1. HOME
  2. ブログ
  3. 機関紙るうてる
  4. るうてる2007年
  5. るうてる2007年10月号

刊行物

BLOG

るうてる2007年

るうてる2007年10月号

機関紙PDF

法人会連合総会 8.28~29 九州ルーテル学院大学

 8月28日~29日にかけて九州ルーテル学院大学を会場に第6回るうてる法人会連合総会が開催されました。「ルーテル宣教の歴史遺産(“凄さ”)を振り返り、ミッションの原点・射程を確認する」というテーマのもと、学校法人、社会福祉法人、宗教法人の代表者並びに関係者が集まりました。
 基調講演では、潮谷愛一氏(九州ルーテル学院大学教授)が「ルーテル宣教の原点と展開―潮谷総一郎の歩みから学ぶこと」と題して語り、父総一郎氏の信仰と社会福祉の働きの原点に耳を傾けました。
 その後、前総会での決議と要望を受けて各法人及び幼稚園・保育園連合会(以下幼保連)、社団法人、諸委員会からの報告を受けました。それに続いて①「諸法人の活動と教勢の伸張(徳弘氏)、②「ルーテルの“凄さ”を見直す」(尾田氏)、③「諸法人の人材育成と教会」(市川氏)、④「グローバルな可能性と諸法人」(浅野氏)の発題を聞き、分科会で議論して決議案として提案されました。
 今総会にて、決議された主な内容は次の通りです。
「連合とは何か、周知の方策を策定する」「法人の枠を超えた協働の実施に取り組む」「信仰継承のためのプログラムを実施する」「法人会の諸資産を共有し、将来計画に役立てる」「研修の体系を整備する」「共同して若き働き人を育てるため、連携、協力する」「法人会連合として、グローバルミッションに対する方策を構築する」「教会推薦理事研修会を開催する」。以上のような決議事項の実現を目指し、各法人での働きを展開することになります。次回は、来年8月に大阪を会場として開催される予定です。

アワーミッションレポート「沖縄平和セミナー」

 西教区では、8月27日~30日にかけて、沖縄・ぎのわんセミナーハウスにて、沖縄平和セミナーを開催しました。独自の平和教育に取り組む西教区・教育部長の平岡博さんにお話をうかがいました。
―沖縄平和セミナーを始めた経緯を聞かせてください。
 西教区は、被爆地広島や、喜望の家というディアコニアセンターを抱える地区として平和の問題に強い関心を持ち続けています。中高生に是非とも一緒にこの問題を考えて貰いたいという先輩達の強い希望からこのセミナーは始まりました。
―以前はどういうキャンプをしていましたか?
 教区の行事として第1回はやはり沖縄で2001年に、第2回は広島で2005年に開かれました。主に中高生を主体としたキャンプですが、青年や壮年も加わったキャンプとなっています。
―今回の目的は何ですか?
 気づくということ、気づかされるということです。沖縄は日本の縮図であると言われるほど沢山の問題を抱えています。その沖縄で「平和を実現する人々は幸いである」(マタイ5章)のみ言葉を生きている人に出会ってほしいと思いました。沖縄は日本の領土であること。62年前に悲惨な戦争がこの美しい島で行われたこと。今も基地を抱え、ここでは日常的に戦闘機、爆撃機が空を行き交っていること。平和を訴え行動している人たちが沢山おられること。イエス様の言われたことを実現するために活動している人たちの働きを伝えたいと思いました。実際に目で見たり耳で聞いたりしないと分からないことを、体験してもらうのが目的です。
―プログラムについて教えてください。
 沖縄戦の主戦場となった南部を回り、ひめゆり記念館、アブラチがま(鍾乳洞を利用した病院)、普天間基地、嘉手納基地などを見学しました。また、辺野古の美しい海への基地の移設に反対活動を続けている方々の話を聞き、ピースメーカーというボートに乗せて頂きました。ハンセン病患者さんのための施設に宿泊し、元患者さんの苦難に満ちたお話をうかがいました。佐喜真美術館を訪れ、沖縄戦を描いた大きな絵画に思わず息を飲みました。
―沖縄で学んだことは何ですか?
 参加者の声をあげると何を学んだか見えてきます。「平和は守るものではなく創り出すこと」「日本は47都道府県ではなく46.5だ」「戦争の最大の犠牲者は民間人、つまり女性、子ども、老人であった」「この愚かな戦争を繰り返してはならない」。
―中高生キャンプについての展望について聞かせてください。
 このように、子どもも大人も一緒に平和を考えるセミナーはとても貴重な体験です。教区では毎年は無理ですが2年に一度は開きたいものだとお話しているところです。

『神様は刺身がお嫌い?』

 食卓での出来事です。今日のメニューは「ピーマンの肉詰め」。子どもたちは目にいっぱい涙をためて食べています。ピーマンを食べることができる。それまでに子どもとしての戦いがあり、ピーマンを克服したとき大人になったというのが私の思い出です。
 食べ物の好き嫌いがどうやってできるのか? それぞれの家庭や味覚によって違うのでしょう。涙をためながら「お父さん、神様は好き嫌いしないの?」と訴える娘を愛おしく思いながら、見つめていました。
 ガリラヤ湖畔に「メンザ・クリスティ」という場所があります。キリストの食卓です。復活したイエス様が魚を焼いて弟子たちを迎えられた場所です。あのときなぜ焼魚だったのか? 新鮮な魚は刺身が美味しいのに。もしかして神様は刺身がお嫌い? と考えてみました。
 まさか! きっと弟子たちにとって一番必要なものを、最上の調理法で用意してくださったのに違いありません。親がピーマン料理を子どもたちに用意するのも同じことでしょう。
(柿のたね)

牧師の声 私の愛唱聖句

西教区  岡山教会・松江教会・高松教会 牧師  坂本 千歳
あなたの御言葉が見いだされたとき、わたしはそれをむさぼり食べました。
エレミヤ書15章16節

 私は牧師の家庭に育ちましたが、ことあるごとに両親は子どもたちに、「私たちがあなたたちに遺すことができるものは、ただ一つ、信仰だけだ」と言っていました。どうせならもっといいものを遺してくれればいいのにと不満を感じることもありました。また、教会学校では毎月、新しい御言葉がその月の暗唱聖句として選ばれ、みんなの前で憶えた聖句を暗唱しなければならず、それも苦痛でした。小学生の私にとって、分厚い聖書は〝昼寝の枕にちょうどいい大きさの本〟だけど、中身は変なことが書いてあるし、読んでいてもちっとも面白くない本だと思っていました。
 聖書のことばが迫ってきたのは、大学時代。何気なく読み始めた福音書のイエス様の言葉、詩編の歌、知恵に満ちた言葉の数々に圧倒される思いで、初めて夢中で聖書をめくっていました。幼少の頃から知らず知らずに蓄えられていた御言葉の一つひとつが新たな輝きを持って迫ってきたとき、将来は献身し、御言葉を伝える職業に就きたいと考えるようになっていました。
 牧師となった今も聖書の言葉に思いをめぐらせ、黙想するひと時はかけがえのない大切な時間です。エレミヤ書の聖句のように、御言葉を〝むさぼり食べ〟、御言葉と一つにされていくときに味わう喜び、他の人間が誰も踏み込めない領域まで寄り添ってくださる方がおられること、自分の存在が根っこの部分で支えられていることに、他では得られない慰めを感じます。そのことによって、自分自身が自由になり、他者と出会うエネルギーをいただいているのではないかと思います。
 「あなたの御言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯」(詩編119編105節)、これも幼い頃に暗唱した聖句の一つです。この聖句のとおり、これからも神様の言葉が歩む道を照らしてくれると信じていきたいと願っています。

信徒の声 教会の宝石を捜して

九州教区 水俣教会 信徒  中村 泰造
水俣病で知られたチッソの工場長だったとの事、受洗の動機は?
 公害企業の従業員ということで、他の会社にはない経験をしつつ、努力すれば必ず事は成ると信じて生きてきました。そうした折、より責任が重い本社への転勤を命じられたことが今まで歩んで来た道を振り返る機会になりました。ふと手にした曽野綾子さんのエッセー集の中に見た「実に信仰があるかないかは、その人が立派であるかないかということではなく、その人が(良い意味での)骨の髄まで自分をいい加減な人間であると思えるかどうかにかかっている」という言葉が契機となり、洗礼を受けました。54歳でした。
技術本部長として本社へ行かれて如何でしたか?
 本社での仕事とは、自分は未熟なのに完全であることを求められるものでした。本来人間には備わっていない未来を予測する力を過信し、未知の分野であっても多額のお金を使うことを決断する責務の重圧に耐えながら、競争心をむき出しにした複雑な人間関係の荒波の中を、孤独な思いで進むことを強要されるものでした。ある本の中にあった詩、「すすり泣け。できるものならすすり泣け。だが、苦情は洩らすな。道がおまえを選んでくれたのだ……ありがたくおもうがよい」を読み返し、慰められたものです。
丁度、私が赴任したとき、退職され、水俣へ帰ってこられましたね 
仕事の重さから来るストレスで体調を崩し、任期の途中で退職しました。「コヘレトの言葉」の「天の下の出来事にはすべて定められた時がある」を信じ、水俣へ戻りました。今は健康を回復し、聖書を「神についての人間の正しい思想ではなく、人間についての神の正しい思想」と受け止め、先生が語られる人間の限界を知って生きること、その努力をしています。
中村さんのカラーカットの入った週報は評判が良いのですが、週報作成の奉仕の理由は?
 元々技術屋ですから、パソコンを独学で少し勉強しました。預けられた技量が教会で生かせればと思って始めました。

東洋と西洋の対話⑦

私達は食卓で感謝します。(聖餐の感謝―サンクツウス・設定・主の祈り)

それから、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えて、それを裂き、使徒たちに与えて言われた」(ルカによる福音書 22章19節a)

平岡(以下「平」):パンとぶどう酒を食卓に整えた私達は、聖餐の感謝を祈ります。
Lathrop(以下「L」):福音書とパウロ書簡に見い出す最後の晩餐の記事によれば、イエス様は食事の初めにパンを取り感謝し、そして食事の終わりに杯を取り感謝しました。この感謝の祈りは時には「祝福」と呼ばれ、その名は神に感謝し神を讃美し、神の御業を称え宣言した古代ユダヤ人の食事の祈りの形式から取られました。
平:最も日常的人間の営みは、最も非日常的事柄である神の聖さを示すために用いられます。霊性が物質と深く結びつき、神の聖がキリストの人間性に於いて現れたように。
L:同じ物語において、イエス様は弟子たちに「これを行いなさい」と告げます。即ち、弟子たちもまた、パンと杯を取り感謝し、それからキリストの体と血によるこの驚くべき贈り物を共に食べ飲みなさいと。そしてこの時から、イエス・キリストの教会は主の食卓で感謝してきました。この感謝の祈りにはたくさんの異なる形式があります。しかし、ルター派では通常いつでも、牧師と会衆の間で交わされる対話、全世界の創造と贖いにおける神の救いの業の宣言、天使の歌(サンクツウス)、晩餐でのイエス様の約束の言葉の告知、そして主の祈りが含まれます。また、感謝の祈りは、一部に於いて、この食事が用いられるための聖霊祈願や、三一神への頌栄をも含みます。
平:節供が供物を意味していたように、神々を祀ることと食物は不可分の関係にあります。しかし人間が神々に捧げる食物は、今、神の恵を受け取るための驚くべき贈り物として、私達に与えられます。
L:主の食卓におけるこの行為はキリスト教の最も特徴的なしるしの一つと言えます。キリスト者は食物を感謝し、そしてイエス様を感謝します。その時、私達は飢えに苦しむ人々と食物を分け合い、そして、全世界の人々とイエス様の福音を共有するのです。

信仰の学び、養いを生涯続ける

第7回 信仰の学び、二つの経験

 この8月、私は信仰問答に関わる2つの経験をしました。
 1つは、市ヶ谷教会の教会学校キャンプでのことです。教師会から、小学4年以上、中高生までのために「教理問答」の手ほどきをして欲しいと依頼されたのです。結局当日は大学1年までの15人が机を囲み、聴講の大人が15人ほど、後ろの席に就いていました。私は、まず「教理問答は十戒、使徒信条、主の祈りで始まる」と告げ、「これは日曜毎の礼拝に反映している」と続けました。そこで全員に礼拝式文を渡して、これら3つが礼拝のどこで現れるか調べてもらいました。使徒信条と主の祈りはすぐ見つかりましたが、十戒はなかなか見つかりません。式文にはないのです。そこで1枚の絵を見せました。ルターゆかりのものの写真集から、コンピューターに取り入れてもらって、大きく写し出したのです。1516年頃にルターの同労者ルカス・クラナッハが描いて、ウィッテンベルクの市民の教会の入り口ホールに掲げられていたものです。その直前にルターは市民のために十戒について説教していますから、その主旨を受け止めて描かれたものでしょう。礼拝に来る市民は入り口でこれを見て、「私は戒めに適った生活をしているか、背いてはいないか」だけではなく、ルターの説教に従って、「私は十戒を満たせない弱い者。私の助けはどこから来るのか」という思いで礼拝に望んだのでした。礼拝ばかりでなく、信仰生活における十戒の働きです。これに対する神の助けが使徒信条に、この助けを常に願い求めるのが主の祈りになってくるわけです。礼拝から教理問答、信仰問答へと進んでもらおうと願っての企画でした。続きが必要です。
 もう1つは、ルーテル教団杉並聖真教会のサマーキャンプです。大人25人のグループでしたが、テーマは「平和」。聖書における「平和」シャロームについて基本的なことを牧師から学んだ後、私が歴史の中から、十五年戦争期の日本福音ルーテル教会の問題を語り、現代のキリスト者の課題と責任について話しました。翌朝は2時間近く、現代の問題、特に憲法改正、第九条改正の問題について率直な質疑、意見交換の時をもったのです。信仰から出る強い思いも、そこからする具体的な行動の必要も語られましたし、その課題の前に立ちすくみそうになる弱さも話されて、信仰の中心から歴史と社会の問題を考えるよい機会となりました。信仰の学びにはこういう問答、話し合いが大切でしょう。

神学生寮の思い出

東教区 蒲田教会 渡邉 純幸
70年安保、学園紛争が沈静化に向かう1970年4月、日本ルーテル神学大学へ入学しました。1969年9月に鷺宮から三鷹に移転した真新しい建物は、まだ足場が残った状態で、入学と同時に出会った上級生は、雲の上の存在でした。どの上級生の部屋にも難しい神学書がずらりと並び、神学生はすごいなと感嘆したものでした。
 入学しての日々は、すぐに打ち解け親しくなり、徹夜で話し、夜食を一緒に食べ、楽しさでいっぱいでした。日曜日になると、派遣教会へ履いていく靴下が無く、友人氏の部屋を回って調達したことも度々でした。洗濯ともなると、いつも誰かがすでに洗濯機を使用しており、仕方なくその中に自分の洗濯物を放り込んでおくと、自分の洗濯物がいつの間にか物干し竿にぶら下げてあったことを思い出します。味わったことのない緩やかで暖かい時間が流れて行きました。
 当時、「神学生」はさしずめ「貧学生」と呼ばれ、ご多分にもれず、私もその一人で、時間給120円の寮食堂での夕食後の皿洗いのアルバイトを何年もしましたが、不思議なことに貧しいと思ったことは一度もありませんでした。それどころか、楽しくさえ思えました。
 授業では、特にネーヴィー先生の旧約緒論には悩まされ、3年越しでやっと手にした単位でしたが、どの授業も寺子屋授業のようで、こじんまりとして温もりのあるものでした。
 もちろん5年の寮生活の間には、時には牧師への召命感の揺らぎと不安を抱いた時もありましたが、将来共に牧師を志す友には、霊的にも多くの勇気と励ましを与えられ、現在に至っています。
 寮と神学校教師宅が同じ敷地内にあることは、先生方がとても身近な存在となり、ルーテル家族を肌で感じるすばらしい時となりました。寮をとおして与えられた数えきれない恵みを感謝しています。

■募金活動にご協力下さい■
 従来の寮棟を『ルターホール』と名称を変え大改修します。この事業にご理解いただき、ぜひとも募金にご賛同、ご協力お願いいたします。

募集期間 2007年4月~2009年3月
送金先 学校法人 ルーテル学院
取扱機関 郵便振替口座00140-2171183
(所定の郵便振替用紙をご利用下さい)
銀行口座 三菱東京UFJ銀行三鷹支店普通口座 4126089
名 義 学校法人 ルーテル学院
【お問い合せ】
ルーテル学院大学・神学校後援会(0422-31-4611)
教会事務局(03-3260-8631)

クリスチャンのライフカレンダー

みんなに“ありがとう”! ~1人ではなかった~

みなさんご存知のように、私は離婚して娘と2人で生活してきました。小学生だった娘には寂しい思いをさせましたが、元気に育ってくれ、近々結婚することになりました。お世話になったみなさまにこの喜びをご報告させていただきます。
こんな幸せな日がくるなんて20年前には考えられませんでした。離婚当時まだ信仰を持っていなかった私は、悲しみと不安の中で懸命に出口を探している状態でした。神様はそんな私を憐れんでくださったのでしょう。今は亡きKさんとの出会いを通じて教会へと導いてくださったのです。
その後、娘と2人で見知らぬ土地に引っ越しましたが、そのときも神様は必要なものをすべて用意してくださいました。信仰の浅い私が大きな恵みをいただいて、これまで生きてこられたことを常に感謝しております。そしていつも励まし支えてくださったみなさまにもお礼を申し上げます。

LAOS講座

「この世を生きる」を終えて

刈谷教会 島田善宏
 人間はある程度の年齢に達すれば自然に適度な諦めというものが出てくるようだ。自身の歩んできた道程は変更不可能であり、大いなる者に委ねる他に手立てがないことに気付くからであろう。どのような人であっても個人の人生などというものは当の本人でさえ、まして家族、兄弟姉妹であっても本質的にはわからないのである。
 思い出すことができる不正確で断片的な記憶は、人々にとってはコンピューターのように保存時刻まで正確に取り出せるものよりも遥かに価値があり、むしろそこに神の救いと導きが存在しているのである。そして、ルターの「たとえ明日この世界が終わると分かっていても私は今日一本の林檎の木を植えるだろう」という言葉の中に、神の慈しみと愛と希望を見出せるのである。
 私たちは、不平等で不公平で混沌とした人間の歴史の中で、神を信じ生き抜いた人々の中にその証しを垣間見るのである。

※執筆者によるLAOS講座はjelc.TVで御覧いただけます。 URL http://jelc.tv/

るうてるトピックス 9月

9月12~14日 全国教職研修会
 晴海グランドホテルを会場に全国教職研修会が左記の日程で行われました。研修内容は講義(ルター教会論と教職論、ビジネス講習)、説教演習、牧会事例研究など。
9月16~17日 NCC教育部全国教会教育フェスティバル
 淀橋教会にて開催。150名が集った。テーマは「種をまこう!-涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈りいれる」。夜のプログラムはJELCが担当し、小澤実紀さんのコンサートも開かれた。
9月17日 神戸ルーテル神学校創立50周年 感謝礼拝・祝賀会・記念講演会
 神戸ルーテル聖書学院が今秋、創立50周年を迎え、記念礼拝、祝賀会、講演会が開かれた。感謝記念礼拝は、ノルウェールーテル伝道会O.ツルワン総主事を説教者に迎え行い、祝賀会では50年を振り返るスライドショー、神学生による劇などが行われた。記念講演会では、江藤直純先生が「21世紀-世界におけるルーテル神学校の使命」をテーマに語られた。
9月22~24日 第11回全国青年修養会
 今年は「創造」をテーマに3日間の日程で開催された。場所は福岡市東地区の箱崎教会、聖ペテロ教会、恵泉幼稚園。詳しくは次号掲載。
9月24日 一日神学校
 ルーテル学院大学にて2007年度一日神学校が開かれた。開会礼拝に始まり、ルーテル学院教員陣による13の講演、ラウンジコンサート、チャペルコンサートが行われた。また、小中学生を対象にした「こどもしんがっこう」も開かれた。詳しくは次号掲載。

チャリティーコンサートのお知らせ

ルターホール改修・神学生寮設置のためのチャリティーコンサート

 カナダの著名なピアニスト、シーグフリート・テッパー氏によるチャリティコンサートを開催します。
■場所:ルーテル市ヶ谷センター
■日時:10月16日/開場 午後6時30分/開演 午後7時
■入場料:2000円
■問合せ:0422(31)4611(後援会事務局)/03(3260)8632(教会募金事務局)

renovate【修復する】グループワークキャンプinウォータールー(7/24~8/7)

▼自分一人の力では何も出来ないのは当たり前で、だから他人とのコミュニケーションを大切にするんだ、だから神様がいつもそばにいてくれるんだ、という当たり前なことを学んできました。(石川実可子)/この一週間クルーの中で一番気遣ってくれたのはトムでした。たしかに最初はとても無愛想で怖かったけど、理由があったんだね。それなのに優しくしてくれてありがとうと心から思いました。日本人に対する認識が変わったことも嬉しいけど、こんな風に正直に書いてくれたことを嬉しく思いました。(上村知世)/私たちは心を込めてその子と一緒に祈り続けました。その子はとても頑張っていました。最終的にその深い悲しみは解決することはできなかったのだけど、それでもその子はとても強くなったのだと思います。皆が祈っている間、その輪の中に神様はきっといてくださったんだなと思いました。(森奈生美)/前までは、失敗を恐れて逃げる選択ばかり取っていた私だけど、それからは、なにをするにしても、少しでも勇気がいる方を選ぼうと思うようになりました。クルーのメンバーと冗談が言えたり笑ったりしていると、すごく嬉しいし、一瞬一瞬が充実していたなと思います。そして日本に帰ってからも沢山の選択が待っていてそこで終わりにするのではなく毎日の生活の中でもちゃんと考えて選択していきたいと思います。(後藤理奈)/私はこのキャンプでとてもいい経験ができ、すばらしい物を感じることができた。同時に、たくさんの人に迷惑をかけてしまったけれど、それに気づき、心から謝りたいと思った。あたりまえのことだけど、私はそう素直に思えた自分が嬉しかった。今度は、自分のことではなく、他の誰かのことで喜べるようになりたいなって思う。(斎藤葉子)/でも、お祈りをしているとき、神さまは、自分を許しなさいと言ってくれました。わたしはいつも許して愛してるんだから、自分自身を許し、好きになりなさいと。考えが180度かわり、涙があふれてきました。すごく心が軽くなって、うれしくて、うれしくて、神さまがわたしの心の中にいらっしゃることを感じました。(浦野恵理)/私たちが受け持った方の家はやはり少し古びた、とてもきれいとは言えないような家でした。この家を修復するにあたって、私には大きな目標ができました。この家と共に自分自身も修復していこうと。今回のテーマが修復だったのでみんな同じような目標を立てたのかもしれません。(狩野千尋)/火曜日の赦しでは少しショッキングなドラマを見た。そのドラマの内容は、全世界でウイルスが広まっていて、ある1人の男の子の命を捧げないと全世界の人々も助からないというもの。映像がリアルで怖かったが、でも神様もこうやって死なれたと思うとやはり考えさせられるものだった。(大柴翔)/毎日のデボーションでみんなとはなしている時に、近くで神様が見守っているような感じがして、こんな遠くに来ても神様はずっとそばにいてくれるんだなーって思いました。そして彼は、私達を平等に愛してくれていて、一人ひとりをここに選んでこさせてくれたということを知って、なんか素直に喜ばしくなりました。このグループワークキャンプは私にとって一生の宝物です!!(ラブリーリリー・シドニー)

▼参加者の声を一部抜粋しました。詳しくは今後の「JELA NEWS」に掲載予定です。

■次回グループワークキャンプは2008年7月22日~8月3日(場所:未定)。
■締め切り:1月31日
■問合せ先:JELA・森川氏(電話03・3447・1521/FAX03・3347・1523)

第4回インド・ワークキャンプ(JELA-JELC共同プログラム)

■期間:2008年2月26日~3月7日■企画:日本福音ルーテル社団(JELA)・日本福音ルーテル教会(JELC宣教室)
■募集人数:10名前後(書類選考あり)
■参加費用:150,000円(予定)■対象年齢:18歳以上
■締め切り:2007年12月2日
■問合せ・申し込み:教会事務局宣教室(担当:乙守)mail:mission04@jelc.or.jp/FAX:03-3260-1948

会議のお知らせ

■常議員会
第22回総会期第5回常議員会が左記の通り開催されますので、議案のある方は、所属教区常議員会を経て、ご提出ください。

【日時】11月7日(水)~9日(金)
【会場】ルーテル市ヶ谷センター
以上
2007年10月1日
常議員会
会長 山之内正俊
書記 徳弘 浩隆

訃報

■内海革 引退牧師9月8日(土)午前2時1分頃、召天されました(享年74) 。
■俵松枝 様(俵貢引退牧師夫人・召天)9月10日(月)午前、召天されました(享年100) 。
 謹んで哀悼の意を表しお知らせいたします。

教会手帳住所録訂正

■田島靖則先生(雪ヶ谷教会)
 先生の氏名の隣に記載されている住所、電話番号を削除してください。訂正し、お詫びいたします。

電話番号変更

■川口誠先生(引退教師)
053-577-5815 ※電話・FAX共用

関連記事