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《また、ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍にもなった。》
(新約聖書/マルコによる福音書4章8節)

先日、礼拝後に教会の庭に植えてあった切り株を抜きました。教会の陰にひっそりと佇む切り株は、誰が植えたのかも、いつ伐採され、切り株となったのかも分かりません。

切り株は直径が15センチほど、親指から人指し指を開いたくらいでしょうか。幹の太さから切られる前も決して大きな木ではなかったと思います。その根はどこまで張っているのでしょうか。深く考えずに掘り始めましたが、どこまで掘っても根の先を見つけることはできません。地面を10センチ、20センチ、30センチと掘り進めたところで、掘ることを諦め、根を切り、見えている部分だけを引き抜きました。教会の成長を見守ってきたであろう切り株の根は、どこまでも伸びているように思えました。たとえ幹を伐採され地上に見えている部分はほんのわずかでしかなくとも、根はしっかりと張っていました。

イエスさまは人々に「種を蒔く人」のたとえを語りました。種はそれぞれ道端や、石だらけのところ、茨の中に落ちましたが、どれも大きく成長することはありませんでした。しかし良い土地に落ちた種は、100倍にもなるのです。

切り株は、土の中でしっかりと根を張っていました。それは100倍以上に大きくなっていたことでしょう。私たちの心にイエスさまはみ言葉という種を蒔いてくださいました。「私の心は良い土地だ」、「種が大きく育った」とは、自信を持って言えないかも知れません。しかし、木の根が地中深く伸びているように、イエスさまがあなたの心に蒔いたみ言葉の種は、見える部分だけでなく深く根を張るように大きく育っているのです。地中深く伸びた根を引き抜くことができないように、あなたの心で育ったみ言葉の種も引き抜かれることがありません。

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