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(新約聖書/コリントの信徒への手紙二 4章8節)
皆さんは神様と出会ったことはありますか?神様の声を聞いたり神様の姿を見たという話を聞いたことがあるかもしれません。私にはそのような経験はありません。私にとって神様は数年前の映画「沈黙-サイレンス」でのように、存在の証明ができない、私の記憶にもはっきりといない、想像するしかない存在です。
これは私の将来を考えるとき悩みの元になりました。私は将来どのような仕事をするべきだろうか、どう生きるべきなのだろうか。そんなことを悩んでいる時に、「神様が道を備えてくださる」というよく耳にする言葉が思い浮かびました。この言葉はクリスチャンになってさほど時間の経っていない私にとっては疑問が残る言葉でした。確かに、教会で洗礼を受け、こうして皆さんにメッセージを書いているのは奇跡の連続があったからだと思います。それでも、私の人生は既に神様によって決められている、とは考えられません。その疑問を私が通う教会の牧師に話すと、神様と人は親子の関係のように子供が自分の意志で行動して行くのと同時に、親が子供を悪い道から遠ざけ道を備える、そのような関係だと教わりました。
私自身の過去を振り返ってみると、私は少し先の未来でやりたいことをするために選択をしてきました。私が100%ではないかもしれないけど「なりたいようになってきた」。今ここに立つように「なるようになってきた」のだと思います。それは、共にいてくださる神様によって備えられ守られた道、神様が私のために「なしてくださった」道であるし、これから歩む未知の道も神様によって「なしてくださる」。私は本気でそのように神様を信頼したいと思いました。私はこれからも悩みながら「なるようになっていく」し、神様がいつも共にいて、私のために「なしてくださる」のだと思います。皆さんの道も、神様が「あなたのため」に「なしてくださる」道です。皆さんが安心して歩むことのできる未知の道なのです。