1. HOME
  2. ブログ
  3. 機関紙るうてる
  4. るうてる2012年8月号

刊行物

BLOG

機関紙るうてる

るうてる2012年8月号

説教 「恵みに溢れて」

機関紙PDF

「生涯、彼を満ち足らせ、私の救いを
彼に見せよう」詩編91編16節

 この度、P2委員会からLAOS講座別冊『人生6合目からの歩み』が出版されました。私たち日本人は、平均寿命の飛躍的な延びによって、人類が今まで経験したことのない領域を生きています。 これは恵みであると同時に、大きな課題でもあります。歳をとっていくことは、多くのものを失っていくことかも知れません。例えば健康、役割、関係、伴侶、そして、何よりも時間。老いていくことは喪失していくことでもあるのです。
 しかし、ますます増えていくものがあります。それは「恵み」です。確かに多くのものを失いますが、しかし、恵みはますます「私」に溢れていくのです。とすれば、歳をとることはまた「希望」でもあるのです。
 よく、老齢期を厳しい冬の季節として表現することがあります。青春から始まって人生を朱夏、白秋、玄冬などと表現します。しかし、私たちの人生を季節で表現するだけでは十分ではありません。なぜなら、人生は「旅」だからです。そして人生を旅として受けとめるとき、老齢期は希望の時期でもあるのです。神に支えられ、導かれて生きてきた長い人生の旅路、喜びばかりではなかった人生の航路、しかし、その旅がいよいよ終わりを迎えるとき、それは神さまの祝福の時でもあるのです。永遠の「命の冠」を神さまから受ける「勝利の時」なのです。老齢期、確かにそれは一番厳しい時であるかもしれません。若い頃のように自由に動き回ることもだんだん出来なくなってきます。
 しかし、長く航海を続けてきた船だって、港に近づくとき速度を落とすものです。そう、私たちの人生の港、それは天の御国です。天の御国こそ私たちの永遠の港なのです。つまり、老齢期は希望そのものなのです。そして、これまで人生の旅路を導き、支え続けてくださった神の恵みを思い、喜びと感謝がわき上がってくる「時」でもあるのです。希望がますます確かになっていく「時」なのです。
 パウロは言います「このように、私たちは信仰によって義とされたのだから、私たちの主イエス・キリストによって神とのあいだに平和を得ており、このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光に与る希望を誇りにしています。~希望は私たちを欺くことがありません。」ローマ5・1~5。つまり、歳をとっていくことは、私たちが、ますます強く深く恵みを自覚することでもあると思います。歳を取ることはますます恵みに溢れていくことなのです。例え肉体的に衰えてきても、私たちは信仰による希望に於いて完全に救われているのです。
 パウロは、直接老いについて言及してはいないように思いますが、彼の病の理解を知ることは出来ます。新約聖書で「病」を表す言葉はアッセネースという語ですが、パウロに於いては重要な神学的な意味を持っています。 パウロはこの言葉によって身体的な病気を表すだけでなく、もっと広くそれを「弱さ」として神の前にある人間の普遍的事態を現しています。(�コリ2・3、�コリ12・9、ガラテヤ4・13)ここから私たちは老いというものを考えることができます。老いはある意味「弱さ」そのものの経験だからです。
 パウロは言います「だから、キリストの力が私の内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇ろう。~なぜなら私は弱いときに強いからです。」�コリ12・9以下。
 そう、キリストの力は、弱さの中でこそ十分に発揮されます。われわれの弱さ=老い、病は、キリストにより、主ご自身の力=恵みを受けるところとなり、私たちは真の強さに与るのです。その為に私たちは、洗礼に与ったのではありませんか。ルターは「あなたが絶望していても、洗礼は決して空しくならない。」
「洗礼に於いて考えられるべき第一のことは、神の約束である。」と語っています。
 そう、私たちの希望は、洗礼を根拠とした希望なのです。私たちの希望は、単なる希望的観測ではなく、洗礼を根拠とした確かな希望なのです。そして、その洗礼の希望は、礼拝に於いて御言葉(説教)と聖餐によって絶えず新しく経験され、私たちはますます命と恵みに溢れて日々を生きるのです。「だから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの「外なる人」は衰えていくとしても、私たちの「内なる人」は日々新しくされていきます。」�コリ4・16とパウロが語るように…。
  都南教会 太田一彦

宗教改革五〇〇周年に向けて
 ルターの意義を改めて考える(4)

 ルター研究所 所長  鈴木 浩

 修道会の指示で、ルターは聖書学教授になった。そのことがルターに決定的影響を与えた。聖書を教える以上、当然、聖書の専門家になっていなければならないからである。聖書に集中的関心を向けるルターの姿勢が、それで決まった。
 当時は、礼拝は「聖体拝領」が中心で、説教は相当軽んじられていた。そもそも聖書は「閉じられた書」で、神学を学ぶ者も教父たち(特にアウグスティヌス)の著作を読むことが多かった。修道士たちも、読むのは詩編と雅歌が中心で、福音書は二の次であった。
 ルターは、生来の真面目さから、自分の課題に誠実に取り組み、聖書の本文そのものに集中的関心を向けた。教父たちの解説も確かに役立つし、素晴らしいものもあった。しかし、本文そのものこそが、「神の言葉」であった。ルターは研ぎ澄まされた目で、聖書本文を丁寧に追っていった。
 ここで問題が起きる。どうしても引っかかる箇所にぶち当たったのだ。この「引っかかる箇所」こそ、重要であった。そうした箇所に、ルターは繰り返し思いをめぐらせた。そこから、驚くべき発見が起こった。

牧師の声

LCMに参加して
挙母教会 鈴木英夫

 5月末、「ルーテル海外教会協力会議(LCM)」に参加した。多国多文化的視点から「日本の宣教」を考える機会が与えられ感謝している。貴重な発題や意見が出されたが、その中で次のことが特に、印象として残った。
教会教勢の低下傾向はフィンランドや米国でも同様であり、その原因が世界的・共通的な事柄に起因していそうだ。

A我国伝来の欧米的キリスト教が有する「伝統」と日本的宗教土壌における「実情」をどう融合させてゆくかが、宣教(土着化)の重要課題である。
B複雑多様化した現代を生きる教会員の「信仰生活」、「教会生活」、「社会生活」の内実をさらに捉え直し、十分な理解をもって牧会がなされる必要がある。教職と各教会への提言として重要だ。
C日本宣教は日本的宗教への対立・対抗という形で進めるのではなく、個人(人間)とその宗教心にしっかり向き合って、「キリストの愛」に基づき、自由な聖霊の働きに委ねて為されるべきである。
D会議の締め括りに、ルーテル教会による「東日本震災救援活動と宣教」についても意見交換がなされた。千年に一度の非常時ゆえか、宣教の実践において、象徴的課題がいくつか浮かび上がっていると考える。
 例えば、今回、国内のルーテル教会諸派は救援活動の組織時に、「ルーテル教会」の名を前面に掲げないことを申し合せた。現場で尋ねられたら、「ルーテル教会」と答えることにしたという。これに対して、フィンランドから驚きの声が上がった。「なぜ、キリスト教会の働きを実践するのに教会の名を掲げないのか」と。
 さらに、被災した他宗教施設の修復支援の是非にも議論は及び、信仰、及び宣教の核心において「伝統」と「実情」が相対する形となり、各国・各人の相互理解を深めることができた。
 LCMは国際的視点から意見交換する場として貴重だ。今後も発展してゆくことを期待したい。

信徒の声
最近思うこと 

北海道特別教区 信徒常議員  須藤 清

 昨年、函館教会は念願の記念誌を出版しました。増田憲二郎兄や故泉徹兄が準備されていた資料や、伝道所時代の資料、現存する週報、教会広報紙、写真等を改めて目にする機会を得、教会の足跡をたどることが出来ました。そして、他教区からの人的・資金的支援によって暖かく支えられていたことも知りました。 多くの牧師と諸先輩が、時が悪くても教会を支えて来られ、それが、今に繋がっていることを実感しました。今繋がる者として、素直に開拓時代から続く神様の大いなる計画と恵みを感じています。最近若い人達も増え、私どもは若さにおされ気味の感ですが、素直に神様に感謝しています。

 今年5月の全国総会で提起された、北海道特別教区の宣教態勢の将来展望は、当該教区の私達に待った無しの状況でその方策を迫っています。
 今年の1月末に、日本の将来の人口動向について報道がありました。2060年の日本の人口は国立研推計で3割減の8674万人としています。 ある推計によると、北海道の人口は、2035年で2005年の人口の約24%減の424万人としています。札幌市5%減の178万人、他市町村は概ね大きく減と予測しています。
 そして、函館市の人口は2035年で40%減の約17万人と推計しています。
 今後の伝道を考える時、将来人口の推移や高齢化社会を見据え、函館教会としての展望、教区と連携した宣教体制の再構築が必要になると思います。
 私達団塊の世代は、先人たちの努力によって建てられた会堂が、あって当然の時代でした。今の時代は、各個教会の地域事情や教区内での地理的条件や他教派など、区々な方策の展開となるでしょう。開拓期の信徒の群れの中に、今の私達が忘れている大事なものがないか、等々。私たちの大胆な発想の転換と、私たちの信を問われている時代と思います。
 後に続く者たちの負うべき荷を 、 私達が少しでも 軽 く、そして、動きやすくしなければと願うこの頃です。
 個々の信徒に笑顔が溢れる群れにこそ、大きな未来があると確信します。

JLER(ルーテル教会救援)対策本部現地からのレポート 

JLER派遣牧師 野口勝彦

 
今月号よりお届けするレポート、初回の今月は、私と三浦スタッフから現地報告をいたします。
  現在、仙台教会に拠点を置く「ルーテル支援センターとなりびと」は、パートも含めスタッフ7名体制で、北は宮城県気仙沼市から南は福島県南相馬市までを活動地域として、漁協・仮設・コミニュティーセンター建設支援など幅広い支援活動を展開しています。
震災から1年4ケ月が経過し、現地では被災者自らが立ち上がり、本格的な復旧・復興活動に携わり始められています。
 「となりびと」にも地元のボランティア団体からの支援協力の申し出をいただいています。また、先日、石巻市内の被災された方の敷地の一部をお借りして、やはり被災された方が中心となってお花畑にするプロジェクトを地元のNPOと共に行いました。
 JLERが目指すのは、最終的に私たちの支援が現地で不必要になることです。そのために、今後も現地の人たちのための自立支援活動を展開していきますので、どうぞ引き続きお支えとお祈りをお願いいたします。

「食材王国宮城より」          三浦孝子

 私は今年4月より「となりびと」スタッフとして活動をしております。宮城県塩釜市に住んでおり、郷土愛と、支援にご恩返しをする気持ちで参加いたしました。
 宮城県は、豊富な食材を産出していて「食材王国宮城」と呼ばれています。沿岸部では、カツオ、サンマ、マグロ、ワカメ、カキ、ふかひれ、ホヤなどの特産品があります。仮設住宅の皆様は、このような故郷を誇りに思いながら力強く暮らしていて、励まされることが沢山あります。
 集会所では「お茶っこ会」という、ボランティアや外国の方も参加される交流活動をしています。交流では「絆」を大切にしています。お年寄りから子どもまで、力をあわせて震災を生きのび、多くの方々の支援によって生きる力をいただいていることに感謝します。 仮設住宅の皆様が、やがて石巻市の木である黒松のように、大地にしっかりと根をおろし、太陽に向って伸びていくことを願っています。

バッハのカンタータを聴く c

「イエスよ、我が喜び」モテット(BWV 227)日本ルーテル神学校名誉教授 徳善義和

 バッハは聖書をよく読み、ルターを読んだと思われる。バッハの死後に作成された財産目録には蔵書目録もあり、神学書は五二点(八〇冊)を遺したことが分かる。その内ただ一点(三冊)だけがセントルイスのコンコーディア神学校に現存している。ルター訳の旧新約聖書にカロフが注釈を施したもので、バッハは欄外書き込みをしたり、下線を引いたりと、熱心にこれを読んだことがうかがわれる。書き込みは筆跡鑑定によって、下線はインクの炭素同位元素による年代推定をもってバッハ自身によるものとほぼ確認されている。礼拝やその音楽への関心も強く、「神の栄光のために歌われたのだ」という書き込みも残っている。カットはその扉の写真だが、右下に「J.S.Bach 1733」とバッハ自筆の署名がある。これが一九三四年にアメリカ・ウィスコンシンのドイツ系移民の農家の納屋から見つかったというから不思議である。
 バッハの教会音楽は至るところで聖書に通じた姿を浮かび上がらせる。このモテットもそうだ。一七二三年夏、ライプツィヒ郵便局長夫人の葬儀のために作曲、演奏されたものとの推定もある。葬儀でローマ八章が読まれ、説教されたという記録が残っているからだが、バッハはこの八章から一、二、九、一〇、一一節を選んで、これをJ・フランク作詞(一六五三年)で、J・クリューガー作曲の六節からなるコラール(教会讃美歌三二二参照、六節の原詩を五節に縮めてある)の一節毎に交互に配するという構成を取った。コラールの各節とローマ書からの各節とが相互にうまく噛み合って、まさしく全体として、音楽による説教の姿を示していると言えよう。
 このモテットなどはまさに、バッハの教会音楽が先ずはそこに配された聖句とコラール歌詞の釈義とも言うべき味わいから始まって、曲の味わいへと導かれていく典型的な作品のひとつであることを示してはいないだろうか。もちろん音楽も優れていて、私自身生涯に一度は一緒に歌ってみたいと思っていた曲だが、これは果たせないようだ。しかしその音楽的表現もまたことばをしっかりと解釈していて、説教黙想の典型のような趣すらもっているのである。
 教会讃美歌の訳は若い日の私のものだが、後にバッハのこのモテットと出会って、一層思い入れを深めている。私の葬儀の際にはこの讃美歌を愛唱讃美歌として、このモテットを献花の際の音楽としていただくよう、既に市ヶ谷教会の月報にも載せて、お願いしているところである。

福音と美術「永遠性の象徴」

 小鹿教会 寺澤節雄 静岡大学名誉教授(美術教育学)

 図1は、セザンヌの最高傑作〈りんごとオレンジ(一八九五)です。今日セザンヌの絵画は多視点絵画と呼ばれます。それはセザンヌが、従来の遠近法的表現の一焦点を破っているからです。その結果、画面空間は不連続・不均質に扱われ、その動的な表現はキュビスム絵画に引き継がれました。一般的に人々は印象派のモネのように、見えるものを見えるままに美しく描かれた絵画を好みます。その場合、対象はカメラがレンズの先に一焦点を結ぶように焦点的に捉えられています。このような焦点の拘束を離れるということは何を意味するのでしょうか。二十世紀初頭、芸術家は一焦点的にのみ捉えられる空間の拘束を振りほどこうとし、セザンヌはその筆頭となったとも言えましょう。それは科学の発展と相まって、人々が余剰次元に目を開くようになったからだと言えます。問題は余剰次元に解き放たれた空間意識は、その根拠をどこに求めるのかということです。不連続・不均質となった空間は、その統合の根拠を無限・連続、さらには永遠性の象徴に求めるとのいうのが私の考えです。
 図2は静岡県立美術館所蔵のパウル・クレーの絵画で、〈エンタランスR2〉と題されている作品です。この絵の面白さは、遠近法的な構成と逆遠近法的な構成とが共存していることです。そのため、われわれの視覚は焦点を失い、目眩まし的に何か未知のものを見るよう誘われるのです。それはわれわれに見慣れた三次元的知覚以外の余剰次元です。そのようにしてわれわれは、日常的知覚を相対化することを強いられます。それは先に述べたキェルケゴールの言う「精神」への誘いです。それは私たちが、古き拘束を破る新しき創造の世界に生きるためです。
 図3は、私の授業における造形演習の成果です。造形課題は、「クレー・コンポジション」です。すなわち、クレーの造形空間を抽象的な構成として表現させました。この課題では、まず学生に画面の自由な分割を求め、さらにそれを自由な色面を用いて統合するように求めます。そこでの体験は、決まった規則の無い対象に対する手探りです。迷宮の内にも、隠れた規則は潜んでいます。不連続的な律動的運動がそれを可能にするのです。このようにして造形活動の基本から学ぶべきものは、内なる潜在的秩序の確かさを知ることであり、それは創造の喜びに触れる体験となるのです。(続く)

販売物(グッズ)について

TNG担当 佐藤和宏

■お誕生カード
 幼児部門では、0歳から6歳までの7種類のカードを用意しています(1部150円)。特徴は、誕生日を迎えた子どもへの言葉はもちろん、それに加えて親御さんへのメッセージがあるということです。幼稚園、保育園を中心に教会でも継続して用いられています。あなたもお子さんに、お孫さんにプレゼントしてみませんか。
■こひつじハンコ、シール
 幼児部門では、こひつじの型にご希望の名前を入れたハンコを制作販売しています。また、こひつじシールも好評販売中です。手紙の封に、カードの飾りに、その他いろいろな場面にご活用ください。
■そらのほしいくつある
 またまた幼児部門から。「そらのほしいくつある」は、幼児向けの教理学習教材です。ご家庭で、教会で、簡単な問答を通して、お子さんと一緒にキリスト教の「きょうり」に触れることができます。1冊500円。
■CSテキスト、カード
 子ども部門では、教会学校(CS)で使用する説教例や分級展開例などが掲載されている「CSテキスト」を販売しています。(1部年間500円)ルーテルの日課に合わせた教材は少なく、責任の重さを感じつつ、全国の教職・信徒がボランティアで担当しています。カードも日課に合っており、CSだけではなく、礼拝を休まれた方へのお見舞いにも最適です。その日の日課にあったカードにひと言添えてのプレゼントはいかがですか。
■メールマガジン
 グッズではありませんが、ティーンズ部門では、毎週水曜日にメールマガジンを登録者に配信しています。250字のメッセージと聖句は、「あなた」に向けて書かれています。教会や学校でも登録して、メールマガジンのメッセージをきっかけにして、話し合うこともできますね。TNGは、各地で次世代への働きかけにご苦労されている「あなた」と共に歩みます。ぜひ、皆さんのご意見、ご要望をお寄せください。宣教室まで。

2012年度 日本福音ルーテル教会教師試験実施のお知らせ

 2012年度の日本福音ルーテル教会の教師試験を左記要領にて実施いたします。教師試験を受けようとする志願者は左記書類を整え、教会事務局にご提出くださいますよう、よろしくお願いいたします。

    記
.提出書類
 1教師志願書
 2志願理由書 
  テーマ「なぜ『日本  福音ルーテル教会の  教師』を志願するの  か」
  ―あなたが考える宣  教課題をふまえて―
 ・書式 A4横書き   フォントサイズ11ポ  イント
  (注意事項)�@簡潔な  文章で記すこと�A召  命感を明確に記すこ  と
 3履歴書〈学歴、職歴、  信仰歴、家庭状況等  を記入すること〉
 4教籍謄本(所属教会  教籍簿の写し)
 5成年被後見人または  被保佐人として登記  されていないことの  証明書(法務局交付  のもの。任用試験時  に必要になります)
 6所属教会牧師の推薦  書
 7神学校卒業(見込)  証明書及び推薦書
 8健康診断書(事務局  に所定の用紙があり  ます)
.提出期限(期限厳守)
 2012年9月14日  (金)午後5時までに 教会事務局へ提出する こと
.提出先
 日本福音ルーテル教会 常議員会長 立山忠浩 宛
.試験日及び試験内容
 直接本人に連絡します。

2013年
教会音楽祭のテーマ曲歌詞を募集

 2013年6月8日(土)に教派を超えての賛美集会「教会音楽祭」が、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会で 開催されます。
 第31回のテーマは「ともに希望の歌を」東日本大震災後、私たちは何を歌うのでしょうか? 賛美 のことばを紡いでいきたいと願っています。
 現在、このテーマに即した歌詞を募集しています。(曲については 採用された歌詞を発表してから募集を開始します。)

■応募条件=1人1作品とし、未発表のものに限ります。 教会音楽祭実行委員会にて審査し、採用者には直接通知します。
 応 募作品が採用候補作品とされた場合でも、作者と相談の上、実行委 員会で添削する場合があります。採用作品は広く教派を超えて自由 に用いられるものであることを理解のうえでご応募ください。なお 応募作品は返却しません。

■提出先=
〒105-0011 東京都港区芝公園3???|6|
日本聖公会 東京教区事務所内礼拝音楽委員会 (「教会音楽祭歌詞応募」と明記してください。)

■応募締切=2012年9月30日(消印有効)

■発表=採用作品の作者に直接通知します。一般には「曲募集」を もって発表に替えさせていただきます。
●問い合わせ先=各教派の教会音楽祭担当委員、または「 教会音楽 祭 」 ホームページhttp://cmf.m31.coreserver.jp/

第25回総会期第1回常議員会報告

 第25回総会期の第一回常議員会が、六月十一日から十三日にかけて、市ヶ谷センターにて開催されました。今回は、五月の全国総会にて選出された第25回総会期常議員による初めての常議員会でもありました。 
 新たに総会議長に選出された立山忠浩議長は「先の全国総会を受けて、第六次総合方策をどう実現するかについて、総合的・総花的な方策の中から、重点的課題の抽出をし、取り組みを具現化していくことと、議場から出された諸意見の中から取り入れるべき声を拾い上げていく」と基本的な姿勢を述べられました。
 さらに、現時点で優先的・緊急的課題と思われる事柄として、三つに絞り込んで言及されました。

(1)財政問題の根源に関する認識の共有化と確実な対応、
(2)東日本大震災ルーテル救援活動を、日本福音ルーテル教会の宣教理解の中で、「この世に奉仕する教会(ディアコニア)」の働きとして、どこまで位置付けるのか、有限な人材や財政力を考慮に入れつつ、検討してゆく。
3)宗教改革500年となる2017年にむかって、記念事業、特に各個教会が参画できるような企画を含む準備計画を進める、
と課題内容を説明した上で、推進していくために全常議員に積極的な協議を求めました。
 なお第一日目の夜には、渡邉前総会議長と立野前事務局長の感謝会を開催し、常議員相互の親睦も行われました。
 二日目の主な協議事項については以下の通りです。
▼諸活動、委員会報告、審議事項
 2012年2月以降の三役、各教区、本教会各室及び諸委員会、関係諸団体、JLER(救援支援本部)等の活動について各々報告がなされ、協議の後に、承認されました。
 続いて審議事項では、学校に対する教会推薦理事の決定、人事(事務局長関係)、教会規則変更申請、教会建物の改築に関する申請、幼稚園組織変更に関する申請等の案件が協議されました。
▼諸委員任命と委員会の組織
総会選出の常置委員に加えて、常議員会選出の常設委員及びその他諸委員選任をし、実質的な宣教課題推進の担い手として各委員会が組織されました。
 三日目は、立山議長の表明された「第25総会期の基本方針と重点課題」に絞って、しばし今期常議員全体で意見交換をし、現状認識と課題認識の共有に務めました。この協議は継続して十月に予定される「宣教会議」、十一月開催の「常議員会」でも積み重ねていくものとしました。
詳細は、教会宛に送付される議事録をお読みください。

徳善先生の新刊書 購入に特典!

 本号1面でお知らせのとおり徳善義和先生の著書「マルティン・ルター」が、6月20日岩波書店より発行されました。
 つきましては、徳善先生から、教会での学習用にまとめて購入する場合の特典情報についてご連絡をいただきましたので、お知らせいたします。

 徳善先生を経由した注文となれば、「著者割引」が適用され、定価の15%引き+A送料無料で購入ができます。但し、20冊以上での注文が条件となります。
ご希望の方は著者メールytokuzen@luther.ac.jpまで、ご連絡下さい。

電話番号変更のお知らせ
■岡崎教会
電話:0564‐64‐3261 FAX:0564‐64‐3262

関連記事