどれほどかけ離れていることでしょう。私たちは人を見下し、裁く自己満足の義しさが、いかにもろく不完全であるかを認めなければなりません。
「わたしのもとに来て、わたしの言葉を聞き、それを行う人が皆、どんな人に似ているかを示そう。それは、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を置いて家を建てた人に似ている。」

ここでイエス様が語られる「地面を深く掘る」とは、頼りにならない私の偽りの義しさを取り除くということです。そしてキリストのみ言葉の上に自分の人生、生き方の基礎を置くということです。自分の義しさに頼っている人は、自分自身の欲 これに対してイエス様の教えに立つ人は、倒れることがありません。イエス様の言葉は完全であり、あらゆる時代を通じて永遠に変わることがない真理だからです。私たちが礼拝に集う目的は、本当の義しさを教えてくださるこのイエス様のみ しかし、イエス様の教えに生きようとする人は自分の中にそのような義しさがないことに気づきます。み言葉どおりに生きる力が私の内にないのです。その時、私たちはイエス様のみ言葉には、ただ教えるだけでなく、私たちを生かす力がある 家と土台は人が造りますが、岩は人が造るものではありません。そして土台と家が岩を支えるのではなく、岩が土台と家を支えるのです。同じように私たちの岩であるキリストとキリストのみ言葉が私を導き、神の御心に適う道に立たせてくだ イエス様から「岩」と呼ばれたペトロは、使徒言行録の中でもなお弱い人でした。でもイエス様は彼を導き、その信仰を守り、不動の人にしてくださいました。イエス様はご自分に頼るすべての人にも同じようにしてくださるのです。
牧師 齊藤幸二
(岐阜・大垣教会)
[ 広報室註] キリスト教会では、意味をこめて、『義』を『ただしい』と読ませることがあります。

風の道具箱

星は何でも知っている

心の片隅に覚えていた小さな詩があります。絵本の中の言葉だったと思いますが、ある神父さんの本で紹介されていました。小さな子どもの言葉をそのまま書き記した口語詩のひとつです。
おほしさんが
ひとつでた
おとうちゃんが
かえってくるで
夕暮れに小さな子どもが空を見上げると、光り輝く金星がひとつあった。その星を見た子どもの心に映ったのは、世界でたった一人のお父さんが帰ってくる姿。なんだか暖かく、家族ってこんなものだなと感動しながら読みました 星を見上げる時、それは大きな世界に包まれていることを知る時です。真っ暗な空に星が輝く。その輝きに神様の存在を知ることができます。見上げた空に「あなたのことをいつも見守っているよ」って、星が輝きました。(柿のたね)

牧師の声 私の愛唱聖句

清水教会・小鹿教会牧師 明比輝代彦

星はおのおの持ち場で喜びにあふれて輝き、その方が命ずると「ここにいます」と答え、喜々として、自分の造り主のために光を放つ。
旧約聖書続編「バルク書」3章34 ~ 35 節

松山市立素鵞(そが)小学校5年生のとき、今から60 年前のことです。岡井先生という新任の先生が着任され、当時では珍しい「天文部」を創部されました。自分で持つことなどで出来ない「天体望遠鏡」を購入してくださり、部 旧約聖書には「ヨブ記」9章9節に「神は北斗やオリオンを、すばるや、南の星座を造られた」とあります。聖書の民であるイスラエルの人々も、北斗七星やオリオン座の雄大な三ツ星たち、おうし座の「すばる」(正式にはプレア 愛唱聖句として挙げたのは、聖書正典66 巻でなく、旧約聖書続編13 書の1巻、「バルク書」の一部です。神様の目から見れば、私たち被造物は「星」です。人を含むすべての被造物は、創造の秩序と神様の御心により、それぞれ キリストの教会は、輝いている星々の集まりですね。輝かせてくださるのが、キリスト様ご自身ですから、自分がどんなに小さかろうが、弱かろうがかまわないのです。
5月19 日に清水教会の兄弟が64 歳2ヶ月の生涯を終えて天に召されました。6年間がん闘病をされました。今年1月3日の主日礼拝に奥様と共に出席されたのが最期の礼拝でした。私は、召された方々を星になぞらえて この兄弟は「おうし座」の一等星アルデバランにしました。64 光年の星ですから、この兄弟が生まれたころの光が、いま届いているのです。過去と現在とが交差する神秘的な体験をいたします。
私が1971年から4年間遣わされた益田教会に、榎津重喜君という高校生が来ました。受洗し社会人としての長い生活後、牧師になる召しを受け神学校に入学しました。卒業1年前がんに倒れ召されました。彼は「双子座」 教会の喜びの輝きは、御子イエス様の十字架の愛と、勝利の復活に裏打ちされた賜物です。この喜びを輝かせつつ、共に歩みを続けましょう。

信徒の声 教会生活を通して

阿久根ルーテル教会 東山義夫

Q 公立学校の教員として県下全域を転勤することが普通であるにもかかわらず、この教会に留まっているのはどうしてですか。

私がつとめていた1975年頃の鹿児島県教職員の人事異動は、県を13 地区に分け、退職まで僻地を含めて3地区経験しなければならないというものでした。1977年阿久根教会を後に離島僻地に赴任、3年間の勤務を終えました。3地 自分は多く与えられた者であること。主のために多くの働きを求められている者であること。そのことを示され、即座に自分を必要としている阿久根教会のあるもとの地区に戻り、そこから第3地区へ通勤するようにし、2002年定年退職す
Q  ギデオン協会の働きをされていますが教会とどのように関わっていますか。
1999年ギデオン協会鹿児島西北支部が発足し、ギデオン協会の働きとして中高生に聖書を無料贈呈することを通して、教会の大切な使命の一つである御言葉の宣教ができることを感謝しています。毎年2000冊以上の聖書を贈呈する《小山牧師から》
毎月『聖書贈呈報告』ハガキで参加者の集合写真と次回贈呈計画が東山兄から伝えられ、知らせを受けた何名かが翌月参加されます。当日朝6時半から看板を立て数か所の配布ステーションを設置し、学生の登校を待ちます。

私の本棚から

杉山登志郎「子ども虐待という第四の発達障害」学研 2007

発達障害ということばが広く知られるようになってきました。最近では、大人になっても自分の発達障害に気づかずに生活している方がいるのだという、発達障害の特性をやや強調し過ぎと思われる「警告」の書が本屋の棚にあふれています。
ご紹介する本の著者、杉山登志郎先生は児童精神医学のエキスパートのお一人で、愛知県の高蔵寺教会の会員でもあります。ルーテル教会員に高名な専門家がいると思うだけで、何か不思議に心強くなるのは筆者だけの思い込みでしょうか?
さて、子ども虐待が第4の発達障害なら、第1から第3は一体どのような発達障害なのでしょうか? 杉山先生のお考えからすると、第1は古典的発達障害としての知的障害と身体障害、第2は自閉症とその近縁の発達障害、そして第3は、学習障害と注意欠陥多動性障害(ADHD)に代表される、いわゆる軽度発達障害となります。
次に、なぜ子ども虐待を発達障害として理解すべきなのでしょうか? 虐待は、単に情緒的な反応を引き起こすだけでなく、脳の器質的変化をもたらし、発達そのものに影響を及ぼすことが最近の脳科学研究によって明らかにされたからです。成人の精神医学の領域で、例えば、戦争や生死を分ける大事故などの強いストレスにさらされ、外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された方の扁桃体(脳の一部)が委縮するという衝撃的な報告が発表されました。この報告に触発されて行われた研究が多くの成果をもたらしました。
杉山先生は、あいち小児保健医療総合センターでの豊富な臨床経験から、非虐待児が示す、発達障害類似の症状を次々に明らかにされました。子ども虐待を発達障害の一類型と見なすべきか否かの議論は別にして、杉山先生の考え方が発達障害の臨床と研究に影響を与えたのは間違いありません。ただし、すべての発達障害が不適切な養育あるいは子ども虐待に由来すると杉山先生が主張しているのではないことを申し添えておきます。
先生はこの問題を論じた多くの学術論文を発表されていますが、本書は平易に書かれていますので、子ども虐待と発達障害の関係を知りたいと思われる一般の方々に一読をお勧めする次第です。

横浜市中部地域療育センター所長・日本発達障害学会会長 原 仁(むさしの教会会員)

日本福音ルーテル教会の社会福祉施設の紹介 その4

社会福祉法人 ベタニヤホーム

理事長 丸山正昭

ベタニヤホームの名は、イエスさまがエルサレムの近く、ベタニヤ村のラザロとその姉妹の住んでいたところを憩いの場所とされたことで、この名をとってつけられたものです。
1923年(大正12年)、関東大震災で、夫や父親を失った母子たちのため、当時の内務省の委託を受け、墨田区江東橋に敷地千百四十㎡を借り受け、母子ホームと幼稚園舎を建築したのが生い立ちです。その後変遷がありましたが、1945年(昭和20年)3月10日の東京大空襲によって、ホームは灰燼に帰し、利用者は、13名の生残者を残し、20数名が死亡するという悲惨な状況に陥りました。
戦後1947年(昭和22年)、再度来日した、エーネ・パウラス宣教師の精力的な救済活動により、母子寮、菊川保育園、富士見保育園の三施設の建設を成しとげました。
その後、2007年(平成19年)に墨田区の要請により、待機児解消のため、墨田区緑2丁目に、こひつじ保育園を開園いたしました。さらに、墨田区の委託を受けて、平成14年に「両国子育てひろば」、また平成15年に10月より「文化子育てひろば」の二施設を開設しました。これらは、子育ての相談事業、親子が楽しく遊べるさまざまなプログラムを実施しており、利用者数は、年間両国が2万4千人、文化が3万2千人と好評です。
菊川保育園につきましては、昨年墨田区からの勧めで、国の「子ども安全基金」を利用して改築することになり、7月1日着工、翌年8月31日完成の予定です。
最近、社会事業から宗教色を排除する傾向がありますが、わたしどもは「ベタニヤホームはすべての事業をキリスト教の精神に基づいて行う」とベタニヤ憲章の第一にかかげております。聖書の言葉に「子どもたちを来させなさい。天の国はこのような者たちのものである」(マタイ19・14)とあるように、保育のわざを「子どもがかわいい」「子育ては楽しい」と思えるような働きを職員全体が心がけています。

高齢者伝道シリーズ(P2委員会)クリスチャンワーカー

日本福音ルーテル東京教会会員 高橋 睦

「あんたは神様に首根っこを”ひょいっ”と掴まれておるんじゃよ」
高校を卒業し、具体的に社会福祉の仕事を考えている頃、岸千年先生に云われたことばです。もう三十年ほど前になるでしょうか。
日本ルーテル神学大学(現・ルーテル学院大学)キリスト教社会福祉コース卒業後の二十数年は、宗教を背景に持たない高齢者福祉施設の現場で働いていました。その中で、クリスチャンワーカーとはいったい何だろう? なかなか答えの見えない問いで、そのままにしていました。
四年前に入職した東京老人ホームは、関東大震災直後に被災した高齢者の生活を守るためにルーテル教会が造った施設で、今でも毎朝の利用者の礼拝や、イースター礼拝、追悼礼拝などが自由参加で守られています。もちろん食事の方法、お風呂の入り方が特別なキリスト教式というはずもなく、クリスチャンではないワーカーも多く働いています。
「クリスチャンでなければできないお世話」ではないとすれば、「クリスチャンだから」とはいったい何でしょうか。
職員の多くは、介護福祉士などの国家資格にチャレンジし、スキルを高めて、その専門性をよりどころの一つとして日々の業務にあたっていますし、私自身もそのようにしてきました。私たちクリスチャンワーカーは、キリストに支えられた使命感を持つことを土台にして、その専門性を活かし、目の前にいる方々と「共にあり続ける」ことができるのでしょう。
「神様に首根っこを掴まれている」ことを受け入れ、安心して。

世界の子ども支援チャリティコンサート 各地で大盛況

日本福音ルーテル教会(JELC)/日本福音ルーテル社団(JELA)の共同プログラム「世界の子ども支援チャリティコンサート」は、五月中旬から四週間にわたって全国九教会(博多、松山、甲府、三鷹、神戸、静岡、栄光、田園調布、聖パウロ)で開催されました。来場者は総計七五三人。七六一九二一円の献金は、JELCの連帯献金とJELAのアジア子ども支援に全額用いられます。以下は松山教会からの報告です。

二〇一〇年五月十六日(日)、日本音楽コンクール一位、香川県文化芸術新人賞受賞の上野由恵さん(ピアノ伴奏・圓井晶子さん)のフルート演奏会を行ないました。普通でしたら、三〇〇〇円の入場料をとって、二〇〇〇人の大ホールでもいっぱいにできる人が、六〇人で満杯になる松山ルーテル教会で、入場無料のコンサートを開いてくださったのです。
二階も、玄関ロビーも、会堂内も補助椅子をおいて、一二〇人の大聴衆でした。上野さんを松山に送ってくださった日本福音ルーテル社団の「世界の子ども支援」計画のために席上献金を募ったところ、十万七五〇円が集まり、深い感謝の思いに満たされました。
松山ルーテル教会としては、ただ音楽会を催したのではなく、まず町の人が、教会の会堂の中に入る機会を作ること、これを伝道の第一歩と考えてのことです。この二年間、様々なイベントを実行してきました。今回の成功には、信徒(少数しかいない)が招待ハガキを多く配り、クチコミで伝えたことがいちばん有効でした。伝道の成果です。
マスコミでは、朝日と読売だけが前日に小さく載せてくれました。ローカルの生活情報誌と地元の愛媛新聞からは黙殺されました。マスコミとのかかわりは、これからの課題です。もっと早めに、詳しい情報を流さなければなりません。市会議員のひとりが、コンサートにかけつけてくれました。市会議員、県会議員が礼拝に来る教会を夢見ていますので、これも、踏み出しの第一歩です。
(松山ルーテル教会 役員会)

牧師補研修報告

2009年4月に任用された、鷲見達也、小山茂、崔 大凡、汲田真帆の4名の牧師補を対象に実施された2009年度牧師補研修は、3月の新任・牧師補研修(市ヶ谷センター)、10月(福岡・二日市教会)の中間研修、さらに5月17日から18日の二日間、最終研修を市ヶ谷センターで行い、所定の研修を修了した。
5月の最終研修では所定の評価表に従って、提出された「牧師補の自己評価」、「指導牧師の評価」、「信徒の側からの評価」に基づき、一年間の振り返りと教会職務を遂行するところでの各々の将来の自己課題を牧師補本人も自己認識を深めることで、今後の牧師職をより向上させていくための必要な学びの時を持った。さらに、各牧師補から以下のような自己課題に沿ったレポート(A4,4ページ程度)を提出してもらった。
崔 大凡 牧師補 「きずなを深める」、鷲見達也牧師補 「主任牧師としてのリーダーシップの確立」、小山 茂牧師補 「二礼拝所の礼拝あり方」、汲田真帆 牧師補 「1週間の牧師としての生活の組み立て方」。
6月常議員会では各々が所属教区常議員会を通して、牧師への身分変更の申請が提出され、承認された。ただし、汲田真帆牧師補は最終研修においては休養中であったので、牧師補から牧師への身分変更申請の取り扱いは回復状況の見定めも含めて、指導牧師と東教区常議員会に委ねることとした。
(牧師補研修委員長 青田 勇)

2010年度 日本福音ルーテル教会教師試験実施のお知らせ

2010年度の日本福音ルーテル教会の教師試験を左記要領にて実施いたします。
教師試験を受けようとする志願者は左記書類を整え、教会事務局にご提出くださいますよう、よろしくお願いいたします。


Ⅰ.提出書類
1教師志願書
2履歴書〈学歴、職歴、信仰歴、家庭状況等を記入すること〉
3教籍謄本(所属教会教籍簿の写し)
4成年被後見人または被保佐人として登記されていないことの証明書(法務局交付のもの。任用試験時に必要になります)
5所属教会牧師の推薦書
6神学校卒業(見込証明書及び推薦書
7健康診断書(事務局に所定の用紙があります)
Ⅱ.提出期限(期限厳守)
2010年9月17日(金)午後5時までに教会事務局 提出。
Ⅲ.提出先
日本福音ルーテル教会常議員会長 渡邉純幸 宛
Ⅳ.試験日及び試験内容
直接本人に連絡します。

第一回 教職短期海外研修 参加者募集

■期間 最長一ヶ月
■研修受入国
◯アメリカ(サウスキャロライナ・シノッド/ELCA)
◯フィンランド(ルーテル福音協会)
◯ドイツ(ブラウンシュヴァイク州福音ルーテル教会)
■目的 ルター派の海外教会・団体との親善と交流関係を推進し、日本福音ルーテル教会の宣教の進展を図るため。
■費用 旅費の往復費用は自己負担 (滞在費は受入団体負担)
ご希望の方は、教区長を通してお申し込みください。なお、研修人数は、各国一名となっています。
お問合せは、事務局宣教室へ。

「るうてる」福音版 今後の発行について

本紙福音版につきましては、諸般の事情により9月号、10月号、11月号は休刊とし、12月号をクリスマス特集として発刊いたします。連載記事(「いのちはぐくむ」と「園長日記」)につきましては、休刊中も、「るうてる」本紙に掲載いたします。 今後、紙面の充実をさらに図るべく努力いたしますので、なにとぞご理解を賜りますよう、お願いします。
広報室長 徳野昌博

公 告

この度左記の行為を致しますので、宗教法人法第二三条の規定に基づき公告致します。

二〇一〇年六月一〇日
宗教法人
日本福音ルーテル教会
代表役員 渡邉 純幸

信徒利害関係人 各位

①浜名教会 集会室新築
・種類 集会室(一階)
・構造 鉄骨造キーストン プレート葺平屋 建
・面積 約五〇㎡(ユニットハウス使用)

②大牟田教会 建物取壊
・種類 居宅(一階)教室(二階)
・構造 木造セメント瓦葺 二階建
・面積 一階 七一・〇七㎡ 二階一三・二二㎡
・理由 築後五十三年を経過、老朽化による 損傷激しく危険であり、数年来無人にて近隣にも無用心であるため。

世界のルーテル教会の動向(総会員数)

事務局宣教室
今年7月20日から27日にかけてドイツのシュトゥッガルトで第11回ルーテル世界連盟大会が7年ぶりに「日々の糧を与えてください」というテーマの下で開催される。世界各地のルーテル教会から418名が参加する予定でいる。
今年の春に、ルーテル世界連盟(LWF)が2009年度統計としてまとめた、LWFに所属している140教会の総教会員数は、前年の2008年度より、1,589,225人増加して、70,053,316人である。これはヨーロッパ地域での教会合同及びアフリカとアジアの教会員の増加現象によるものであるが、ラテン・アメリカ、カリブ海、及び北アメリカのルーテル教会員は僅かながら減少傾向を示している。
地域別に会員数を見ると、アフリカ大陸全土では18,520,690人(44教会)。その主な内訳はタンザニア530万人、エチオピア529万人、マダガスカル300万人、ナイジェリア205万人。
アジア全体は8,746,434人(65教会)。その主な内訳はインドネシア563万人、インド191万人、パプアニューギニア104万人、 マレーシア10万人、ホンコン5万人、日本3万人。
ヨーロッパ大陸は37,164,411人(56教会)。その主な内訳はドイツ1,293万人、スゥーデン675万人、デンマーク449万人、フィンランド447万人、ノルウェー401万人、オランダ210万人。さらに、ELCAとカナダのルーテル教会を有する北アメリカは、4,784,089人である。
なお、日本福音ルーテル教会と教会間の宣教協力関係を築いている、ドイツ・ブラウンシュバイク教会は39,500人、ブラジル・ルーテル告白福音教会は717,000人、アメリカ福音ルーテル教会は4,623,301人である。

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