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機関紙るうてる

るうてる2014年2月号

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説教「イエスの激しい祈り」

日本福音ルーテル賀茂川教会  高塚郁男

(イエスは)ひざまずいてこう祈られた。「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、私の願いではなく、御心のままに行ってください。すると、天使が天から現れてイエスを力づけた。イエスは苦しみもだえ、いよいよ切に祈られた。汗が血の滴るように地面に落ちた。イエスが祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに戻って御覧になると、彼らは悲しみの果てに眠り込んでいた。イエスは言われた。「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らぬよう、起きて祈っていなさい」。(ルカによる福音書22章39節~46節)

イエスはそこで「ひざまずいて」(ルカ22・41)祈り始めます。ユダヤ人は立って祈るのが習慣です。現在でもそうですが、特に大事な祈りになると立ったまま手を上にあげ祈ります。イエスがひざまずいて祈るのは極めて不思議な光景です。
 イエスの祈りは「汗が血の滴るように地面に落ち」(ルカ22・44)ると、ある写本が書き残しているように、極めて激しいものでした。ゲツセマネには「実を粉々に粉砕する油絞り器」の意味がありますから、イエスはまさにご自分の体を粉々に砕き、血を体の中から絞り出すかのように祈ったのでしょう。
 どうしてそれほど激しい祈りをされたのでしょうか。それを探る為に私は気づいたら十回もイスラエルに足を運んでいました。大半は個人で行きましたが三回はグループを引率しました。
 一九八七年だったでしょうか、グループ旅行の時、ゲッセマネの園の教会で、「今日は一日祈りの為に取っていますからここで思う存分祈って下さい。但し閉門が四時ですからそれまでには出て来るように」と言って各自自由に祈る時間を取りました。最後の婦人が出てきたのは四時ぎりぎりでした。何と六時間祈っていたことになります。涙ながらに激しく祈ったことがすぐ分かりました。眼は真っ赤、顔の形が変わったようにも見えましたが晴れ晴れしていました。「先生、イエス様は本当に私の為に汗を流しながら祈ってくれたのがわかりました」と喜びに満ち輝いていました。 私がイエスの祈りが私の為であったことを身にしみたのは何度も何度もここを訪れ、長時間祈ってやっとのことでしたが、彼女はたった一回でそれを体験したのでした。
 イエスが祈って下さることが本当に分かることは私たちの信仰にとって実に大事なことです。イエスが祈って下さるから私たちは救われます。世の中には私たちを神から引き離そうとする非常に強い力があります。毎日その誘惑にさらされています。イエスは弟子たちに「誘惑に陥らないように祈りなさい」(ルカ22・40)と命じますが、弟子たちは誘惑に負けてしまいます。私たちも同じです。私たちは弟子たち以上に誘惑に負け、罪に負けやすい弱い人間です。このままでは救われません。イエスはそんな私たちを、一人や二人ではありません、全人類のためです、全ての人を救う為にこの世に来られたのですから(第一テモテ1・15)、全ての人の罪を背負っています。全人類の罪を一身に負っているのですから余りにも重すぎます。ですから祈りは激しさを増さざるを得ません。
 そして遂に「父よ、御心なら、この杯をわたしからとりのけてください」と訴えざるを得ません。「杯」は私たちの罪すべてです。神はその訴えを聞き入れません。聞き入れたら、私たちはいつまでも救われることはありません。イエスがどんなに苦しくても、悶えても、飲み干して下さったから私たちは今赦しの中で生きていられます。
 主イエスは私たち人間の罪を赦すために激しい祈りをされました。激しい祈りだからこそ習慣的な祈りの姿勢ではなく跪いて祈りました。そろそろ受難の季節に入り、ゲツセマネのイエスの祈りに出会います。この祈りはあなたを救うための祈りです。今年はそのことをいつも以上に身にしみて、イエスの前にひざまずいて下さい。
(イエスは)ひざまずいてこう祈られた。「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、私の願いではなく、御心のままに行ってください。すると、天使が天から現れてイエスを力づけた。イエスは苦しみもだえ、いよいよ切に祈られた。汗が血の滴るように地面に落ちた。イエスが祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに戻って御覧になると、彼らは悲しみの果てに眠り込んでいた。イエスは言われた。「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らぬよう、起きて祈っていなさい」。(ルカによる福音書22章39節~46節)

宗教改革五〇〇周年に向けて ルターの意義を改めて考える(22)

ルター研究所所長 鈴木浩

 律法の第三用法の続きだが、人間には人間として生きていく上で、ガイドラインは必要であろう。ところが、ガイドラインは「物差し」として機能することになる。
 だから、ガイドラインが指し示すモデルと、自分との「比較」がここで生じることになる。この物差しは、自分だけでなく、他人にも適用されることにもなるだろう。
 比較すれば、そこで「進歩したか、後退したか」という判断が生じる。「進歩の積み重ね」が「実績の積み重ね」と思われたらどうなるのか。この場合、「実績」とは「功績」と同義語になる。すると、そこに現れているのは、「変装した律法主義」ということになる。
 教会史家のゴンサレスが、律法の第三用法を強調したカルヴァン派の伝統について、「極端なルター主義に常に存在する危険が反律法主義であるのに対して、改革派の伝統に常に存在する危険は、律法主義、厳格主義、更にはわざによる義認へと落ち込む危険である」(『キリスト教神学基本用語集』教文館、二七〇頁)と言うのも、うなずける。ルターが「律法の第三用法」について、控え目な発言しかしなかったのは、その危険を察知していたからである。

牧師の声 海外研修報告 第二回
「ラルシュ共同体」について

箱崎教会・聖ペテロ教会 和田憲明

 ラルシュ共同体(以下、「ラルシュ」と記す)は、ジャン・バニエ(1928年 カナダ生まれ)が知的ハンディを持ち苦しんでいる人と共に、祈りを中心とした生活を始めたことに端を発する。1964年最初のラルシュがフランスで設立され、現在約40ヶ国、150ヶ所に大小さまざまなラルシュが存在する。ちなみに日本では静岡の「かなの家」のみ。前号で紹介したフランスのテゼ共同体(以下、「テゼ」と記す)で行われる祈りのスタイルが、このラルシュにも取り入れられている。(参照:『テゼ-巡礼者の覚書』黙想と祈りの集い準備会編、一麦出版社)

 昨夏私が訪れたバングラディッシュのラルシュは、近くのテゼハウス(テゼ共同体の分院)で暮らす5人のブラザー(修道士)の働きが基盤となって始められ10年目を迎えた。現在NGOの日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)から派遣されている、女性ワーカーの看護士、作業療法士のお二人が積極的に支援を行っていた。

 この国のおよそ9割がイスラム教徒だが、先進的な共同体としてラルシュの中でも特に注目されている理由は次のようなことである。
 祈りの時間の様子――施設の小部屋正面の机上にキャンドル、香、花が置かれ、まずイスラム教徒がコーランの一節を唱える。続いてキリスト者が聖書朗読を行う。それぞれの単純素朴な讃美。そして沈黙の時間。これにヒンズー教徒のギーターの朗読が入ることもある。

 テゼは超教派。バングラディッシュのラルシュを「超宗教」と呼ぶ向きもあるが、現地のワーカーのお一人は 、 「人間なので当然意見の相違も起こる。でも、知的ハンディをもった子どもたちの存在に助けられ、互いに和解の体験を何度もしてきた」という。
こちらが、「・・・愛し、尊敬を持って互いに相手を優れた者と思いなさい」(ロマ12:10)なのですか?と聞き返すと、「イスラム、ヒンズーにも同様の教えがあり、今晩ブラザーを囲んで学ぶところです」と。帰国の日に話してくれた日常が、今日も祈り、繰り返されていることだろう。

※ 「ラルシュ」とはフランス語で「箱舟」の意 

Book Review
石田順朗著「神の元気を取り次ぐ教会」

ルーテル学院大学 石居基夫

 「神の元気を取り次ぐ」こと。書名に記されたこのユニークな表現は、福音によって信仰に導かれ、その福音を分かち合う牧師へと召しを受け、長くその働きを担ってこられた筆者石田順朗先生が、今こそ教会の使命としてどうしても確認したかったものだといえるだろう。
 進歩した科学技術がこんなにも私たちの日常を便利で快適なものにし、世界の新しい可能性を示しているのに、人々は孤立し、社会全体は先行きの不透明さに大きな不安を抱いている。教会もまた宣教に行き詰まり、子どもたちの姿が少ない現実の中で明るい未来を描けず、元気がない。
 けれども、本当の元気は私たちの内からはけっしてわき上がっては来ない。筆者は、それはただ「神の元気」から来ると確認する。「神の元気」とは、神から被造物に与えられる「いのちの息吹」のことと聖書は示しているのだ。このいのちの息吹は、神の言葉として私たちに向けて語りかけられ、私たちを生かす力として働く。
 ご自身が説教によって「元気をもらった」という原体験を長い信仰生活を通し確認し、また説教者として人々がそれによって生かされ、導かれるのを目の当たりにしてこられた筆者だからこそ、その真実を率直に示してくださっている。確かに説教を通して語られる神のみことばが、人を元気にし、世界に神の御心を実現していく。
 その説教がどのように準備され、分かち合われ、伝えられてきたのか。教会の暦や聖書日課、聖礼典や礼拝のことなどについてやさしく説明を加え、細やかな配慮のなかに神のみことば、「神の元気」が用意され分かち合われて来た教会の知恵を教える。その知恵によってこそ、信仰者がこの歴史的世界のなかでどう生きるべきかを確かに受け取っていくのだといえるのだろう。
 九・一一、三・一一という二つの大きな出来事を体験してきた現代には沢山の課題がある。その現代を生きるキリスト者に与えられている恵みと使命を「神の元気」において私たちは分かち合うものと教えられる。

『神の元気を取り次ぐ教会―説教、教会暦、聖書日課、礼拝』
予価1200円、
2月中旬リトン社より刊行

JLER(ルーテル教会救援)対策本部
現地からのレポート

JLER派遣牧師 野口勝彦
 
 これまで、毎月、この紙面をお借りして「現地からのレポート」を皆様にお届けしてきましたが、今月号で最後となりました。これまでお読みいただいた皆様に感謝いたします。
 その最後は、記念礼拝・感謝会と実務研修会のご案内(詳しくは左欄をごらん下さい)およびコミニュティセンター再建後の利用状況についてご報告いたします。

【コミニュティセンター再建後の利用状況】
チーフ・スタッフ 佐藤 文敬
 2013年9月15日に落成式をして無事に完了した気仙沼市本吉町の前浜コミュニティセンター再建支援。建物完成後、このセンターは気仙沼市に寄贈され、同年11月から前浜地域振興会(自治会)が指定管理者になり施設を運営しています。
 前浜地域では、震災前からセンターを使った地域活動が1年間に50回以上行われていたのですが、新しく再建されたセンターも完成後、頻繁に使われています。敬老会などの自治会行事以外にも防潮堤問題の勉強会など復興に向けた取組や子ども向けのお楽しみ会など様々に活用されています。
 ルーテル教会救援でも12月21日に、日本福音ルーテル社団のボランティア青年たちが地元の女性グループと一緒に、センターを使って子どもたちのためのクリスマス会を開催しました。
 子どもたちは、大きな声で歌ったりゲームをしたりと楽しい時間を過ごしていました。今後も地域復興の拠点としてたくさん使ってもらえればと思っています。

東日本大震災ルーテル教会救援記念礼拝・感謝会

1.日時:2014年3月11日(火)  14時46分18秒~17時
2.会場:日本福音ルーテル仙台教会
3.内容: 14時46分18秒~15時30分 記念礼拝
 15時30分~17時    感謝会(お茶会)
4.対象者:どなたでもご出席いただけます。
5.申込:2014年2月28日(金)までにメールにて
担当者(野口:k-noguchi@jelc.or.jp)までお知らせ下さい。

南海トラフ大震災対応実務研修会
1.日時:3月11日(火)  14時46分18秒~13日(木) 16時頃
2.会場:仙台教会及び支援先、被災地 他
3.対象者:ルーテル教会救援構成四教団  所属牧師

牧会者ルターに聞く

第四章ルーテルDNA
その一 神の言葉に「とりつかれる」

石田順朗

 本シリーズ最終章のこの標題は、時の話題にあやかる造語ではない。ほぼ三年前の米国訪問中、娘家族が在籍する教会の牧師ジェームズGコブ先生から署名入りで戴いた『Lutheran DNA, 「アウグスブルグ信仰告白」を会衆と共に検証して』(二〇一〇年)の書名拝借による。
 教会から破門されたルターは、やむなく同調者らと共に明確な信仰基準や組織を必要とし、一五三〇年には、「アウグスブルグ信仰告白」の陳述が行なわれてルター派が結成された。ルターの死後、一五五五年には「宗教和議」の結果ルター派は、ドイツ国内での法的権利が認められた。漸次、福音主義教会と呼び交わされ、ルター自身の初志に逆らうルーテルの名を冠する教会形成へと国際的に発展したのである。そこで、いったいルーテル教会の素性とは?をたずねてコブ博士は、都合四十年間牧した会衆と共に、その『信仰告白』を読み続け、一年の研究休暇を得て上梓した好著だ。
 この『信仰告白』は当初、多くの論議を誘発し、『改正』や『弁証論』の刊行が続いた。ところで冷静に読んでみれば、それは時の教会への挑戦状的な檄文ではなく、むしろ『使徒、ニケヤ信条』に則り、あくまでも聖書に誠実たろうと明瞭簡潔に告白する福音的な信条書。「唯一の聖なるキリスト教会は、つねに存在し、存続すべきである」の第七条が「それ[教会]は全聖徒の集まりであって、その中で福音が純粋に説教され、聖礼典が福音に従って与えられる」と記述するのはその範例で、いわゆる宗教改革原理の「聖書のみ・恵みのみ・信仰のみ」を条文化したものである。
 言葉といえば、ふつう、ある概念や思いを伝達する媒体として考えられるが、ルターが聖書を指して「神の言葉」というときの言葉には、言葉そのものが一つの恵みの出来事であり、力であり、彼自身に迫り、彼を?みこむものであった。「… 神のこの約束は、聖なる、真なる、義なる、自由なる、平和ならしめる、またあまねく善に満ちたる言葉であるから、堅き信仰をもってこの言葉に固着する魂が、ただに言葉の一切の力に与るのみでなく、その力に飽き足らせ酔わせられるというように、言葉に融合せしめられる、否、完全に言に呑まれるということが起こる。… いかに言葉のもつ一切を魂に共有せしめることであろう」。
 この「とりつかれる」さま、「呑みこまれる」さま、さらに「結び合わせられる」さまは、ルターが、名著『キリスト者の自由』の中で婚姻関係の親密さに譬えて描き出すほどに、極めて奥行きが深く密度の高いものである。
 キリスト信徒が神の言葉に「とりつかれるさま」は、まさに「ルーテルDNA」のもたらす成果だ!

いしだ よしろう 引退牧師、九州ルーテル学院大学名誉学長、LWF元神学研究部長

春キャンに集まろう!

 まだまだ寒い日が続いていますが、確実に春も近づいています。ルーテルの春といえば? 春キャン! そう、春の全国ティーンズキャンプです。 
 「神様を信じて、愛してやまない若者がこんなにたくさんいるんだ…」初めて春キャンに参加した時の感動と驚きを未だに覚えています。21歳で教会に通うようになり、洗礼を受けスタッフとして参加した春キャン。自分の通っている教会には中学生、高校生は1人2人だったこともあり、体育館いっぱいに集められた子どもたちが真剣に神様について語り合い、考える姿を見て衝撃を受けました。
 今年は21回目を迎え、千葉市少年自然の家にて行われます。テーマは「信仰」。私たちの信じる力によって救いを勝ち取るのではなく、神様からの救いが全て。私たちがどのような罪びとであっても、私たちを愛してくださる神様に自分自身をゆだねることが信仰であるのだということを様々なプログラムを通して、体験的に学びます。
 そして、「以神伝信―それでもキミを愛しているー」というキャッチコピーの通り、・それでもキミを愛しているという・神様をもって(以って)、(罪ある私たちに)信仰が与えられる(伝わる)、こんなことを感じられるキャンプです。
 共に祈り、賛美し、寝て、食べて、語り合う。一つ一つを通して、私たちの想像をはるかに超えたプレゼントを神様は準備してくださることでしょう。そして、プレゼントはもらって終わりではありません。それぞれの教会に戻ってから、日常生活の場においても、神様からのプレゼントによって、つながり、強められます。また贈る側になることもあるでしょう。
 スタッフはプレゼントの中身を少しずつ準備しているところです。どうぞ子どもたちを送り出してください。スタッフ一同、お待ちしております。
春キャンスタッフ 石井沙絵

申し込み方法

★申し込み期限:2014 年2月23 日まで
★申し込み方法:
・インターネットから申し込んでください。( 携帯、ス
マホからも申し込めます)
TNG-Teens のブログ
http://tngteens.hamazo.tv/から またはFacebook
https://www.facebook.com/JelcTeens から

・インターネットからの申し込みができない場合は、FAX、Email、郵便などで 申し込んでください。  
・〒263-0032 千葉市稲毛区稲毛台町23-7
日本福音ルーテル千葉教会気付  春キャン2014 申込受付担当: 小泉嗣宛
FAX:043-244-8018( 千葉教会)TEL:043-244-8008( 千葉教会)・  E-Mail: harukyan.moushikomi
@gmail.com

★申し込み確認方法: 申し込み受付後、TNG-Teen プログで教会名と名前の イニシャルを表示します。各自、申し込まれたかを御確認く ださい。( 受付が表示に反映されるまでに数日かかります)
その他キャンプに関する一般的問合せ先:
TNG-Teens 部門小澤実紀
TEL:090-1098-2466
主催: 日本福音ルーテル教会宣教室TNG 委員会Teens 部門 各教区教育部 協賛:JELA

この方こそ救い主

ステンドグラス工房 アスカ 山崎種之(松本教会会員)

 長野県北の栄村秋山郷は新潟の津南町からやっと車で入れる山間僻地の豪雪地です。この地方では、徒歩で行商担ぎ屋をする人が近年までいました。
 その一人、小林Kさんは夫に先立たれ、七人の子を行商で育て上げました。労苦を重ねた上やはり生涯を終えたのですが、いつの間にか教会に通い、受洗していたのです。持ち歩いていた聖書は古び、星野富弘さんの「詩画葉書」がしおりのように挟んでありました。
 子たちは母親の信仰を重んじ、周りの仏教のしきたりではなく、教会で葬式をし、母を覚えて自宅内にチャペルを作ろうと思い立ち、遥遥アスカ工房に相談に来訪。
 八畳の床の間を改造してステンドグラスの窓を新設し、「良い羊飼いイエス」と『この方こそ救い主』の二列取付を決め、救い主を指差す行商姿の母を入れることになりました。
JR飯山線の踏切近くの家には列車からも見える位置にこの窓はあります。
 母の通った秋山郷の山道はNHKの「小さな旅」でも紹介されました。

新任「J3」(短期信徒宣教師)からのごあいさつ

ブレント・ウィルキンソンさん

出身はアメリカのミシガン州です。出身教会は、セントラルウエスレアン教会です。
 来る前、大学から卒業しました。アルバイトを図書館でしました。趣味はギターとスポーツと釣りです。
 日本では日本語を習って、文化を見て、教会を手伝いたいです。大学では歴史と経済とドイツ語を勉強しました。
(日本語で書いてくださったあいさつ文をそのまま掲載しました)

ジェニファー・ロバーツさん

わたしはアメリカのウイスコンシン州のLuckから来ました。その町のボーンレイクルーテル教会の会員です。
 日本に来る前、アイオワのルーテル大学で歴史とアフリカについて学びました。
 日本では、日本語について十分に学び、しっかり会話できるようになりたいです。
 神様が私のために、そして、日本の国で私を用いて神様がなさろうとする働きを覚えて、興奮しています。

2013年度 連帯献金報告

2013年度の「連帯献金」は各個教会・団体及び教会員・教会関係者の方々から10,218,526円の献金が、それぞれの宣教・奉仕の活動のために捧げていただきました。
                                  
■ブラジル伝道  1,058,237円
 帯広教会、日吉教会、札幌教会、大岡山教会、長野教会、田園調布幼稚園、東教区総会、 熊本地区宣教会議、東教区宗教改革礼拝、京都教会、小石川教会、千葉教会、横須賀教 会、竹田孝一、東教区女性会、保谷教会、水俣教会、下関教会、厚狭教会、厚味勉、寺 田幸代、小山茂、宇部教会、恵み野教会、博多教会、めばえ幼稚園、ルーテル学院中学・高校、 本郷教会・本郷学生センター、なごや希望教会、女性会連盟

■メコンミッション支援(カンボジア) 232,000円
 日吉教会、小山茂、長野教会、保谷教会、市ヶ谷教会

■喜望の家 2,721,320円
 サウスカロライナ・シノッド、ブラウンシュバイク連邦教会、小泉眞、長野教会、小石川教会、横須賀教会、 保谷教会、水俣教会、 宇部教会 、博多教会

■世界宣教(無指定)  799,948円
 高蔵寺教会、蒲田教会、箱崎教会、帯広教会、桝田 智子、日本福音ルーテル社団、室園教会、 長野教会、高安洋子、刈谷教会、杉岡浩二、湯河原教会、大垣教会、千葉教会、市ヶ谷 教会、博多教会、神水教会、挙母ルーテル幼稚園、小山茂

■フィリッピン台風救援金 2,441,360円

【教会】
 岐阜教会、小田原教会、津田沼教会、阿久根教会、シオン教会柳井礼拝所、武蔵野教会、大江教会、東京池袋教会、市川教会、京都教会、なごや希望教会、板橋教会、健軍教会、横須賀教会、熊本教会、保谷教会、小岩教会、藤が丘教会、帯広教会、静岡教会、室園教会、宇部教会、雪ケ谷教会、西宮教会、市ヶ谷教会、刈谷教会、大牟田教会、恵み野 教会、松本教会、博多教会、神水教会、合志教会、二日市教会、小石川教会、大阪教会、日吉教会、函館教会、シオン教会益田礼拝所、本郷教会、岡崎教会、浜名教会、札幌教会、厚狭教会、豊中教会、福山教会、岡山教会、甘木教会、神戸東教会、下関教会、久留米教会、湯河原教会、三原教会、大垣教会

【団体】
 日本福音ルーテル社団、甲信地区信徒の集い、西日本福音ルーテル伊丹教会、門司幼稚園、清泉保育園、田園調布幼稚園、「共に生きる」集い、西日本福音ルーテル青谷教会、二見福音ルーテル教会、西条ルーテル幼稚園、めばえ幼稚園、国府台保育園、愛泉保育園、挙母ルーテル幼稚園、ルーテル学院、本郷学生センター

【個人】
 鐘ヶ江昭洋、中尾巴香、小町志乃、小山茂、仲吉智子、山﨑眞由美、星野幸一、相本剛、山本真理子、村上要子、梅北美智子

特記  「東日本大震災救援献金」報告
 東日本大震災の救援活動のために、震災発生の2011年度から2013年度に至るまで、3年間、全国の教会、関連施設に支援募金をいただきましたので、「連帯献金」と併せて感謝して報告させて頂きます。宮城県の現地にて、復興・復旧のための支援活動を3年間継続してきました、4つのルーテル教会の共同による「ルーテル教会救援」(JLER)は、2014年3月末をもって終結いたします。この救援活動のために、多額の献金を捧げてくださった全国の教会、信徒の方々、教会関係者・団体、並びに全世界の教会に心より感謝いたします。

■東日本大震災救援献金 2,965,671円

【教会】
 神水教会、日田教会、都南教会、武蔵野教会、日吉教会、高蔵寺教会、熊本教会、東京 池袋教会、広島教会、箱崎教会、大森教会、羽村教会、札幌教会、三鷹教会、恵み野教 会、千葉教会、挙母教会、甲府教会、湯河原教会、博多教会、宇部教会、市ヶ谷教会、 下関教会、松本教会、小鹿教会、大分教会、健軍教会、小石川教会、室園教会、シオン教会 柳井礼拝所、保谷教会、大岡山教会
【団体】
 東教区、東京ベタニヤホーム、九州学院、東教区女性会、熊本地区女性会、門司幼稚園、大阪るうてるホーム、千葉ベタニヤホーム、九州教区信徒大会、東教区総武地区、大船ルーテル教会、愛知ルーテル学院、一粒の麦、横浜英和学院、めばえ幼稚園、ルーテル学院中学・高校、東海地区女性会
【個人】
 木村修・千恵、宮川幸祐、寺田幸代、メイトウクリストインターナショナルチャーチ、小山茂

2014年度 ルーテル「連帯献金」のお願い

 今日の社会・世界における福音の宣教、奉仕、災害・飢餓への支援活動として日本福音ルーテル教会がお願いしている「連帯献金」のために、各個教会及び教会員・教会関係者の皆様から、献金を捧げていいただいていますので、ご協力をお願いいたします。

■指定献金[ブラジル伝道]■
1965年から日本福音ルーテル教会の海外伝道として誕生した、サンパウロにある日系人教会の宣教支援と2009年4月より宣教師として派遣されている徳弘浩隆牧師夫妻の人件費を補うために、毎年200万円の募金目標を掲げています。ご支援と献金をお願いします。

■指定献金[喜望の家]■
釜ヶ崎「ディアコニアセンター喜望の家」の活動の支援をお願いします。アルコール依存を抱えた方々の支援・相談、アルコールを飲まない生活を支えるための「自立生活支援プログラム」の提供、病院訪問、さらには「路上生活相談」として、街で路上生活者に声をかけ、生活や医療の相談をし、路上生活から脱出を手助けする支援を展開しています。

■特定献金[メコン流域支援]■
日本福音ルーテル教会は「メコンミッション活動」として、メコン川流域の人々のための宣教・教育・奉仕事業を香港、シンガポールのルーテル教会と共同で展開しています

■無指定献金■[世界宣教のために]
緊急の支援を必要としている人々の救援活動及び宣教・奉仕活動に対応するために「無指定献金」を設けています。無指定献金の配分・送金先は本教会常議員会に委ねられています。

▼上記献金の送金先▼
「連帯献金」を捧げてくださる場合には、それぞれの献金目的を郵便振替用紙に明記して、以下の口座に送金くださるようにお願いします。
郵便振替:00190-7-71734   
名義:(宗)日本福音ルーテル教会

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