るうてる2007年11月号
第11回 全国青年修養会
9月22日から24日の3日間、全国から約40名の青年が参加し、箱崎教会と聖ペテロ教会及び恵泉幼稚園を会場として、全国青年修養会が開催されました。
今回は、少人数で短い準備期間であってもやることができる「新たな修養会」を創りだし、新たな青年会活動を歩んで行きたいという想いで、テーマを『創造』にしました。
「ろうそく作り」や「バーベキュー(食事作り)」、「礼拝作り」など、与えられるのではなく自分たちの手で作り出だすために、仲間と協力し合い、楽しく充実した時を過ごすことができました。僕たちの「作る」修養会を、神様が仲間と協力者をお与えになり、『創造』してくださったことに感謝しています。
更に、今回の修養会を受け入れてくださった箱崎教会、聖ペテロ教会、恵泉幼稚園の方々の心温まるご協力のもと、無事に修養会を開催できたことにも感謝しています。本当にありがとうございました。
【実行委員長 末吉潤一(神水教会)】
「この地面をずーっと掘っていくと…」
「この地面をずーっと掘っていくと出る、地球の反対側から来たんだよ」と、きらきらする眼差しの子どもたちに紹介されました。そこはファベーラといわれる貧しい地区の子どもたちの学習支援や青年の就職支援をしている、現地ルーテル教会が設立した施設です。
9月18日から26日まで渡辺純幸副議長・世界宣教委員長とともにブラジルを訪問しました。目的はJELCがサンパウロ教会に7年任期で派遣している渡邉進宣教師と面談し、現地日系教会およびブラジル福音ルーテル教会(IECLB)を訪問することでした。今回はブラジル支援をしているJELAの古川事務局長も同行して下さり、教会・集会所のほか、冒頭に触れたようなJELAも支援している諸施設も共に訪問する、よい機会となりました。
ブラジル移民が始まって来年で100年。日系人教会には43年にわたり宣教師が派遣されてきました。その後、世代交代や高齢化も進み、旧日本基督教団系の「南米教会」がブラジルのルーテル教会に加盟し、「サンパウロ教会」はこの教会と「日系パロキア」という教会共同体を形成、日系人牧師・大野健牧師が主任牧師で宣教師はそのもとでチームで働くように変遷してきています。
日曜日は徳弘・渡辺がそれぞれの教会で説教奉仕をし、役員会、そしてパロキアの合同役員会、ファベーラにあるジアデマの集会所の夕礼拝と、特に忙しい日でした。子どもたちからお年寄りまで、日系の方々や現地の人たちともたくさん会い、笑顔をかわしました。特に昼食は、昔ながらの手作りの和食でもてなしを受けました。気候も時間も全く反対の地球の裏側にも、こうしてルーテル教会の兄弟姉妹がいることを遠くで家族に再会したように嬉しく思いました。バザーのための日本からの中古衣料なども大歓迎との事。
250年ほど前に主にドイツからの移民で始まったルーテル教会ですが、それだけではなくアマゾンなど教会のない地域への伝道や、ファベーラでの支援にも取組むIECLBをポルトアレグレの本部を訪ねて学びました。日系教会も時代の変わり目にあって、夫々の教会が将来を模索しています。献身を決意している青年もいます。JELCとJELAはそれをよく理解し、お支えしなければと思わされました。
【事務局長 徳弘浩隆】
『神さま、おはようございます』
わが家の娘たちは外に遊びにいって帰ってくると、まずお父さんを探します。ここまでは愛情溢れる家族に見えますが、その探し方がわが家らしいのです。娘たちはドアを開けるなり、「お父さん、お父さん」と叫びながら、一目散に寝室に飛び込んでいきます。それが何回見ていても同じです。これは何を表しているのか。
いつもどこにお父さんがいるかを知っている娘たちは幸せかもしれません。私たちも、神様はいったいどこにおられるのかと探すことがあります。見つからないといっては嘆いてみたり、怒ってみたりしています。
神様がどこにおられるか知るには、まず御言葉に行く必要があります。ルターは、「キリストについてまったく考えずに二日を過ごすとき、わたしの心はなえ、いきいきと働かなくなります」と言いました。
「神さま、おはようございます」と毎朝いってみませんか? どこに神様がおられるか、わかってくると思います。ついでに「おやすみなさい」もね。
(柿のたね)
牧師の声 私の愛唱聖句
北海道特別教区 函館教会 牧師 V.ソベリ
聖なる方、真実な方、ダビデの鍵を持つ方、この方が開けると、だれも閉じることなく、閉じると、だれも開けることがない
ヨハネ黙示録3章7節
このみ言葉と始めて真剣に出会ったのは、念願のイスラエルの旅を計画したときでした。フィンランドでのミッションの仕事を終えて、数ヶ月イスラエルで過ごしてヘブライ語を勉強したり、ボランティア活動をしたりする計画でした。数年振りに日本に戻る前に、聖書の国で新しい体験をし、聖書の理解を深めると、夢が膨らんでいきました。
その矢先に湾岸戦争が始まり、毎日のようにテレビやラジオで恐ろしいニュースが流れてきました。自分の夢はどうでもいいと反省し、大勢のクリスチャンと心を合わせて、紛争地に暮らす愛する人たちの安全を祈るばかりでした。
主がその祈りを聞いてくださり、湾岸戦争は停戦されました。私も7ヶ月ばかりイスラエルで住むことができ、自分の夢以上のものが与えられました。ユダヤ人の生活を見ることによって、主イエスの教えを新たに理解し、福音のもたらす自由と喜びを体験することができました。
その後、新しい気持ちで日本に来て、15年間北海道で働いてきました。自分の計画がだめになったことがたくさんありました。そんな時、門を閉じたのは主ご自身であったことを学ばなければなりませんでした。しかし、それ以上に、主が新しい門を次から次へと開けてくださったことを感謝しています。
聖句の続きも私を力づけたのです。「見よ、わたしはあなたの前に門を開いておいた。……あなたは力が弱かったが、わたしの言葉を守り、わたしの名を知らないと言わなかった」これからも、開かれた門に入り、勇気をもって前進したいと思います。そして、主がやがて、み国の門を開いて私を迎えてくださると、確信しています。この信仰を皆様と分かち合いたいと思い、この聖句を慰めとして挙げています。
信徒の声 教会の宝石を捜して
東教区 田園調布教会 信徒 木村俶枝/岡田鞆恵
毎週日曜日の聖書朗読の三カ所(第一朗読/第二朗読/福音書)に、しおりをはさむ奉仕をしてくださっておられますが、お話をお聞かせくださいませんか。
私たちは教会に何もお役に立っていませんから、少しでも役に立てればいいなと思ってやっていることです。みんなと一緒にやっていることですから。申し訳ないことですが、できる限りやらせていただきたいと思っています。
岡田さん/母がここで教会生活を送ったので、その影響があった訳です。久しぶりに教会に足を向けたときに、この教会で歓迎会をしてくれました。その席に座ったのですが、後から考えてみれば、十分な考えもなしに座って、インタビューをされましてね。急に、なぜだか、涙が出てきてしまったのです。母が天国から見ていてくれて、教会に来なさいといっている気がしたんです。それで、続けてくるようになりました。(しおりを挟むことは)楽しみになりまして、全然大変じゃないんです。やっているときにも、いろいろなことを若い人とも話をしたり、勉強しながらやっています。楽しいんですよ。
木村さん/私も母の影響があります。この教会で、矢野先生や幼稚園の働きのお手伝いをさせていただき、108歳で帰天しました。恵まれた人生だと思っています。葬儀もこの教会で行わせていただきました。この奉仕を通して、お互いに、岡田さんとも知り合えましたし、私たちは、阪神タイガースのファンだということも、お話をしながら、分かりました。これをしながら、教会の人ともつながりを持てました。全然苦にならないんですよ。
岡田さんは、1時間半かけて教会へ、木村さんは2時間かけて、毎日曜日礼拝に見えられます。そして、礼拝後、翌週の聖書日課の箇所へ、しおりを挟む仕事をなし終えて、また、同じ時間をかけて、家路につきます。
東洋と西洋の対話⑧
第8回 私達は神の憐れみを食べ、飲みます。(聖餐への招きと聖餐)
「だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、
主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです」 (コリントの信徒への手紙一 11章26節)
平岡(以下「平」):父と子と聖霊の御名によって洗礼を受けた人は、神の恵みに与る聖餐に招かれます。
Lathrop(以下「L」):日曜礼拝に於いて私達はただ神の憐れみの言葉を聞くだけではありません。私達はまた神の憐れみを食べ飲むのです。このイエス・キリストの体と血による聖餐はまるで見える、そして食べられる御言葉のようです。私達は食事のパンを求め両手を差し出し、触れ、出会い、そしてイエス・キリストの真の体、即ち愛をもってこの世に来られる神の全きご臨在を私達の体の中へ受け取ります。私達は杯から飲み、そしてイエスの血、新しい契約の血、苦しむ世界の真ん中でイエスが注ぎ尽くした命によって、私達の命は確かにしるしづけられます。聖霊の力によってキリストはご自身を与え、神の憐れみの中へ私達を引き寄せます。
平:一つのパンを分け同じ杯から飲む時、キリストの体に於ける一致を私達はそこに見出します。そしてこのことは他者を、特にその日聖餐に与れなかった兄弟姉妹を、また神の恵みの食物を共有すべき世界の人々を私達に思い出させることでしょう。
L:教会はこの食事を地球上のあらゆる場所で祝います。パンが手に入らない時、地元の食物を用いることが出来ます。ぶどう酒を入手するのが困難な時は祝いの地酒を。何故なら、イエス・キリストによる神の愛と憐れみは、私達が所有する大地の賜物を用いる全ての場所、あらゆる所に注がれているからです。
平:日本人も祝祭の食物を用いることができます。例えば赤飯や日本酒を。そしてこれは受肉したキリストがあらゆる場所で私達と共に生きている確かな証言となるでしょう。
L:その時、私達は私達が食したキリストの体になってゆきます。即ち、私達を取り巻く人々の求めと苦しみの只中でキリストの体として仕えるために私達は遣わされます。だから聖餐は憐れみによる神の宣教を担います。キリストに於いて、御言葉を用い、次に食べ物と飲み物を、そしてそれから私達を用いて。
信仰の学び、養いを生涯続ける⑧
第8回 さあ、壁に張って
申命記第6章は信仰の基本、信仰の問答の原点とも言える聖書箇所です。「聞け、イスラエルよ」と、信仰の基本を心に留めるべき相手への語り掛けがあります。信仰とは神と人間との全人的な関係ですから、語りかける神から、「自己紹介」に当たる宣言を伴って、その相手への呼び掛けで始まるのです。そして「あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」と全人的な信仰の姿勢の基本的な求めが告げられています。
さらに、このことは自ら「心に留め」、「子供たちに繰り返し教え」、日本語で言えば「寝ても覚めても」とか、「行住坐臥」とか言うように、座っていても歩いていても、寝ていても起きていても、これを語り聞かせよというのです。そのうえ、これを手にしるしとして結び、額に付け、家の戸口の柱にも門にも書き記しなさい、と続きます。
興味深いことに、ルターの『小教理問答』の初版は、7枚のポスター版でした。これが小冊子の形になって出版されたのは、少し後のことでした。残念ながら、このポスター版のものは、そのように記録されているものの、現物は一つも残りませんでした。家々の壁に張られて、その使命を果たしたのでしょう。人々はこれを家々の壁に張って、日夜これを読み、心に留めたに違いありません。
申命記第6章はさらに続いて、あなたの子らが尋ねるときには、こう答えなさい、という形で、イスラエルの信仰の問答が展開されていきます。それはイスラエルの神信仰の原点とも言うべき、出エジプトのできごとから出発して、現在を生きる信仰の生き方を、親が自ら生きつつ、子に答え、教えて、共にいのちの日々を神の前で生きていこうとする問答です。
ルターが『小教理問答』をなによりも先ずポスター版で出版した背後には、この申命記の状況があったでしょう。日夜読み、心に留める信仰の基本から、この問い、親の答えという親子の信仰の問答が繰り広げられて行くことを期待したのです。
試みに、PM21の「LAOS講座」の一つ、さらにいくつかを、要約しながら、ポスター版に展開し、出版して、申命記の伝統、ルター以来の信仰とその学びの伝統を、今の私たちの教会に呼び起こしてみたらどうでしょうか。
神学生寮の思い出
日本ルーテル神学校長 江藤 直純
私は、1971年の春ルーテル神学大学/神学校の3年次に編入、ルター寮に入った。当時は、学生は神学生だけで、6学年で総勢50人ほど。大半の学生が寮にいた。
それまでの大学4年間を寮生十数人のYMCA寮で過ごした私には、毎朝祈祷会があって朝食を食べたり、週に一度聖書研究会があったりするのが当たり前だったので、大学紛争後まもないルーテルではそれらがなくなっていたことに違和感を感じたものだった(もちろん学校としては毎日午前中に礼拝はあった)。親しい友と朝聖書を読み祈りをした。続いた時期もあったし、挫折した期間もあった。
習慣とか強制という枠がないと続かないのは、真に内発的な、強い自主性がないからだ。誰かに強いられてでもなく、心からの信仰とか喜びに動かされて生きることの大切さと難しさに気づいた。と同時に、たとえ喜びが強く感じられないときでも神に真向かうことも必要だ。弱さをもっている以上、枠とか形に支えられることがあるということは事実だ。
寮の食事も懐かしい。JELCだけでなくNRKの友人も多くできた。
3年目の5月に学生結婚したので、退寮。通学生もたむろできる場が寮にほしい。
あのときあって嬉しかったもの、足りなかったものを思い起こしながら、いま新しい神学生寮の構想を膨らませている。
■募金活動にご協力下さい■
従来の寮棟を『ルターホール』と名称を変え大改修します。この事業にご理解いただき、ぜひとも募金にご賛同、ご協力お願いいたします。
募集期間 2007年4月~2009年3月
送金先 学校法人 ルーテル学院
取扱機関 郵便振替口座00140-2171183(所定の郵便振替用紙をご利用下さい)
銀行口座 三菱東京UFJ銀行三鷹支店普通口座 4126089
名義 学校法人 ルーテル学院
【お問い合せ】ルーテル学院大学・神学校後援会(0422-31-4611)/教会事務局(03-3260-8631)
クリスチャンのライフカレンダー
~老いの育ち~
「一日生きれば一日の育ちありたしと朝毎祈る望み持ちつつ」(歌集「旅路」より)
若い日のあなたは、意欲満々の学びの履歴を積み、恋に生き、またキャリア・ウーマンの初代を築いて来た方でしたね。
骨折で入院なさった時、心ならずもおむつケアを受け、「私は自分を捨てました」と宣言。退院後、あなたは、しばらくの間、霧の中でしたが、「思い出療法」などで、見事回復し、80歳の受洗。私共を喜ばせてくださいましたね。
あなたは周りの人々の愛に囲まれて、病いとの闘いを終え、御国に召されました。嫌いなことばは老醜。人の世話にならずに召されたいと思っていても、援けが要るようになる老いの季節。失われ行くものを埋めて下さるのは神様の愛。何も出来ないのではなく、1つだけあるのです。神さまの創られたものすべてを讃える、その為に生かされています。私は祈ることができます。声をかけて下さった方に。体のお世話をして下さった方に。窓の花に。小鳥の声に。そして、『神さまありがとう』と。
LAOS講座
LAOSの学びは楽しい!
大垣教会 ヴェルニダ ボーマン
大垣教会でも数年前から毎月1回、LAOS講座の学び会を続けています。短い時間ですが、いろいろなことを活発に話し合います。先日は「礼拝」のことについて勉強しました。
礼拝には変えてはいけない事柄もありますが、また同時に自分達で変えることのできる自由な要素があることは楽しいことです。聖餐式の回数も、必ずしも月1回ではなく自分達の教会の必要に応じて考えて良いのだとあらためて教えられました。私はアメリカで若い頃を過ごしましたが、土曜日には1人で教会を訪ねて牧師に「私は聖餐に預かっても良いですか?」と質問したものです。聖餐を受けることが非常に大切なことだと思っていたからです。その気持ちは今も変わりません。
大垣教会は信徒の働きがとても活発な教会です。礼拝でも信徒説教や信徒の証しが毎月行われています。婦人会の学びも会員が担当し、クリスマス会には大勢の方々をお招きして自分達で聖書のお話や証しをしています。
上手、下手は関係なく、自分達でできることを喜んですることが大切であり、それが信徒の成長になると思います。
※執筆者によるLAOS講座はjelc.TVで御覧いただけます。 URL http://jelc.tv/
一日神学校
9月24日にルーテル学院大学で一日神学校が行われました。今年は新しくなった通用門が皆様をお出迎え。開会聖餐礼拝では、九州教区からの7名の方々を含む330名余が共に御言葉に耳を傾け、賛美し、聖餐に与りました。礼拝後は江藤神学校長による「シュバイツァーとマザーテレサ」をはじめ、神学・福祉・臨床3分野9つの講義が行われました。午後は教会ミニショップで憩いの広場が賑わい、トリニティホールラウンジとチャペルでは学生音楽サークルのコンサートも行われました。派遣礼拝では、大人のプログラムと並行して行われた「こどもしんがっこう」での成果をこどもたちが発表。和やかな雰囲気で一日を終えました。参加者は582名でした。
第18回全国 ディアコニア・セミナーIn 毒ガス島
去る10月7~9日、広島県の大久野島において、全国から35名が参加しておこなわれた。戦時中、地図からも消されたこの島で、16年間に7000トンの毒ガスが生産され、約半分が中国731部隊で使用され、残りは戦争終結と共に廃棄された。今回のセミナーでは、その生産に学徒動員として駆り出された方や、毒ガス島資料館の元館長をお招きしてお話をうかがった。中国でも多大の死傷者を出したが、その生産に携わった1600人もの人が毒ガス後遺症で亡くなり、今も大勢苦しんでいるということであった。遺棄されたガスは全国に及び、その詳細がわからないという。参加者一同、日本でただ1つとも言えるこの不気味な加害の遺跡を前にして、重苦しい気持ちにさせられていった。 【三浦謙】
PM・MO会議
宣教方策PM21も前半期がすぎました。1年をかけて各部門で前半のまとめをしてきました。
これまでの半期については、各部門で計画されたものは、ほぼ実現できたという総括ができました。TNGの働き、LAOS講座、信徒宣言21、教職レビュー、研修会、組織再編など、これまでの報告とおりです。しかし、この方策が教区を通して各個教会まで受け止められているかが課題です。
この課題を受け、後半をどのような視点で計画するか。そこから「OUR」(私たちの宣教)を中心にしたいと考えました。宣教する組織・道具はほぼ整いましたので、これを教区・各個教会の「私たちの宣教」として受け止めていただくのが目標です。PMからOMということではなく、PM21を実現するためのOM計画と捉えていただければ幸いです。
TNG全体会議
10月15日~16日にかけて、京都にてTNG全体会議が開かれました。TNGは「幼児・子ども・ティーンズ・ユース・翻訳プロジェクト」の5つの部門に分かれ、それぞれ活動を展開していますが、メンバーは日ごろ、全国に散らばっているためになかなか顔を合わせる機会がありません。
今回、それぞれ担当する部門だけではなく、全体についてみんなで考え、祈りを合わせていきたいと、初めての全体会議が開かれたのです。会議はTNGの働きについて省み、互いの働きを労い、これからの働きへの思いを新たにする機会となりました。
また、全国の皆さんの要望に耳を傾けて行きたいと願っています。そして、何よりも幼児から青年までの一人ひとりに仕え、寄り添って行きたいと願っています。
幼保連合会ニュース
一.去る7月30日~8月1日、東京教会で「ルーテル幼保連合会保育者研修会」が行われ90名近い人が集まりました。日本発達障害学会会長の原仁先生(武蔵野教会員)、ルーテル学院大学学長市川一宏先生がそれぞれ専門分野の講演がありました。また、田村幼児体育研究所の田村忠夫先生(藤が丘教会員)が歌と動作を交えた実技を指導して下さり、汗を出しながら楽しくも有意義な学びが出来、保育に役立つエネルギーが与えられました。
二.総会予告
2年に1度の総会が来年5月26日(月)、市ヶ谷センター2階会議室で行われます。各園1人は参加下さい。(賀茂川教会/高塚)
ハンソン宣教師来日
9月、アメリカ福音ルーテル教会(ELCA)より、長期宣教師が派遣され、来日しました。
「私の名前は、エリック・ハンソンと言います。ミネソタ州から来ました。28歳になります。私の祖父はかつて日本で宣教師をしており、家族から日本での素晴らしい体験の思い出を聞いていました。
ELCAの世界宣教事務局が日本で英語礼拝と若者の宣教のために働く牧師を募集しているのを知り、『これは私のための仕事だ』と確信しました。
日本では東京教会の英語礼拝を担当すると共にTNGの働きを妻クリスティーと共に担います。
教会の皆さん、どうぞよろしくお願いします」。
ルターホール改修・神学生寮設置のためのチャリティーコンサート
ピアノ演奏・シーグフリート・テッパー
10月16日、ルーテル市ヶ谷センターを会場に、ピアニストのシーグフリート・テッパー氏をお招きして「チャリティーコンサート」が開催されました。
曲目は、なじみの多いハイドン、モーツアルト、リスト、ショパンなど全10曲を熱演、またテッパー氏の軽快な解説も観客を大いに沸かせました。
アンコールには日本になじみの深い曲と紹介しテッパー氏が即興でアレンジした「さくらさくら」も演奏され観客を最後まで魅了しました。
インドワークキャンプ参加者募集
第4回インド・ワークキャンプ(JELA-JELC共同プログラム)
■期間:2008年2月26日~3月7日■企画:日本福音ルーテル社団(JELA)・日本福音ルーテル教会(JELC宣教室)
■募集人数:10名前後(書類選考あり)
■参加費用:150,000円(予定)■対象年齢:18歳以上
■締め切り:2007年12月2日
■問合せ・申し込み:教会事務局宣教室(担当:乙守)
mail:mission04@jelc.or.jp/FAX:03-3260-1948
神学生寮・大学生寮 管理・調理スタッフ募集
■身 分 嘱託職員(現業職)〈本学嘱託規定による〉
■募集人員 1名
■採用日 2008年4月1日
■勤 務 東京都三鷹市大沢/8時30分から断続勤務 実働7時間30分
週休二日制(土・日)、祝祭日、夏期、年末年始休暇有
■待 遇 社会保険完備(私学共済・労災保険・雇用保険加入)
住宅2DK住込(家賃不要、光熱水費は自己負担)
■応 募 11月30日まで(消印有効)履歴書(写真貼付)書類選考後、
面接日通知(守秘書類不返)面接予定12月初旬、クリスチャンを望む
■その他 調理士免許があればなお望ましい。
■連絡先
学校法人 ルーテル学院 〒181-0015東京都三鷹市大沢3-10-20 TEL 0422-31-4611(担当:兼子・高瀬)
教会手帳2008 11月発売
今年も恒例の教会手帳が発売になります。
■2008年版の特徴
①カラーはモダンなグレーを採用
②カバーはペンを差し込めるようになりました。
■お申し込みは…
東京聖文舎まで(TEL:03-3267-3221)
■価格 1100円