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メルマガ794

《それでもなお、モーセは主に言った。「ああ、主よ。わたしはもともと弁が立つ方ではありません。あなたが僕にお言葉をかけてくださった今でもやはりそうです。全くわたしは口が重く、舌の重い者なのです。」主は彼に言われた。「一体、誰が人間に口を与えたのか。一体、誰が口を利けないようにし、耳を聞こえないようにし、目を見えるようにし、また見えなくするのか。主なるわたしではないか。》
(旧約聖書/出エジプト記4章10-11節)

YouTubeを見ていると、頻繁に目にする広告があります。軽快な音楽とともにマンガ風の動画が展開され、まあ要するに髪がパサパサだと男にモテないとか、毛深いと好きな人に幻滅されるとか、太っているとバカにされるとか、そういうストーリーを流してシャンプーやらサプリメントやらを買わせようとするアレです。主人公が妙にいいキャラしてたりして私はつい見ちゃうんですけど、みなさんはどうですか。

こういうのはコンプレックス広告と呼ばれていて、見る人の(特に若者の)コンプレックスをあおって、商品購入につなげようとする意図で作成されているものです。もっと美しくなりたいとか、他人から見て魅力的な自分でいたいと思うことは、自然なことかもしれません。でも、コンプレックスを助長して商品を買わせるために、特定の容姿を蔑めるような広告を作るのは、問題だと思います。

聖書に登場するモーセという人は、口下手なのがコンプレックスだったようです。モーセはイスラエルの人々を約束の地へと導き出すようにと神様から選ばれますが、モーセは「私口下手ですし他にもっといい人がいると思います…」と言ってなかなか引き受けようとしませんでした。

しかし神様は、口下手なモーセを口下手なままで選び、遣わされます。神様はモーセのコンプレックスにつけ込んで、モーセに喋りが上手くなるセミナーとかを勧めるお方ではありませんでした。また、神様の力で、モーセをお喋り上手に変えることもなさいませんでした。ただありのままのモーセをよしとされ、役目を与えてくださったのです。

時にコンプレックスは、成長のきっかけになったり努力の原動力になったりします。しかし一方で、それにつけ込んであなたをコントロールしようとしたり、物を買わせようとしたりする人も、やっぱりいます。そんな世の中を生きていくにあたって、ありのままのあなたを選び、遣わしてくださる方がいるということを知っていて欲しいと思います。

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