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日本中の人が、いや世界中の人が、当たり前の日常が当たり前でなくなる現実を目の当たりにしたのではないでしょうか。

「新しい生活様式」という言葉を最近よく耳にするようになりました。買い物にいくとレジ前には、距離を保つための線が引かれ、人との距離をとるようにと。小さい個人店に行くと、入り口のドアには、1組ずつお入りくださいとも。どこに行っても、人の集まるところには、人との距離をあけるようにとさまざまな工夫がなされています。ただでさえ、隣に住んでいる人の顔すら分からなくなっている世の中で、さらに人との距離を取らなければならない現実が目の前に突如として現れてしまいました。
 
家族の生活も大きく変わりました。休みの日、いつもならテーマパークや人のいる場所にお出かけ、気に入ったお店によって食事、日曜日には礼拝にも出席していました。ところが今では出かけることも、実家に帰省することすら、気が引ける状態です。家の中に引きこもっていても、ストレスがたまるので、1~2時間程度のお散歩に留め、極力人と接触しない様に心がけています。息子たちと近所の公園に行き、先客がいれば寄らずに散歩を続けます。道端にありんこがいれば立ち止まるし、ダンゴムシがいれば捕まえます。面白いオブジェがあれば立ち止まり動こうとしません。どぶの中を流れる水を見るのも楽しいらしく、声をかけてもいっこうに動こうとしない。今まで、私が目にも留めていなかったものに、息子たちは興味を持ち、私に教えてくれます。一緒に歩きながら、息子の目に止まったなぜに答えながら散歩を楽しんでいます。自分時間ではなく、息子たちのペースに合わせ、息子たちの時間に合わせて歩くこの瞬間は多くの気づきと新たな力を私に与えてくれます。

世の中が騒がしく、落ち着きません。物理的な人と人との距離はどんどん離れていく一方です。それでも、神様は、息子たちと過ごす時間を通して、私のそばにおり、私を、家族をそして、人々を支えてくださっているのだと感じます。

《希望は私たちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。》
(新約聖書/ローマの信徒への手紙5章5節)

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