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機関紙るうてる

るうてる2008年6月号

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全国総会 5.1~3 ルーテル学院、東京教会

5月1日~3日かけて、ルーテル学院大学・神学校(1日)及び宣教百年記念会堂(東京教会・2-3日)にて、第23回定期総会が開催されました。全国から教師議員、信徒議員等が集まり、3日間を過ごしました。
今回は、神学生寮完成の感謝と募金の呼びかけの意味も込めて、第1日をルーテル学院大学・神学校のトリニティーホールで開催(右写真)し、食事休憩時間等を利用して神学生による学院ツアーも企画されました。多くの議員がルターホール内を見学し、募金への思いを新たにしました。2日目には、会場を宣教百年記念会堂に移して協議が続けられました。2日目の朝の礼拝では、来日中のサウスカロライナ・シノッドのビショップ ドンジェス氏が説教されました。
さて、定期総会は下図の通り、様々な案件が提案され、協議を経て、可否が議決されていきました。特記事項としは「ブラジル伝道の総括と今後の取り組みの件」が挙げられます。宣教師派遣の時代を終え、現地教会の自立を支援する方向への転換を目指した提案でしたが、先方の強い希望を受け止め、今後も派遣を継続する方向が選択されました。今後、全教会で取り組んで行くことが求められます。また「中・長期財政見通し」が報告され、厳しい現状を共通理解とすることができました。「09年度、10年度暫定的牧師給財源措置の件」では、来年度以降の任用教職者数の急増が見込まれることに対する財源確保が急務であることが確認され、暫定的措置が承認されました。
今回の総会は、執行部の任期満了に伴う選挙の年でもありました。議事と並行して執行部及び関連常議員等の選挙が実施され、執行部は次の方々が選出(承認)されました。
総会議長:渡辺純幸氏(蒲田教会牧師)、副議長:青田勇氏(静岡教会牧師)、総会書記:立野泰博氏(広島教会牧師)、会計:森下博司氏(東京教会信徒)、各教区長:岡田薫氏(札幌教会牧師)、大柴譲治氏(むさしの教会牧師)、田中博二氏(名古屋めぐみ教会牧師)、永吉秀人氏(天王寺教会牧師)、長岡立一郎氏(博多教会牧師)、教区選出信徒常議員:井上律子氏(恵み野教会信徒)、豊島義敬氏(聖パウロ教会信徒)、厚味勉氏(知多教会信徒)、杉本登美男氏(天王寺教会信徒)、山本光氏(箱崎教会信徒)、財務:河崎隆夫氏(博多教会信徒)、総会選出常議員:伊藤百代氏(東京教会信徒)
尚、閉会礼拝にて第23回総会期常議員の就任式が執り行われました。

主な議案一覧
承認
1.教会組織変更の件 12の教会の種別変更と教会連立(組織合同)と名称変更2件
日本福音ルーテル名古屋教会、日本福音ルーテル希望教会、日本福音ルーテル名東教会が組織合同し、名称を「日本福音ルーテルなごや希望教会」とする。日本福音ルーテル帯広教会と日本福音ルーテル釧路教会が組織合同し、名称を「日本福音ルーテル帯広教会」とする。
2.教区長および教区選出信徒常議員の本教会常議員 承認の件
3.教会規則・規定改正 の件
①信徒代議員数是正の件 ②定年教師の他法人理事等就任制限の規則化の件 ③総会議事規定改定の件 ④文書の保存と送付に関する規定新設の件 ⑤神学教育委員会規定改正の件 ⑥信徒育成基金規定改定の件 ⑦教会用地売却に伴う原則改定の件
4.日本福音ルーテル教会宣教方策21 報告の件
5.宣教方策21関連 の件
主な提案事項は、P2「高齢者伝道を視野に入れた福音宣教への取り組み」、P3「サバティカル研修制度導入」、P4「けんしん月間キャンペーン導入」
6.2009年度、2010年度暫定的牧師給財源措置 の件
2009年度以降の任用教職者数の急増見込みを受けての財源対策案。教区土地建物準備金、教会および教区の人件費負担増額期待分等を主な財源として提案。
7.給与制度および財源に関する抜本検討委員会(仮)設置の件 8.2006年度、2007年度会計決算 承認の件
9.2008年度実行予算案の件 10.2009年度、2010年度 当初予算案の件

否決
1.ブラジル伝道の総括と今後の取り組み」の件
宣教師派遣という宣教協力のあり方を終結し、現地教会の主体性を尊重した上で出来る宣教協力に取り組むことを目指した提案

風の道具箱

朝を待つ夜

「教会は怖くないから大丈夫よ」。娘が教会を紹介した言葉です。思わず笑ってしまいましたが、教会を怖いと思っている友達は多いそうです。
「教会は怖いところ」。その言葉を聞いたとき、少し嬉しくなりました。子どもたちの怖いというのは「恐怖」ではなく、畏れという「畏敬」を感じているでしょう。私もお寺や神社は怖い所でした。神聖な場所、何かわからないけれど畏れを感じていました。教会をそのような場所としてとらえているなら、子どもたちはここに神様の存在を感じているのです。それが嬉しかったのです。
大きくなって、教会は怖い場所ではなく、神様とともに礼拝する場所であることを知るでしょう。そのとき、すでに子どもたちの心の中に神様の存在があるということを思います。私たちにとって教会は安らぎの場所です。それは交わりの中でイエスさまによって与えられているものです。神様との関係があるから、十字架を救いとして受け取ることができるのです。
夜が朝を迎えるためにあると思ったとき、夜の受け取り方がかわってきます。そう、夜は素晴らしい希望の朝を迎えるための静かな慰めのひと時なのです。
(柿のたね)

牧師の声

私の愛唱聖句

東教区 日吉教会 浅野 直樹

愛は、すべてを完成させるきずなです
コロサイの信徒への手紙3章14節

我が家の玄関をくぐると正面壁にかけてある額縁の中から、このみことばが出迎えてくれます。
東海教区にいたころ、恒例の信徒大会の会場で書道の師範にこれを書いていただきました。
「先生のお好きなみことばをおっしゃってください。お書きしますよ」。そういわれてそのときふっと思いついたみことばがこれでした。
私は神学校卒業と同時に東海教区の岡崎教会に赴任、しばらくしてから教会学校で子どもたちの暗唱聖句に取り組んだことがあります。聖句を区切って短冊にして部分的に隠したり、あるいはジェスチャを取り入れたり。声に出し手振り身振りを加えながら毎週毎週繰り返したので、ずいぶんとたくさんのみことばの暗唱をしました。すぐ忘れてしまったものがたくさんあるなかで、今でも聖書を読んでいると、そのときの記憶とともに甦ってくる聖句がいくつかあります。コロサイ書のこのひとことも暗唱聖句のなかにあった一節で、そのとき初めて私の記憶に刻み込まれましたみことばです。
覚えようと工夫を凝らしても結局はその場限りで消えていく聖句、せいぜいなにかのきっかけで暗誦した記憶がよぎる程度の受け身的な聖句がほとんどのなかで、この聖句はどういうわけか私の内にとどまりました。心地よい思い出にとどまらずその真意をもっと深く探訪したくて、そのうちに自分のほうから身を乗り出してまで、私はこのみことばに近づいていきました。
「愛はすべてを結ぶ帯」。色紙には、お願いしてこのように口語訳で書いてもらいました。新共同訳とは微妙にニュアンスが違っていますが、実はこちらのほうが気に入っています。「絆」という名詞よりも「結ぶ」という動詞のほうが愛の本質をよく表していると思うからです。神と人間、そして人と人との関係が途切れてしまったとき、途切れそうなとき、もう一度私たちを結びあわせてくれるのが愛するという神の働きです。わたしはこのみことばからそれを教えられました。壁にかかった色紙を見上げるたびにそのことを思い出します。

信徒の声

教会の宝石を捜して

東海教区  小鹿教会 信徒 石川 文一郎

何度か九死に一生の体験をされましたね
旧清水市(現在の静岡市清水区)で生まれました。45年中学一年生のとき、空襲で静岡へ逃げる途中、顔や手足に火傷をしました。大勢の人々が焼死する中を助けられました。戦後、満員の静鉄電車から振り落とされ、頭を打って脳震盪で倒れましたが、この時も幸いに生還できました。

キリスト教との出会いは?
清水で通った幼稚園が、クリスチャンの理事長によって運営されていました。賛美歌を歌ったことや、クリスマスをお祝いした事が、最初の出会いでした。高校生時代に、静岡インマヌエル教会に通い、卒業後の50年11月に受洗しました。
ルーテル教会との出会いは?
静岡ルーテル教会の池田牧師の説教をお聞きしたことがきっかけで、ルーテル教会に通うようになり、52年ハイランド宣教師に「堅信式」をしていただき、転会しました。

58年間の信仰生活の土台は?
いのちの危機に直面しながら、不思議に守られてきたことを感謝せずにおれません。神様に守られ、生かされているという大きな感謝と喜びが、信仰生活の土台になりました。40年前に始まった「静岡朝祷会」には、先輩の兄弟にさそわれて出席し、朝祷会の世話人になって、20年になります。毎週金曜日の早朝に朝祷会にでかけ祈れることは大きな喜びです。

祈りの課題は?
家族のなかで、最初に私が受洗しました。以来、家族の救いのために祈ってきました。私の両親も、妻の両親も洗礼に導かれ、家族が共に礼拝できる幸いを感謝せずにおれません。いまは、信仰を継承する教会学校のためにも祈っています。

長男を天国に送る辛い時がありましたね
4年前の2004年6月17日、長男は42歳の若さで白血病のために召されました。これも、神様の御手のうちにあったと受け止めることができ感謝です。

LAOS講座の学び

「小さな一本の指」~説教の聴き方・語り方~

広島教会 木曜聖研のみなさん

司会)今日は、LAOS講座の日ということですね。
A姉)毎月第2木曜を「LAOS講座を学ぶ日」としています。ゆっくりですが、もう6巻を学びました。体系的に学べるってすごいことですね。4年も続いています。
B姉)ゆっくりというか、はじめは難しくて。こんなにまとまったものを読むのも、聞くのも初めてでした。うちの先生の解説が楽しくて、脱線ばっかりなんですよ。それに、昼食が毎回準備してあり、それが美味しくてというのもあります。
司会)どんなところが難しいですか?
C姉)専門的というより、ひとつのテーマが深いですよね。さら~と読むわけにもいきませんし、学んだあとでどうするの?って考えてしまいます。でも、みんなで議論「ああでもない、こうでもない」と話す時間が楽しいです。
D兄)いま学んでいる「説教」についてですが、説教についていろいろな角度からの学びが新鮮ですね。牧師先生たちは毎週こんな準備をされていたのか、うちの牧師先生はこんなタイプの説教者だとか。まさか信徒が説教をとか。とにかく目からウロコばっかりです。それがまた楽しい学びです。
司会)とっても楽しそうですね。最後に全国のみなさんにひとこと
全員)まずは手にとってみましょう。続けていきましょう。

神の造られた世界-環境と聖書③

第3回 時代のしるし

「あなたたちは、夕方には『夕焼けだから、晴れだ』と言い、朝には『朝焼けで雲が低いから、今日は嵐だ』と言う。このように空模様を見分けることは知っているのに、時代のしるしは見ることができないのか」。
(マタイによる福音書16章2~3節)

私たちは空を見、雲を眺め、風の吹き具合を観察して空模様を見分けることを知っていました。また、サクラの開花がいつ頃になるのだろうかと季節の変化には敏感です。今を生きる私たちにとっての時代のしるしとは何でしょうか。
このままいくと数年後には北極の氷はまったくなくなってしまう恐れがあるとか、南の島々では海面上昇により生活ができなくなり環境難民が増えるとか、様々な環境変化が危機感をもって伝えられるようになってきました。しかし、私たちにはこのような異変を身近なものとして感じられないのも現実です。
私たちにとっての「時代のしるし」とは何でしょうか。私たちは時代のしるしを感じ取るような感性が求められています。このままいくとサクラ景色は絵本の中でしかみられない昔の風景となったり、1年の半分が熱帯夜となったりするかもしれないとう具体的な危機シナリオが描かれます。
時代のしるしを感じ取ったとしても、なかなか行動に移せないのも私たちの現実です。身近なところから行動したとしても私たちの生活から排出される二酸化炭素は増えつづけているのも現実です。 人類の未来を危うくする脅威がはっきりと分析されている今、地球温暖化問題に積極的に関わっていく必要がある時代が今です。

キリスト者環境十戒・
第2の戒め
「汝も自然の一員であることを知り、自然を敬え」。

寮母さんに聞く

寮母 竹田久美子さん

寮母募集に応募したきっかけ
江藤校長に声をかけられたことがきっかけでした。先生が学生の頃からの知り合いでもありましたので。それでもその働きが想像できなくて、どう返事をすればいいかと思っていました。
そんな中、決断へと押し出してくれたのは夫でした。今までは夫婦で一緒に仕事をしてきたけれども、これからはそれぞれ持っているタラントを活かせる場所があるなら、それを活かしたらいいと夫が言ってくれました。また、「君なら(寮母募集を)受けられるんじゃない」とも言って後押ししてくれました。
神学生を育てるというのはおこがましいですが、生活の場において彼らを手助けして、牧師先生になるのを見送っていくのも、尊い仕事かなと思って決めました。

寮母となって嬉しいこと
毎朝、タイムカードを事務室に押しに行くのですが、先日、鈴木先生にお会いした際、先生を通して「食事があるのは助かる」とか、「まずまずの味」という学生の声をうかがったのは、嬉しいことでした。

反対にしんどかったこと
若い年ではないので、頑張らずにいこうと思っているので、そんなにしんどいことはありません。もともと、何とかなるさという性格なので。

いち押しメニュー
朝はセルフサービスの形式にしてもらっています。夕食も全員で12、3人程度ですので、ちょっとした大家族といった感じです。得意メニューはありません。お菓子を作るのは得意なのですが、ここではそんな機会もないかと思います。メニューについては、今後神学生の声を聞きながら、考えて行きたいと思っています。
(近くにいた神学生に)実際に食べてみての感想
「めちゃくちゃうまいです。中でも『酢豚』は絶品でした」とのこと。

これからどのように
働きを続けていきたいか
始まったばかりで、一年の流れが分からないままバタバタとしています。
皆が楽しく、食事だけではなく、お茶の時間なども持てるようにしたいと思います。また、こちらがしたいということだけではなく、神学校の方針もあるでしょうから、それにも耳を傾けて行きたいと思います。

世界宣教委員会 帰国報告会

4月21日、市ヶ谷・議長室にて、世界宣教委員会が開催され、交換牧師及び留学のために海外で活動された松本義宣牧師、李明生牧師の帰国報告会が開かれました。

ドイツ・ブラウンシュバイク福音ルーテル州立教会(ELKB)に5年間、交換牧師として派遣されていた松本牧師は5年間を次のように報告しました。
「教会再編を模索するなど、ドイツ教会の大きな変換期」であったこと、「伝統ある教会と一般の人々の思いの乖離」の現状を痛切に感じたこと。また、「JELC内でELKBとの関係を深める組織の可能性」「ドイツの牧師を迎える可能性」について提案しました。
一方、2004年9月よりアウグスタナ神学大学に留学し帰国した李牧師は新約学、特にルカによる福音書の「旅行記」と呼ばれる部分における「少数者」の立場についてまとめることが研究目標であると報告しました。また、3年半にわたって滞在した「ノイエンデッテルスアウ」は「教会が地域生活のネットワークの基盤を担うことで、多様性の高い地域社会が持つ可能性を生かしている証である」と報告しました。

神の召しに応えて 新任牧師あいさつ

牧師3週間目の思い

湯河原教会、小田原教会 池谷 考史

牧師の働きには小さな事柄が多いように感じます。それに取り組む姿勢には、自然と自分の心が映し出されます。
考えてみると、キリストは小さな人々を大切にされましたが、そこにはキリストの細やかな配慮の心が表れているのでしょう。
神と人とに誠実であるために、まず小さなことを大切にすることからはじめて行きたいと思います。
キリストが今生きていたら、きっと玄関先の掃除や花の水やりを大切にされるのでは、という気がします。

神の召しに応えて

シオン教会 木下 理

ヨハネによる福音書4章に記されていますサマリアの女性は、キリストとの出会いによって、自分自身を見つめ直すときが与えられ、世に背を向ける生き方から、神の憐れみを世に伝えるものへと変えられました。キリストとの出会いは、その人を180度変える出来事です。
キリストとの出会いである礼拝へと人々を導くために、神は私たちを召してくださってます。
この神の召しに応えて、神の憐れみを福音として伝えていきます。

福音の岡

小倉教会、直方教会 光延 博

直方教会は、筑豊本線(福北ゆたか線)の「直方駅」より徒歩だいたい10分です。小倉教会は、小倉駅からモノレール「片野駅」より徒歩だいたい10分です。お待ちしています。

シオン教会に派遣されて
シオン教会 室原 康志
この4月から、木下牧師と共にシオン教会に着任しました。私は柳井・防府チャペルを中心に働いておりますが、初任地としてシオン教会の5つのチャペルが与えられたことは、大きな恵みであると実感しております。
多くの地域の、多くの教会員と共に信仰を強め、守り、福音を宣べ伝える器として用いられているという喜びと、充足感に満たされ日々を過ごしております。
今後も皆様の祈りに覚えていただけることに感謝し、牧師としての務めに励んでまいります。

神様の恵みあふれる教会

広島教会 佐々木 赫子

広島教会は窓のない大きな礼拝堂です。呉礼拝所も合わせると、週5回、礼拝が行われます。
着任して感じたことは、広島教会の心地よさです。熱心な教会員の皆様の優しい思いやりのある教会の中に遣わされた恵みに心から感謝しています。
礼拝堂には不思議な心地よい風がふいています。心地よい音楽がいつも流れています。神様が働かれている恵みに生かされている喜びが、いつも与えられています。
牧師として担う福音宣教の働きを今、心地よい汗を少しだけかきながら、語らせていただける恵みに心から感謝して過ごしています。

日本聖公会との合同礼拝

5月11日、聖霊降臨祭の夕刻、日本聖公会聖アンデレ教会にて、「共同の宣教に召されて」の出版を記念して合同礼拝が執り行われました。第1部は各教会の紹介と両教会の対話の意味と成果の報告(250名)、第2部は聖公会の聖餐に招かれる形での聖餐礼拝(300名以上)でした。担当をされた石居基夫牧師に報告をお願いしました。

今回の礼拝は、聖公会とルーテル教会が世界的な規模でなされてきた両教会間の対話とまたそこでの一致の成果としての文書を翻訳し、出版することを記念し、こうした教会一致の運動に学びつつ、日本の聖公会、ルーテル教会の宣教協力をより一層深めていくために与えられた礼拝でした。
また、今回のように、それぞれの教会が「聖卓の交換」というところまでの合意にいきついていなくても、それぞれの教会の持っているユーカリスティック・ホスピタリティー(聖餐への招き)の原則によって、合同の礼拝において聖餐式が持たれたということは、エキュメニズム運動の中でも大変意義深い試みで、世界に貢献する一つのモデルとなりうるものでもあると思います。
今後は、それぞれの地域にある日本聖公会と日本福音ルーテル教会が、何かの折に礼拝をともにしたり、地域での様々な社会的奉仕活動などに協力して当たったりすることが広がっていけるよう、交わりを深めていくことを進めていきたいと考えています。

るうてるTOPICS

サウスカロライナ・シノッド ビショップ来日 【4月24日~5月5日】

サウスカロライナ・シノッドより、ビショップのドンジェス氏がご夫人と共に来日し、慈愛園、福祉村等諸施設を訪問しました。定期総会の礼拝でも説教をし「キリストが昇天後も、私たちと共におられる」と語られました。また、長らく日本で宣教師として働かれたリビングストン元宣教師ご夫妻も同行され、旧交を温めました。

全国教師会総会 【4月30日~5月1日】

全国教師会総会が宣教百年記念会堂(東京教会)にて開催されました。役員の任期満了に伴う改選が実施され、新執行部として次の方々が選出されました。教師会長:高井保雄牧師(羽村教会)、副会長:立山忠浩牧師(東京池袋教会)、会計:白川道生牧師(新霊山教会)。また、互助会会計として斎藤忠碩牧師(市ヶ谷教会)、会計監査として浅野直樹牧師(日吉教会)が選出されました。

拡大機関紙委員会 【4月30日】

全国総会にあわせて拡大機関紙委員会が開催されました。毎年1回、機関紙委員会が開かれますが、今回は初めて各教区選出の機関紙委員の方々とも顔を合わせる機会となりました。本誌「るうてる」及び福音版の発行状況を分かち合い、また内容等について意見を交わしました。今後も全国総会にあわせて、拡大機関紙委員会を開きたいと願っています。

ルーテルこどもキャンプ

■ルーテルこどもキャンプ■
日程:8月7日~9日 場所:広島教会
テーマ:「来んさいヒロシマPeaceじゃけん」
●スタッフ募集
グループ・リーダー 大学生以上の教会員。
ジュニア・リーダー 高校生以上。
いずれも前日の研修会ならびにキャンプ期間全日程参加が必須条件となります。
※お問合せは…キャンプ長 坂本千歳牧師(岡山教会/086-803-3613)まで

訂 正

るうてる5月号4面「『Living with AIDS 合宿』報告」の記事に誤りがありました。
正しくは「ルーテルエイズ教育プロジェクト」です。
訂正し、お詫びいたします。

お知らせ

TNGでは、春キャン画像集、春キャンテーマソング「絆」の楽譜、各ワークキャンププロモーションビデオ、のパッケージを無料にて、お分けしています。希望される教会・施設は宣教室までご連絡ください。

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