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るうてる2007年

るうてる2007年8月号

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深い信仰と祈りの歴史に触れて~SLEY福音大会出席

 SLEY(フィンランド福音ルーテル協会)の福音大会に出席された徳弘事務局長からレポートを頂きました。
 SLEYの福音大会に招待され、6月22日より7月3日までフィンランドを訪問しました。
 夏至祭りでもあるヨハネの日の休暇の時期で、湖畔のコテージの集会を訪ねました。白夜で夜も明るく美しい森と湖を見ながら、賛美し、祈り、聖書研究やメッセージを聞き、お茶を飲み、おしゃべりを楽しみ、サウナに入り、湖に飛び込む……、そんな自然な信仰者たちの仲間に入れて頂きました。
 本部で宣教師派遣や受入れについて再確認し、アルコール依存者施設も訪問しました。トゥルクのオーボアカデミーを訪問し、神学の歴史や深さに触れました。宣教師候補者たちとも懇談し、将来を感じました。
 イルシタロの福音大会は、街の広場をメイン会場にし、種々の集会が開かれます。SLEY年次総会を覗き、子どもや青年の集会でメッセージをし、礼拝で15000人の聖餐式の奉仕、派遣式のメッセージなどをしました。
 元宣教師の方々とも嬉しい再会をしました。湖畔のコテージでは初期宣教師ミンキネン氏の娘ナンニさん(88歳)にもお会いしました。「まぁ、夢のようね、こんにちは!」と、急遽ご自宅に招かれ、ご飯を炊き夕食をご馳走になりながら、日本語で思い出を沢山語ってくださいました。
 日本伝道は一番歴史も長く人々の愛着や祈りが大きいことを感じましたが、大会ではアフリカ諸国が難民もおり、イスラム教の中のルーテル教会ということで、注目されていました。宣教協力により、JELCも教会成長させられ、ともに世界宣教を担えるように祈らされます。
(徳弘浩隆)

アワーミッションレポート「まきばの家」

風にのって

2007年1月24日、社会福祉法人デンマーク牧場福祉会(静岡県袋井市)では、児童養護施設「まきばの家」の竣工式を執り行い、多くの関係者が集い、喜びを共にしました。この竣工式と共に行われたのが、ある像の除幕式でした。それは、新しく建てられた施設の門前に、訪れる人を出迎えるように設置された「はばたけ 風にのって」というタイトルがつけられた少女の像でした。
2004年9月、同じ敷地にある施設「子どもの家」に入所されていた吉田美花さんが亡くなられ、ご両親は深い悲しみのうちにおかれました。そのような中、ご両親のもとにはコーラス仲間であった友人から「こんな詩がある。慰めになれば」と送られて来たのが「千の風になって」という外国の詩を翻訳したものでした(まだ、同名の歌が流行する前のことです)。この詩にたいへん慰められたと吉田さんは振り返ります。また、「大地」(子どもの家の機関誌)の特集号に、子どもの家の仲間から美花さんへのお別れの言葉が書いてあり、葬式のときにも要約したものを施設長の松田さんに読んでもらいました。「参列者は『いい仲間がいる施設だね』と涙してくれた」と吉田さんは語ります。
その後、美花さんが愛した施設に何かをしたいと思うようになり、施設長である松田氏に相談をしました。そして、施設への寄付と共に記念に残る像を建てることになりました。像のイメージは、「風と少女」でした。
ご両親は像を建てるために、彫刻家を探しました。そんな時、合唱の合宿のために何度か訪れたことのある埼玉県にある青年の家に印象に残る少女の像があったことを思い出しました。その施設を訪問して作者が「サイトウカオル」という名前であることがわかり――施設に問い合わせてもわからないということで――インターネットでその作者を探しました。しかし、いくら検索しても、それらしい人物はわかりません。それでも、その方に像を彫ってほしいと思いを強くした吉田さん夫妻は、小さな情報も逃さないように、自宅の台所にあるホワイトボードに作者の名前を書いたメモを貼っておきました。「ある日、たまたま訪れた近所に住む息子の嫁が、そのメモを見て『これは私の高校の同級生の父親で、元高校の美術の先生ではないか』と言った」と吉田さんは当時を振り返ります。早速、その友人に電話をし、探し求めていた作者齋藤馨先生を見つけ、事情を説明すると齋藤先生は快く制作を引き受けてくれました。先生の数多くの作品は偶然「少女と風」が主テーマで、それがとても素晴らしいと思ったご両親は「施設を飛び立つ子どもたちを支えるイメージを」と伝え、齋藤先生は鳩を支えて飛び立たせる構図を考えてくれました。
「千の風になって」という詩の言葉に慰められ、また像の題字を書いた村山朝偉先生(古代文字書家として有名)をはじめ多くの人々との出会いを通して作られた少女の像は、その手の中の小さな「いのち」をやさしく押し出しながら、まきばの家の入り口で訪れる人を迎えています。

『ダイヤモンドもただの石』

 教会で娘がジュースを飲んでいました。そこへ年下の友達がきて、隣に何も言わず、じっと立っていました。大人たちが「ジュースをわけてあげなさい」と言います。娘は聞こえないふりしていました。お友達は何も言わずに立っています。そのまま沈黙の時間は過ぎていきました。
 その様子を見て可笑しくなりました。何も言わないお友達のことを思って、まわりの大人たちは「わけてあげたら」と言うのです。しかし、娘には絶対に分けたくない理由があるのです。初めて自分のこずかいで買ったジュースだったのですから。
 毎月少しずつ貯金し、こずかいを大切にとっておいたのです。初めて自分のお金を自分のために使えたのです。そんなに簡単に分けることはできないのです。 
 自分のものを与えることは、簡単なようでとても難しいことです。人から見ればただの石ころでも、自分にとってはダイヤモンドなのです。どれだけの価値をそれに見いだしているかで違います。それでもダイヤモンドはただの石。私たちにとって、イエス様のみ言葉のほかに価値があるものはありません。十字架の出来事はすべてを与えてくださったことを告げるのです。
(柿のたね)

牧師の声 私の愛唱聖句

東教区 飯田教会 牧師  大宮 陸孝

子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。(ルカによる福音書18章16~17節)

 幼稚園、保育園の働きを通して、幼い子どもたちに毎日のように関わり、触れている生活がもう20数年も続いています。近年は間もなく6歳の女の子を頭に、4歳、2歳の男の子の3人の孫たちに囲まれて、幼い子どもたちは私の生活においては、なくてはならない、いて当たり前の、いつも一緒に生きている存在となっています。
 本日も、今年卒園していった15名の卒園児が1年生になってから3ヶ月ぶりにルーテル幼稚園に集まって、同級会を今開いているところです。以前よりはちょっとだけ社会性が身に付いて来たかなと思えるぐらいの変化はありますが、昨日までそのままここに生活していたかのような錯覚に陥るほど、この子どもたちが今ここにいることがごく自然に見えますから不思議です。
 そんな生活の中で、このごろは冒頭に掲げました聖句がますます身にしみるようになって来ました。と同時に、だいぶ前に総武線の電車で遭遇したある光景がいつも甦って来ます。おとなしく座席に座っていた姉妹と思われる幼い子ども2人ちょうど幼稚園児ぐらいです。次の駅が私の目的駅でしたが、走行中の電車の中、突然この幼い子どもが、危機迫る悲痛な声で「ママー」「ママー」と叫びだしたのです。母親らしい人は近くにおりませんでした。間もなく叫び続ける幼子のもとに駅員の方がやって来ました。ちょうどその時に電車は駅に到着しました。あいた扉の前で、振り返って子どもたちの様子を見ていましたが、そのまま扉が閉まる前に電車を降りたのです。気にかかる出来事として私の心に今も残っています。今私はこの幼子たちを神の祝福の前に置くとはどういうことなのかを問われています。

信徒の声 教会の宝石を捜して

東教区 むさしの教会 信徒   福山 春代
百歳おめでとうございます。福山さんは福山猛牧師(1901~87)夫人として長くルーテル教会を支え守ってきてくださいました。お隣にご長男夫婦が住んでおられますが、今でもお一人で生活なさっておられます。長く飯能集会の中心メンバーでもあられて、そのユーモア溢れるお話は年齢を感じさせません。本日はぜひ長寿の秘訣を伺いたいと思います。
 そうですねえ。別に自分で歳を取りたくてこの歳になったわけではないのですが……。私が心がけていることがいくつかありますので、参考になるか分かりませんが、お話させていただきます。毎朝起きたらイソジンでうがいをすることにしています。そして熱い緑茶を飲んでいます。これが健康にいいと思います。あと、時々バナナがいいんです。繊維質があって。バナナのことは昔、近所の薬剤師が教えてくれました。
イソジンとタンニンとバナナですか。うがいは首の運動にもなりますね。
 あとはやはり、毎週礼拝に来て牧師先生の説教を聴くことです。最近は耳が遠くなりましたし、教会にも毎週というわけにはまいりませんが。この頃は息子が車で連れてきてくれます。先生の声はあの説教台の上からはよく聞こえるのですが、降りると聞こえなくなるのはなぜでしょうか。礼拝に来ると、どんなに悲しくふさいだ気持ちでいても、帰る時には楽な気持ちになります。イエスさまが重荷を引き受けてくださいますから。礼拝に来ることができる恵みを本当に強く感じます。
百歳を記念して、この羊の安眠枕を教文館で求めてきました。どうか教会からの記念品としてお受け取りください。神さまの祝福をお祈りいたします。
 ありがとうございました。私のような者のためにこのように皆さんでお祝いしていただいて本当に嬉しゅうございました。

3月11日の礼拝後にお祝いの時を持ちました。途中、教会員から頂いたお祝いの句をしっかりとした声で二つ披露してくださいました。そのどこまでも柔軟で開かれた対話を楽しむお姿は私たちの鏡です。羊のハーブ入り安眠枕も喜んでいただけました。

東洋と西洋の対話⑤

第5回 私達は困窮する世界のために祈ります(教会の祈り)。

「願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい」 (テモテへの手紙一2章1節)

平岡(以下「平」):私達は祈ります。祈りは分裂した世界、そして人々を御心によって繋ぎ合わせます。
Lathrop(以下「L」):キリスト者は自分のためだけでなく他者のために祈ります。古くからキリス教礼拝が持つ特徴の一つは、集められた共同体が一つとなり世界のために共に祈ることでした。―貧困・病苦・死に瀕している人々のために、世界と様々な場所で働くリーダー達のために、戦場と化した国々のために、社会の片隅で苦しむ名もなき人々のために、被造物とその命のために、全ての教会と一致のために、そして敵対する者達のためにさえ。キリスト者は平和、正義、癒し、赦し、そして和解を求め祈ります。この時、礼拝に集められた人々はキリスト者が祈りに覚えるその人々に代わり、神の御前に立ちます。そしてまさにこの仕方に於いて、キリスト者の集まりは、”全信徒祭司性”であるのです。(1ペテロ2:9)
平:創造の秩序の転倒は、男と女の自由で対等な関係を呪いのもとにある主従関係へと変えてしまいました。しかし、キリストの愛の秩序によって再創造された女と男は、今、再び神の御前に等しく立ち、祭司として共にとりなしの祈りをささげます。
L:礼拝式順に於いて、私達は神の言葉を聞き神の言葉を歌った後、とりなしの祈りを祈ります。神の言葉は神の約束を告げます。―とりなしの祈りは他者のためにその約束を求めます。神の言葉は私達に信仰をもたらし、私達をキリストの体とします。―とりなしの祈りに於いて、私達は他の人々に代わり私達の信仰を神に立ち返らせ、愛によって仕える共同体を困窮する世界に向けて方向転換します。
平:人間は愛の関係を失い、力による支配と不正な搾取に苦しみます。しかし私達が困窮した世界を覚え祈る時、神の正義と平和、和解と赦しは、今ここに実現してゆくのです。

信仰の学び、養いを生涯続ける

第5回  生まれる前から、死んだ後まで

 今年の3月末から4月の初めにかけて、日本福音ルーテル教会のドイツにおける姉妹教会であるブラウンシュヴァイク福音ルーテル教会からヴェーバー監督(ビショップ)が私たちの教会を公式訪問なさいました。私は4月1日の東京教会における説教の通訳を務めましたが、その記念にと監督がなさった「教理問答説教」シリーズの本を一冊いただきました。それをきっかけにして始まった会話の中で私は、昨年神学校の講義でルターの教理問答の背景や、現代における意味と課題について取り上げ、今年は「るうてる」に1年間、「現代における教理問答」のコラムを連載するとお話して、互いに大いに共鳴しあったのです。
 帰国後に監督はさらに数冊、この関連のご自身の説教集を送ってくださいました。現代のドイツでも日本でも、信仰の中心に関わる事柄と、それに従って生きる信仰の生活について繰り返し説教することが説教者の課題のひとつであることを互いに確認もし、また分かち合いもしたのでした。
 ルターは宗教改革形成期の1526年に、ドイツ語の礼拝のために『ドイツミサと礼拝の順序』を著わしますが、礼拝が若者に対してもっている意味を説いて、「素朴で簡潔で平易なよい教理問答が必要である。教理問答はそれによってキリスト者になろうとする者がキリスト教について信じ、行い、控え、知らなければならないことを教え導く教育のことである」と書き、説教によっても、家庭においても若者の信仰教育の必要性と重要性を強調しました。
 そればかりではありません。宗教改革がどうなるかという危機に直面した1523年3月、急遽身の危険も顧みずにワルトブルクからウィッテンベルクに帰還して行った8日間の連続説教の冒頭では、死に臨んで人はただ独り、という一面を指摘した上で、「そのときには各人が、キリスト者であれば求められる信仰の主要条項を十分に知って、準備ができていなければならない」とも言います。つまり信仰の教育は一生続くものだ、と言いたいのです。
 そうです。信仰の教育こそ「ゆりかごから墓場まで」なのです。長寿の一生が大勢の人のものとなった現代、赤ちゃんからお年寄りまで、それぞれの信仰と生活に即した信仰の教育が、計画的にも、その時々に即しても、教会で試みられなければならないでしょう。教会の切実な課題です。

神学生寮の思い出

東海教区長 静岡教会牧師 青田 勇
 今から思い起こせば、私は36年前の1971年に、日本ルーテル神学校に入学し、そこでの4年間で、牧師になるための必要な学びをルター寮での共同生活を通して、与えられました。当時の寮は、1969年に旧・日本ルーテル神学大学が東京・中野区鷺宮から三鷹キャンパスに移転したばかりの真新しい、4階建のルター寮であります。大学の卒業式を終えた後、3月末だったと思いますが、僅かばかりの引越し荷物を運ぶために、実家の熱海から母を車の横に乗せて、約3時間、厚木から八王子を経て、三鷹のキャンパスに行きました。すでに一年間のギリシャ語の聴講で通い、入学試験で前に来ていた場所であったとしても、引越し荷物を寮の部屋に運びながら、あらためて、これから4年間、神学教育の研鑽と寮の共同生活する神学校の建物がいかに豪壮な建物であるかを実感しました。
 そして、牧師になって、5年を過ぎた頃、遣わされた教会での会堂建築に携わった時に、この神学校の建物を設計した村野籐吾という建築家は、文化勲を受章し、当時、丹下健三と共に日本を代表する有名な建築家の一人であったことを知らされました。さらに、この村野籐吾氏は若い建築家に、「小さいことをやりなさい」と言ったそうです。また、彼は、「便所と階段ができたら一応、大工として1人前になる。それから手が慣れてくる。みんな初めからこれをやる。その階段に早く慣れると、そうすればそいつを使うことができる」。「大きいものをやる必要はない。大きいものはすぐできることになる。小さいものをうまくやくなさい」、とある本で書いていますが、これは今でも一人の牧師である私の心に語りかける大事な言葉となっています。

■募金活動にご協力下さい■
従来の寮棟を『ルターホール』と名称を変え大改修します。この事業にご理解いただき、ぜひとも募金にご賛同、ご協力お願いいたします。
募集期間 2007年4月~2009年3月
送金先 学校法人 ルーテル学院
取扱機関 郵便振替口座00140-2171183
(所定の郵便振替用紙をご利用下さい)
銀行口座 三菱東京UFJ銀行三鷹支店普通口座 4126089
名 義 学校法人 ルーテル学院
【お問い合せ】
ルーテル学院大学・神学校後援会(0422-31-4611)
教会事務局(03-3260-8631)

クリスチャンのライフカレンダー

~最期のときを迎えて~

 昨日は揃って病室へ来て、私の病気の進み具合と今後の見通しについて本当のことを話してくれてありがとう。予想以上に悪く、残された時間に限りがあると知らされ、さすがのお父さんも一晩眠れなかった。様々なことを考え、ほとんどパニック。涙も出てしまった。ふだん偉そうでも、いざとなると弱いものだね。
 朝になってやっと詩編を読んだ。いつしか詩人たちの絞り出すような苦悩の声に私の思いが重なり、彼らの希望が私の心にも沁み込んできた。「お委ねしよう」そう思えるようになった。けどこれからもきっと揺り戻しは来、ジタバタもするだろう。でも、「それでもいいよ」とイエスさまは仰ってくださったよ。
 一つだけ頼みがある。もはやこれ以上の治療は無駄だと判断したら、延命のための過剰な治療はしないでほしい。でも、痛みだけは抑えてほしい。安楽死など望まない。召されるその時まで精一杯心豊かに生きたいのだ。お母さんを支えてあげてください。父より

LAOS講座「LAOS講座を学びつつ」

市ヶ谷教会 前山貴史子
 私自身、単立キリスト教会から、日キの教会へと導かれました。ルター研究所の設立に招かれ、ルーテル神大の公開講座で学ぶ機会が与えられました。これは一重に一人の先輩の姉妹の導きでした。「恵みのみ」「信仰のみ」による信仰義認の教えを学びました。
 そして今、LAOS講座。神の民として、神様に招かれ、祝福を受け、神様の御愛と、牧師を通して神様からのみことばを頂き、祈り、讃美をします。
 聖餐式には、イエス様御自身の犠牲のパンとぶどう酒を、私達一人ひとりの信徒に分け与えてくださり、神の民として身体で新しく覚えてゆきます。この神の民一人ひとりが聖霊の賜物を受け、宣教の真の担い手として、みことばと行いによって主に仕え、教会の中で、また外で賜っている恵みは、奉仕と証しをしていくことにあると、学んでいます。
 この神の御愛を隣人に宣べ伝えていけるよう、頂いている賜物をもって信仰生活ができるようにと祈っていきたいです。

※執筆者によるLAOS講座はjelc.TVで御覧いただけます。 URL http://jelc.tv/

教会音楽祭

 6月17日(日)、東京カテドラル聖マリア大聖堂(東京都文京区)にて、第28回教会音楽祭が1000人を超える会衆を集め、開催されました。
 教会音楽祭は2年に1度開催され、カトリック教会、聖公会、日本基督教団をはじめ諸教派がテーマに即した新しい曲等を披露し合う恵まれた機会です。
 今回、ルーテル教会が担当教派となり、準備から当日の進行まで分担して受け持ちました。説教を山之内正俊総会議長(東京)、奏楽を湯口依子姉(市ヶ谷)、全体司会を佐藤和宏牧師(千葉)がそれぞれ担当しました。また、東教区の各教会に聖歌隊への参加を呼びかけ、折江忠道兄(市ヶ谷)の指揮のもと、約80名の聖歌隊を結成、子どもたちも加わって力強く、また愛らしい賛美の声は会衆を魅了しました。
 今回、ルーテル教会でもテーマに即した曲を公募しましたが、萩森兄(むさしの)の作品が選ばれ、ルーテル教会聖歌隊によって披露されました。
 来年は40周年記念礼拝の予定です。

聖書フォーラム

 6月27日(水)~28日(木)にかけて、東京国際フォーラム(有楽町)にて、国際聖書フォーラム2007(主催・日本聖書協会)が開催されました。
 海外から5人の神学者を招き、5つのセミナーには合わせて1800人を超える参加者が集まりました。
 マーヴィン・マイヤー氏(チャップマン大学教授・写真)は「初期キリスト文献で隅に追いやられた弟子たちの復権―疑り深いトマス、マグダラのマリア、イスカリオテのユダ―」と題して講演し、3人の名前を冠とする福音書について取り上げました。

第14回宣教フォーラム

 むさしの教会を開催場所とした今年の宣教フォーラム。開会礼拝ではむさしの教会独自の式文を用い、特色を出すことができました。
 キリスト教福祉の第一人者、阿部志郎先生の講演は、ご高齢を感じさせない語り口から、キリスト者として福祉に携わる意図を感じ、そこから社会に関わるキリスト者の生き方・信仰を考えさせられました。午後の分団は今年の特徴で自由選択。棲み分けが自然とでき、各分団とも有意義な話し合い、与えられた賜物である光の分かち合いを持つことができました。
 参加いただいた皆様、むさしの教会の皆様、なによりここまで導いてくださった神様のおかげと感謝いたしております。
 9月に報告書が発行されます。
(山本香児)

人事異動続報

・高塚郁男 
京都教会主任牧師辞任願い(賀茂川教会主任牧師と修学院教会主任牧師は継続)を承認する。
・立野泰博
京都教会主任牧師(兼)
・石居正己
京都教会牧会委嘱
(新規)
 るうてる4月号以降、後日決定分の正式な発表が遅れて関係の方々にはご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。
事務局長 徳弘浩隆

るうてるINFORMATION

【9/16~17】全国教会教育フェスティバル

 テーマは「種をまこう!―涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる(詩編126:5)」。「悩みのわかちあい」、「身体と心のウォーミングアップ」、「子どもたちにお話を」、「さんびか情報交換」などの分科会を予定しています。
■場所:ウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会
■主催・お問合せ:NCC教育部(連絡先:03-3203-0731)
■募集人数:150名/参加費:3,000円

【9/22~24】第11回 全国青年修養会

■テーマ:創造
■場所:福岡市東区(箱崎教会、聖ペテロ教会、恵泉幼稚園)
■主催:全国青年連絡会
■後援:宣教室TNG-YOUTH、日本福音ルーテル教会女性会連盟
■参加費:10,000円

【10/17~26】第1回 カンボジア ワークキャンプ(JELA-JELC共同プログラム)

 テーマは「笑顔を作る、未来を築く~神の働きに参与する~」。LWFが建設してる小学校でのワーク(ペンキ塗りなど)や小学校訪問(子どもたちとの交流)、医療現場見学、アンコールワット見学などを予定しています。
■主催:世界宣教委員会、日本福音ルーテル社団(JELA)
■企画:宣教室 TNG委員会
■募集人数:10名程度/参加費用:198,000円(予定)/対象年齢:18歳以上/締め切り:2007年9月2日
■問合せ・申し込み:教会事務局宣教室(担当:乙守)
mail:mission04@jelc.or.jp/FAX:03-3260-1948

【11/12~22】パレスチナ平和交流ツアー

■目的:ベツレヘム・クリスマス・ルーテル教会との平和交流プログラム
■企画:JELC宣教室・世界宣教委員会
■募集人数:15名程度/参加費用:298,000円(予定)/締め切り:2007年9月2日
■問合せ・申し込み:教会事務局宣教室(担当:乙守)
mail:mission04@jelc.or.jp/FAX:03-3260-1948

ペンテコステ礼拝献金進捗状況

今年も「ペンテコステの礼拝献金は、世界宣教のために」と、例年のようにポスターをお送りして、お願いしました。また、今年は献金袋もお送りさせていただきました。皆さんの教会では、いかがだったでしょうか。まだ、集計の途中ですし、送金がまだの教会もあると思いますが、進捗をご報告します。

目標金額 2528000円
既にお捧げいただいた献金額 499,427円(目標額の19.7%)
目標金額まであと2,028,573円
■世界宣教を覚えての献金にご協力ください。

献金者名(教会、団体、個人)
■ブラジル伝道
津田沼教会
中村好子
大岡山教会
牧之瀬恭子
知多教会
■日米協力伝道
児島和子
松嶋俊介
増野 肇
川上義充
長野教会
上道つるゑ
■メコン(カンボジア・
タイ)宣教支援
中村好子
神水教会
■パレスチナ支援
日田教会
中村好子
若松笑子
寺島文世
■世界宣教
雪ヶ谷教会
唐津教会
松橋教会
大垣教会
箱崎教会
中村好子
蒲田教会
千葉教会
京都教会
名東教会
大岡山教会
飯野タケ
広島教会
聖ペテロ教会
函館教会
箱崎教会CS
恵泉幼稚園
小田原教会
(順不同・敬称略)

現在19教会、2団体、15名の方にご協力いただいております。
ありがとうございます。

募集

 機関紙「るうてる」では、1面アワーミッションレポートのコーナーに掲載する情報を募集しています。
 各教区の機関紙委員にご連絡お願いします。

北海道 V.ソベリ(函館)
岡田薫(札幌北)
東 平岡正幸(三鷹)
東海 末竹十大(名古屋)
西 滝田浩之(大阪)
九州 岩切雄太(八幡)

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