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るうてる福音版2010年3月号

機関紙PDF

夢広がる世界、それは・・・・

以前、ある地方新聞で面白い記事を読みました。富士山に降った雨が地中を通って平野部で再び地上に湧き出るのに、どれだけの時間がかかっているのか、という研究についての記事です。諸説あって、これが間違いなく正しいという見解は得られていないのだそうですが、たとえば、ある人は、井戸の地下水位の経年変化と御殿場気象観測所における降水量を比較して、二ヶ月ちょっとだと割り出しています。一方、別の人は、地下水に含まれる人工放射性元素トリチウムの濃度変化に視点を当てて分析。結果、二十六年から二十八年と説いています。いやいや、そんなものではない。およそ百年という説をたてている大学教授もおられるそうです。
そうか。富士山のそばで暮らす人たちのもとで湧き出る水は、ひょっとしたら百年前に降った雨の水かもしれない……。夢のある話ですね。
さらにその記事が書いていたのは、火山岩の富士山よりも普通の山の方が地下水の流れは遅いのだそうで、その流速は年間1メートル程度だとか。その説ならば、地表に湧き出てくるには山の高さによっては何百年もかかっている。私たちが口にする≪○○山の名水≫は、何時代のものということになるのでしょう。江戸時代、鎌倉時代……? 学術的に見て、これらがどうなのか、わたしには専門的なことは少しもわからないのですが、ただこんなことを考えさせてもらえると、ロマンを味わえますよね。
星の大好きなA牧師は、あるとき、夜空を見ながら、ひとつの星をさして「あれは二千光年です。つまりイエス様がお生まれになったころの光がいまここに届いて見えているのです」と教えてくださいました。
ハーッ、もっと凄いスケール!私たちが、今ここで生きているという時に、いったい、どれほど昔からのもの、積み重ねられてきたものが取り巻いているのでしょうか。いえいえ、もっと大きなスケールもあります。
あなたが生まれるためには、まずひと組の男女(計2人)が結ばれていました。その2人が生まれるためには、さらにふた組の男女、計4人が必要でした。その4人が生まれてくるには四組の男女、計8人が必要でした。その8人が…と続けて、ほんの十世代前までさかのぼってみたら、果たして何人の人がそこに登場するでしょう。なんと百万人を突破します。嘘だと思ったら、ぜひ計算機を片手に試してみてください。そして、もうそれ以上は、8ケタ程度の計算機では割り出せなくなります。あなたというひとりの人が生まれてくるために、どんなに多くの人が関わっているのでしょう。あなたという人が生まれ、生きて行くのに、いったいどれほどの要素が取り巻いていることでしょう。
そうまでして、あなたという人に生まれてきてほしかったのだ、と神様はおっしゃいます。だって、わたしはあなたが大好きだから、と。富士山からの水よりも、何万光年の星よりも、ずっとずっとスケールが大きくて、夢広がる話。それは、あなたです。 (パパレンジャー)

ナマステ、サンチャイチャ

ネパールワーカー 楢戸健次郎先生

Q.一般的なネパールの人たちの収入源は何でしょうか?
主な収入源は出稼ぎです。マレーシアに40万人、中近東に100万人、インドは国境ビザ不要なので何百万人と行っています。もちろん日本にも出かけています。ネパール最初の「出稼ぎ」はゴルカ兵というイギリスの傭兵でした。第二次世界大戦で第一線にいたのがゴルカ兵で、かなり勇猛果敢な人たちでした。今では単純労働が多いでしょうか。そういう状況ですので、外国援助は不可欠です。

Q.外国の資金援助の現状は?
バランス外交をしているので、インドからも中国からもあります。ただやはり東側諸国からは少ないと思います。アメリカなどはお金も出し、口も出すということでしょうか。

Q.ミッションスクールはありますか?
リンカーンスクールがあります。これはアメリカンスクールです。ブリティッシュスクール。これはイギリス系の学校です。私が派遣されているHIDSが運営しているKISC(キスク)というのがあります。そこでは主に宣教師の師弟を教育しています。カトマンズなどは教育熱心なので、カトリックの「セントザビエル」というトップクラスの高校や、女性の場合は「セントメリー」という学校があります。カトマンズは学校だらけと言っていいくらい、学校ビジネスが盛んです。そして、教育を受けた多くの人が海外に出ていってしまうのです。

Q.そうすると外国語学習熱も?

もともとネパールは民族が100以上あり、カトマンズでは母語はネワール語です。高齢者にはネワール語しか話せないという人もいますが、その娘の世代になるとネワール語と共通語のネパール語と英語が普通に話せます。高校を出た人ならネワール語とネパール語と英語くらいは大体できます。3カ国4ヶ国語くらいは当たり前です。語学が出来るというのは特殊技能でもなんでもなくて、ただの生活手段なのです。小さい時から多民族国家にいると言葉は単民族よりはずっと覚えやすい環境にいるのかもしれませんね。

Q.日本には興味があるのですか?
ものすごくあります。日本人とネパール人はとても似ているのです。顔もとっても似ています。日本語で話しかけたくなるくらい日本人そっくりなネパール人もいます。言葉も日本語とネパール語は語順が同じなのでお互いとても覚えやすいと思います。またメンタリティーでもかなり近いです。ネパールを訪れる日本人の8~9割の人がネパールを好きになります。

Q.日本人観光客はよく来ますか?
カトマンズには世界遺産だけでも7つありますから、たくさんの日本人が来ます。今一番多いのは60代70代の女性で、トレッキングが目的です。私としては、若い日本人が沢山来てくれて、そこで問題を発見して、将来東南アジアで働いてもらいたい。ですから、医師よりツアーコンダクターと思われるようなこともしていますが、これも自分に課せられた大切な働きの1つだと思っています。

Q.最後に
「るうてる」紙の連載を通して、ネパールの医療事情を知っていただくことを願っていますが、ネパールの国や人そのものにも関心を持ってもらいたいのです。関心を持って興味を持って一度行ってみたいと思っていただくのが一番です。一度来ていただければ、必ず何かを掴んでくれるでしょう。そして、ネパールには優秀な人が沢山います。将来の青写真を一緒に描くことのできる人を見つけて、その人たちと協力して、一緒に働くのです。自分が第一線で何かをするというよりは、セットアップすることの方が、僕たちの仕事だと思っています。   (了)

毎日あくしゅ

通勤途中の街路樹に混じって、白木蓮が薄いクリーム色のつぼみを膨らませていて、毎朝見上げながら通り過ぎています。
月曜日の朝は、家を出ると家庭人から保育者へと気持ちの切り替えをしながら駅までの道を歩きます。そんな時、すぐそばで鳥の鳴き声がするので目をやると、見慣れない鳥が素早く枝から枝へと飛びまわっています。木立の葉蔭に見え隠れする鳥たちの姿に遭遇したりすると、清々しい気持ちになり、心も弾み足どりも軽やかになります。
卒園・進級まであとわずかとなった大切な日々、年長児は勉強机やランドセルを買ってもらい「小学校へ入学するのだ」という自覚とちょっぴり不安が入り混じりながら「もうすぐ幼稚園とはお別れなんだ」と自分に言い聞かせるかのように時間を惜しんで遊んでいます。
年中児は、「4月から年長組だぁ」と自信ありげです。もうすっかり年長組の顔つきになっているその姿を見て頼もしささえ感じます。年少児は、「もうすぐ年中組よ」と嬉しそうな顔。1年間集団で過ごしてきたことで、もうすっかり年中組になるという意識ができてきていることを感じます。
自然界も四季折々の姿があります。今は春に備えて新しい命を芽吹く準備をしています。子供たちも遊びの生活の積み重ねを通して蓄えた力を発揮できるその日が来るまで、いろいろな力を貯め込んでいるのです。
木の芽時は体調を崩しやすい時でもありますが、子供たちも一年の締めくくりの時、次へのステップアップへつながる時として希望と不安が入り混じり、身体的にも精神的にももろくなる時でもあります。子供たち一人ひとりの今までに貯め込んだ力を信じて、受け止め、励まし、寄り添いながら、子供自らしっかり芽吹こうとする〈そ の 時 〉が来ることを待ち望み、新たな生活への羽ばたきと旅立ちの時をむかえたことを喜び合い、決して芽吹いた新芽をへし折るようなことをしない大人でありたいと思います。
(園長)

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