1. HOME
  2. ブログ
  3. 機関紙るうてる
  4. るうてる2011年2月号

刊行物

BLOG

機関紙るうてる

るうてる2011年2月号

機関紙PDF

説教 イエス様の洗礼

「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。」 
コリントの信徒への手紙一 五章十七節

イエス様は洗礼者ヨハネから洗礼を受けました。これを契機に、イエス様は家を出て、救い主、キリストとしての活動を始めます。「公生涯」、公の生涯のスタートです。わたしたちの洗礼も、神様の子ども、神様のものとしての人生の新たな始まり、スタートです。

 洗礼者ヨハネは、「最後の預言者」とも言われていました。預言者として彼は、神の審判を説き、ヨルダン川で悔い改めに導く洗礼を授けていたのです。そして、人々は罪を告白して洗礼を受けました。
 新約聖書の「罪」という言葉には「的はずれ」と言う意味があります。神様と人との関係、絆が崩れて、ボタンの掛け違いが起こり、すべてがずれてしまっている状態、何とも居心地の悪い状態のことです。そこで、ヨハネは、神様と人との関係を修復し、正しい関係にするために、人間に悔い改めを迫り、洗礼を授けていたのです。
 洗礼を受ける人たちの中に、罪無きキリストであるイエス様がいます。イエス様は、罪人であるわたしたちの仲間になってくださったのです。イエス様は、「お前たちとは違う」、「一緒にされてはこまる」とは言われないのです。そこに、人間に対するイエス様の愛があります。

 洗礼は、イエス様の十字架の死と復活を体験した使徒たち以来、キリスト教会の働きの一つとなり、今日の教会にも引き継がれています。教会で、わたしたちが授けられる洗礼はキリストの名による洗礼です。それはキリストの中への洗礼です。つまり、キリストと一体となるのです。それはキリストの死にも与ることで、古い自分に死ぬのです。洗礼においてわたしたちは死にます。キリストと共に復活して、新しい命に生き始めるために。
 洗礼を受けているということは、キリストに結ばれているということです。キリストに結ばれること、これは人生における決定的なことです。パウロが「誰でもキリストに結ばれるならば、新しく創造されたものです」と言っていますが、洗礼は、わたしたちの人生の新しい創造です。新しい創造は死を経て実現します。洗礼によって、キリストの死に与り、キリストと共に葬られて、罪に死ぬのです。そして、キリストの義に与り、キリストに結ばれて、キリストと共に、新しい命に生き始めます。新しい創造、新しい人生のスタートとしての洗礼です。
 洗礼には、必ず水が用いられます。水は死と結びついています。水に漬けられては人間は生きていくことはできません。洗礼の水は、キリストと共に死ぬことを象徴しています。死んだ者は罪から解放されています。水は死を意味しますが、同時に、水がなければ命は維持できません。「命の水」と言われたりもしますが、命に水は欠かせません。
 生命は海から誕生したと言われますが、命と水は切っても切れない関係です。洗礼から離れては新しい命を生き続けることはできません。キリストの名による洗礼によって、まことの命の水であるキリストに結ばれて生きる生活が始まります。それは、本当に生きるということ、わたしがわたしとして、わたしらしく生きることです。

 それは苦労のない人生と言うことではありません。洗礼を受けても苦労は無くなりません。洗礼を受けて病気が治ることもあるかもしれませんが、治らないことも多いのです。しかし、その意味が違ってきます。使徒パウロは言います。「キリストに結ばれているならば、自分たちの苦労、苦しみは決して無駄にはならない」と。キリストと結ばれるなら、どんなに苦労することがあっても、そのどれ一つも無駄ではないのです。キリストに結ばれて生きるとは、そういう意味で実に決定的なことなのです。洗礼を受け、キリストに結ばれることで、人生のすべてが、根本から変わるのです。
小石川教会牧師 徳野昌博

風の道具箱

春さがし

 初恋の思い出です。あるとき好きだった女の子が、「私、フリージアの花が大好き」というのを小耳にはさみました。ところが、その子がいきなり転校することになりました。なんとか初恋の思いを伝えようと、フリージアを贈ることにしたのです。  
 その頃、花と言えば桜とチューリップしかわからない私でしたから大変。フリージアの花はどんなものか、植物図鑑から国語辞典、英語辞典まで調べました。何とかわかったのは、原産地はどこで何科の植物ということだけでした。フリージアが日本に、しかも田舎にあるとは思えず、もうだめだと諦めてしまいました。それでもフリージアの花を贈りたいという心で近くの花屋さんに行ったのです。そして一言「フリージアに似た花を下さい」と。すると花屋さんは「フリージアはあるけれど、似たものはないねえ」と笑われました。飛ぶようにうれしかったのを覚えています。フリージアを見るたびに、神様はそのようにして私を探してくださったのだと思えてなりません。 
 まだ春は遠い季節です。しかし、探してみると春を見つけることができます。ちょっとした自然の中で春探しをしてみましょう。春と同時に神様を見つけることができますよ。

牧師の声 私の愛唱聖句

ルーテル学院大学 日本ルーテル神学校 チャプレン 河田 優

生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わたしのために身を献げられた神の子に対する信仰によるものです。
わたしは、神の恵みを無にはしません。
ガラテヤの信徒への手紙2章20~21a節

 神学校では毎年、神学教育委員の方々と共に、神学生と教員による修養会が行われています。昨年のテーマは「召命」であり、閉会礼拝に参加者は順番に聖壇に立ち、自分に与えられた大切な聖句を読み上げました。そして、これからもこの聖句を神の御言葉として受け止めて、その御言葉に立って歩み続けていけるように神の守りと導きを祈り求めたのです。閉会礼拝の説教ということで最後になった私が読み上げたのが、この聖句です。
 実はこの聖句は、神学校の卒業を控えた17年前の冬、市ヶ谷教会の一室で読み上げた御言葉です。その時に目の前におられたのは、任用試験の面接をされる牧師先生方でした。面接には、必ず愛唱聖句は質問されるだろうとのことで、尋ねられた時に困らないように、一つや二つすぐに出てくる聖句を携えて神学生は面接に臨むのですが、わたしの場合は、まさしくこの聖句こそ、神学生としての学びと生活の中で与えられた御言葉だったのです。
 神学大学入学時の私は、勉学はさておいて、他のことに関しては、何事にも自信に満ち溢れていました。友人が多いことが自慢であり、悩んでいる様子の学生がいると頼まれてもいないのに励ましに出掛けていました。そのうちにあらゆることに対して、自分が誠実であろうとすれば自分で何とかできると思い込んでいたのです。実はそのような思いこそ誠実でありませんでした。人を傷つけるようなこと、自分の力だけではどうにもならない出来事なども経験し、ようやくたどり着いたのが、この聖句です。私は私自身に生きるのではなく、私を赦されるイエス・キリストが私の内に生きてくださることを信じてる生きる。イエスと共に私は、まわりの人たちと生かされていく。それは神様の大きな恵みです。
 「わたしは神の恵みを無にはしません。」これは、牧師になる際の私の決意でしたし、今もこの決意は変わりません。そして、これから神学校を旅立つ神学生たちも、このような決意をもって備えの時を過ごしてもらいたいと願っています。

信徒の声 神様に勇気づけられて

米国カリフォルニア州ハンティントン・ビーチ LCR復活ルーテル教会・日本語部 愛子Gordillo

今から12年前に私は卵巣ガン摘出の手術を受けました。3~4時間で手術が済む予定と執刀医師から言われましたが何と出血多量のため10日間も人事不省に落ち入り、九死に一生を得ました。結局、術後抗ガン剤治療(キモセラピー)を20回受けましたが、途中で白血球の値が余りにも低下したため危険でキモが出来ず、全部終了するまで2年以上も掛かってしまいました。
 ここで本当に感謝しなければならなかったのは、10日間眠っていたためか術後良く味わう咳やクシャミをしたりしても痛みを一切感じ無かったことと、キモの副作用も皆無で吐き気、食欲減退、その他も一切無く、例外は毛が抜けたこと位で終りました。何時また再発するかも知れないと言う恐怖心も全然ないと言えば嘘になりますが、神様に助けて頂いて現在元気で生きていることを思うと何か教会や宣教のため、神様のために恩返しをしなければと考えました。 そこで私が決心し、実行したことは癌を患った人や家族の人を励ますことです。絶対癌に負けてはいけないと勇気付けることでした。神様が必ず守って下さるから信じて、元気に朗らかに前向きに生きることを薦めました。勿論私自身もそれを実行し、なるべく明るく教会の奉仕にも精を出しました。そうしている内に自然と癌再発の恐怖心から解放され、神様の恵みに感謝し前向きに生きることの喜びが心の底から湧き上がって来ました。
 私は現在78歳、卵巣ガンを患ってから5年後に神様は私に新たな試練をくださいました。今度は「悪性リンパ腫」でしたが、それも持ち前の前向きな態度で克服し現在も教会の奉仕を出来る限り頑張って行って居ります。今後何が起ころうとも神様の愛と恵みを信じ感謝して生きて行けます。
“爽やかな秋風享けて感謝する喜び溢れて生きいる我は”

園長日記 毎日あくしゅ

「楽しい雪遊び。」

 北国の二月は寒さの厳しいときですが、国内はもちろん海外からの観光客も訪れる「雪まつり」が開催されます。幼稚園では、子どもたちと共に冬の遊びをたくさん楽しむ時です。
 朝は、園児がソリに乗り、大好きなお母さんに引かれて登園する姿も見られます。毎年、園庭にはお父さん方のご協力により、雪を集めて運び、「坂」を作ります。子どもたちは、その坂でソリすべりを楽しみ、新雪の上を転がったり、雪だるまや家を作ったり…。冬の自然を体中で感じ、楽しんでいる子どもたちです。 
 この時期、どの年齢からも友だちと遊ぶ楽しさが伝わってきます。しかし、遊びの中で意見がぶつかり合い、「トラブル」になることもあります。
 ある日、三歳児が「○○チャン、きらい。もう遊ばないからね」と大声で泣きながら叫んでいる姿を見ました。そして、二人の関わりを気にかけながら過ごしていました。その後、何事もなかったかのように、隣り同士座って、お弁当を食べている子どもたち。
 聖書の御言葉、「赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される」が頭に浮かびました。大人にとっては、人との関わりで難しいこの御言葉を、日々の子どもたちの姿を通して学ぶことができます。
 北国の冬は厳しく長いので、時に忍耐が必要です。でも、この忍耐の先には、いっせいに花開く輝きの季節が待っていると思うと、神様の守りの中で、春を待ち遠しく思いながら、子どもたちと過ごしています。

 めばえ幼稚園 園長 梅原裕子

本福音ルーテル教会の社会福祉施設の紹介 その11

社会福祉法人光の子会 知的障害児通園施設 光の子学園

施設長 竹藤 望

光の子学園は昭和48年4月に開設された30名定員の知的障害児通園施設です。児童福祉法では、日々保護者の下から通わせて、これを保護するとともに、独立自活に必要な知識技能を与えることを目的とする施設と規定されています。幼児期の子どもの生活の中心は『遊び』で、子どもたちはその遊びの中で様々な技能や知識を身につけていきます。光の子学園では遊びの要素である『楽しい』ということを一番大切にしています。しかし、社会生活を営む上では『ルール』が必要になってきます。時には我慢することや友達に譲ることも求められます。子どもたちが様々な活動を通してそういった知識技能を獲得する援助をするところが学園です。
 学園の一日は朝10時にバスが着いてから始まります。バスを降りてクラスに入ると、自分の持ち物の整理をします。整理が終わってから少し自由に遊ぶ時間になります。11時まではクラスで遊んだり集まりをしたりして過ごします。11時からは全体活動の時間で、運動遊びや感覚遊びなど子どもの発達を促す遊びをします。またその時間に交替で個別指導の時間を持っています。個別指導の時間では、理解力を高める遊びや、発語意欲を高める遊びなど子どもたち一人一人に応じた課題を行っています。
 学園で様々な活動した後は、14時半にバスで降園します。バスが出た後、保護者支援の一環として、最大19時までお子さんをお預かり(タイムケア)しています。
 学園では子どもの発達支援を続けて38年になりました。毎年クリスマスの時期には全国の教会宛にクリスマス献金のお願いをしています。皆様から頂きました献金で、設備の充実やマイクロバスの買換など園児達の発達支援に必要な物をその中から購入させていただいております。今後の課題としては園舎の建て替えがあります。その際には皆様方のご協力をお願いしたいと思っています

高齢者伝道シリーズ(P2委員会)
教会建築における高齢者への配慮

第2回「教会堂とバリアフリー・ユニバーサルデザイン」

静岡教会 西村晴道

 「ユニバーサルデザイン」という言葉が多く聞かれるようになっております。建築では「福祉のまちづくり条例」等で設計にとり入れなければならなくなってきました。意味は「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」ということです。
 教会も高齢者層が大部分を占めるようになり、特にいくつかの点を考慮して設計しています。①スロープ・・・段差はすべてなしとしてスロープで対応する。勾配は15分の1を、かつ手すりを設ける。②トイレ・・・手すりを付け、また必ず車イス対応トイレを設置。③エレベーター・・・2階以上の場合は車イス対応エレベーターとする。④ドアノブ・・・にぎりノブでなく、レバーハンドルとする。⑤照明・・・礼拝堂は調光器を使用して明るさを調整する。⑥難聴・・・最近公共場に採用されているループ状の配線をして、不要な音が補聴器に入らないようなシステムを勧めています。
 説教が聞き取りやすく、かつ賛美が美しく響き、聖書の文字も読みやすく、座り心地のよいイス、また交わりの時、愛餐会なども温かい雰囲気でもてるよう、教会に来た人が誰でも気持ちよく過ごせることを念頭に設計しています。

私の本棚より

立野泰博著「神さまのおべんとう箱」誰でも分かる聖書の話
キリスト教視聴覚センター刊

 「子どもに分かる話は大人にも分かる。しかし、大人に分かる話は子どもには通じない」。これは児童説教をするときによく言われる言葉です。
 私はこの本を一読して、立野先生に「先生、この本は牧師が読むととてもよい説教作法のテキストになりますね」と言いました。「子どもに分かる話は、大人にも分かる」という言葉が、そっくりこの本に当てはまると思ったからでした。
 著者は、以前より子ども向けの聖話作りの指導者として、AVACO(キリスト教視聴覚教育センター)が毎年開催する夏期講習会の講師にしばしば招かれ活躍されてきました。また、信仰エッセイ集「神さまのクレヨン」の執筆者としても知られています。今回、これまでの聖話作りの指導をされた経験を活かし、聖話そのものというよりも聖話をどのように作り上げるかに焦点を当てて、「神さまのお弁当箱」を出版されたのです。
 読者は、本書の至るところに説教を組み立てるにあたっての著者の工夫振りを見ることができるでしょう。「説教はよい話で終わってはならない、驚きがなければ、福音とはならない」と教えられたことがあります。聖書の話は、単にお話で終わってはならないのです。福音でなければなりません。読者はきっとその「驚き」を発見することと思います。その意味では、読者は、この本の中に話でなく、福音を聞くことになりましょう。
 さらに本は、教会学校のみならずキリスト教主義幼稚園・保育園の子ども礼拝で用いられることを想定して書かれています。キリスト教主義幼稚園・保育園といえども、そこで働く人がすべて信仰者とは限りません。著者は、そのあたりにも配慮を加え、まだ信仰に至らない人であっても、聖話をどのように語ることができるかを説明しています。これは、キリスト教主義教育や保育をモットーとする場ではとても大切なことです。同時に、すでに信仰を得ているベテランに対しても、あらためて自分の信仰に目を開かせるものがあるのではないでしょうか。その点から言えば、子どもに対してのみならず、大人にとっても信仰への手引きともいうべき意味合いを持つ本でもあります。
引退牧師・元ルーテル学院大学教授 賀来周一

教会讃美歌にあなたの創作讃美を寄せて下さい

現在私たちが使っています「教会讃美歌」に加えて歌える、新しい歌を募集します。
歌詞だけでも、曲だけでも結構です。
1若者が歌う歌    
 ●教会の集まりで
 ●キャンプの時に
 ●静かな祈りの時に
 ●楽しい親睦の場所で
2子供が歌う讃美歌  
 ●礼拝での讃美歌
 ●礼拝の歌
 ●教会暦による歌
 ●親と一緒に受ける聖
  餐の歌
 ●入園 入学の歌
 ●卒業の歌
 ●誕生日の歌 
3信仰の歌
4聖書の歌      
 ●聖書物語を歌う
 ●詩篇を歌う 等々
5祈りの歌
6教会暦にそった礼拝の歌
7諸行事その他    
 ●聖餐の歌 
 ●洗礼の歌
 ●説教への応答の歌
 ●開会・閉会の歌
 ●派遣の歌 
 ●教理問答歌
 ●幼児祝福の歌
 ●祝福の歌
 ●平和の歌 
 ●マイノリティの者へ
  の歌
 ●女性の視点からの歌
 ●敬老の歌
歌詞および曲ともに未発表のものに限ります。

[ 歌詞についての指針]
1歌の区分を記入ください。
 例:「若者の歌」「子供の歌」のように。ただし、区分については、委員会で変更することがあります。
2原則として、俳句 短歌定型詩の形でお願いします。同じ旋律で1節2節と歌うことを考慮ください。
3歌詞は原則として4節以内としてください。

[ 曲についての指針]
1歌は多人数で斉唱することを前提としますが、詠唱者付の曲も歓迎します。
2音域 上1点ハ音から上2点ホ音とし、上限音下限音の連続は2音以内を原則としてくださると多くの人が歌いやすいと感じると思います。
3調号(シャープ フラット)4つまでにしてください。
 会衆が楽譜を見て歌いやすく弾きやすいと思えるでしょう。
4拍子 変拍子はできるだけ避けてください。 
5和声 出来れば自分で和声づけしてください。(コードネームも可)
 作曲者のイメージと違う和声とならないように。
 旋律だけの場合は、和声については一切を委員会に一任してくださいますようお願いします。
6五音音階、輪唱など、ジャンルにとらわれない曲も歓迎します。

※応募された作品がすべて採用されるわけでは無いことをご了承ください。
また、採用された讃美歌の著作権は教会讃美歌委員会とすることを、御承諾ください。

[ 送付先] 日本福音ルーテル教会事務局
締切 2011年6月末日

教会讃美歌委員会 委員長 日笠山吉之

2010年度連帯献金報告

今日の社会・世界における福音の宣教、奉仕、 災害緊急の支援活動として、日本福音ルーテル教会がお願いしている「連帯献金」のために、2010年度は各個教会・団体及び教会員・教会関係者の方々から昨年一年間で、577万3817円(12月31日現在)の多額の献金が捧げられましたことを心より感謝して報告させて頂きます。
2011年度も、引き続き「連帯献金」へのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
日本福音ルーテル教会宣教室

ブラジル伝道(68件)          168万8000円
メコン流域支援(12件)             15万6193円
災害緊急支援(137件)    263万4536円
喜望の家(16件)             21万1055円
世界宣教・無指定献金(35件)  108万4033円

献金者   教会・団体・個人芳名
■ブラジル伝道(68件)
【教会】
恵み野、神水、なごや希望、シオン教会徳山礼拝所、札幌、千葉、大岡山、豊中、本郷、東京、京都、下関、長野、室園、小石川、宇部、水俣、帯広、栄光、保谷、箱崎、健軍、厚狭、田園調布
【団体・婦人会・女性会】
女性会連盟、東教区総会、東教区女性会、第24回全国総会・ブラジル朝食会、エヴァの会、九州教区女性会、保谷教会女性会、田園調布幼稚園
【個人】
星野淑江、小泉 眞・百合子、花城裕一朗、雲山玲子、古庄理世、古川文江、小泉眞、小山茂、小長谷ヤヨコ、立野泰博、厚味勉、間瀬啓允、真木澄子、乙守望、塩原久、吉田昌宏、宮本新、浅見正一、江藤直純、崔大凡、上道つるゑ

■メコン流域支援(12件)
古庄理世、川島由香、本郷教会、小山茂、小長谷ヤヨコ、聖ペテロ教会、長野教会、水俣教会、西条幼稚園、箱崎教会、市ヶ谷教会

■災害緊急支援(137件) 
【教会】
高蔵寺、甲府、熊本、大牟田、津田沼、大江、岡崎、甘木、日田、保谷、三鷹、広島、大岡山、スオミ、湯河原、岐阜、大垣、なごや希望、田園調布、蒲田、小田原、名古屋めぐみ、岡山、荒尾、東京池袋、下関、静岡、天王寺、市ヶ谷、健軍、福山、賀茂川、帯広、松本、広島、新霊山、三原、刈谷、恵み野、板橋、豊中、長野、福岡西・二日市、千葉、東京、札幌、八王子、京都、箱崎、函館、室園、博多、知多、栄光、小鹿、清水、久留米、日吉、稔台、大分、唐津、小石川、大森、松橋、本郷、厚狭、宇部、神水、賀茂川、別府
【団体・婦人会・女性会】
高蔵寺教会学校、早蕨幼稚園、本郷学生センター、武蔵野いとすぎグループ゚、一粒の麦、恵泉幼稚園、小石川婦人会、シオン園教会学校、九州教区、奈多愛育園、保谷女性会
【個人】
西村鶴子、花城裕一朗、小山茂、君田淳一、星野淑江、星野幸一、河田玲子、高沢撫津子、名嘉桃代、抱井義子、太田立男、小泉眞、シオン教会員、小川よう子、古庄理世、小川幾代、聖パウロ教会員、山之内正俊

■喜望の家(9件)
小泉眞、古庄理世、平岡博、川島由香、本郷教会、長野教会、甘木教会、真木澄子、水俣教会、保谷教会、箱崎教会、浅見正一、奈多愛育園、健軍教会、聖ペテロ教会、上道つるゑ

■世界宣教・無指定(35件)
箱崎教会、和泉哲雄、恵泉幼稚園、古庄理世、折田良三、雪ケ谷教会、小岩教会、大金よし子、蒲田教会、小山 茂、恵み野教会、帯広教会、JELAチャリティコンサート、長野教会、青山文彦、東教区、日田教会、帯広女性会、塚田政司、甲府教会、真木澄子、めばえ幼稚園、太尾重彦、栄光教会、折田良三、児島和子、神水教会、市ヶ谷教会、川口 誠、日吉教会、蒲田教会

◆配分・送金
災害緊急支援及び世界宣教(無指定)献金の再配分も行い、2011年1月に以下のように関係機関に支援金を送金を終了しました。
ブラジル伝道特別会計          228万8000円
メコンミッション(カンボジア・子供支援)   10万0000円
パキスタン洪水災害           40万0000円 
喜望の家(6件)              21万3055円
世界ルーテル連盟(協力金基金)  40万0000円

第3回 教会推薦理事研修会

「るうてる法人会」の相互研修の一つである「第3回教会推薦理事研修会」が新春の1月10日(月・祭)午後2時から翌日の11日正午にかけて、市ヶ谷センターで開催された。本教会三役をはじめ、学校法人及び社会福祉法人等の教会推薦理事、それに幼保連の園長・牧師も含め、約40数名が出席した。
 この度の主題講演は、京都教会の会員であり、2010年まで2期8年間、神戸女学院の理事長を務められた松澤員子氏が実際的な経験に基づきつつ、キリスト教主義の学校法人における理事の役割について、「監査・評議員制度の改善」、「財政情報の公開」、「理事会の意思決定と合意形成」、「学長・校長のリーダーシップ」、大学内の管理体制」などの点から話され、教育・研究の自由、特に建学の精神に基づく教育方針の確立と経営態勢の構築が大切であることを語られた。
 第二セッションでは本教会側の発題として、2008年度総会で規則化された定年教師の理事就任の原則を基本とした「教会推薦理事の意義と今後の課題」について議長及び副議長が説明を行った。
 11日の午前のセッションでは二つの事例研究発表が行われた。一つは熊本慈愛園の理事長柏尾誠之氏により、「統合施設」である慈愛園90年の歴史と今日における施設の礼拝・聖書の学びに関する課題等が語られた。もう一つは今年11月に創立百周年記念式典を予定している九州学院の理事長長岡立一郎氏より少子化時代における「学院の教育の現状と将来」、「学院の経営分析と課題」について詳しい説明がなされた。
 最後の全体会では今年度夏に予定されている総会及び来年度の「教会推薦理事のあり方」についての協議の時を持ち、総会及び来年度の「教会推薦理事研修会」のプログラムに関しては三法人の代表者会議での協議を経て、作成していくことを確認した。 (青田)

関連記事