【TNG-teens)】メルマガ772
SDGsに興味のあった私は、以前「SDGs地方創生カードゲーム」のイベントに参加しました。このゲームでは、それぞれに役割が与えられ、SDGsの考え方を地域の活性化に生かしながら、人資源・お金・情報を交換し、プロジェクトを実行します。そして実行を重ね、個人のゴールを達成し、参加者全員で、地域のゴールを達成するというのがゲームの概要です。
ゲームが開始してすぐは、みんな自分の目標を達成することに必死で、自分に必要な人材カードやお金を交換していました。けれど、地域の活性化にはなかなか繋がりません。そんな中、「みんなでやろう。」の一言をきっかけに、参加者みんなが、自分のもっているカードを机に広げ始めました。すると、その場の空気は一気に変わりました。「○○さん、私のカードがあれば上手くいくでしょ。使って!」「誰かこの職業が必要な人はいませんか?!」と、自分の持ち札を譲ったり、誰かのために探しに行ったりするようになりました。そして、たちまち目標は達成され、地域のゴールに結びつきました。
ゲームを振り返ってみると、私にとっては必要でないと思っていたカードが、誰かのために役に立ったり、また、誰かが私のためにカードを譲ってもらったりする場面が何度もありました。自分の持っているカードというのは、私たちが神様からいただいている賜物に置き換えることができると思います。互いに賜物を他者のために生かすことで、喜びも分かち合うことができます。
みなさんの神様から授かった賜物はなんでしょう。その賜物、誰かのために生かしてみませんか。
《あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。》
(新約聖書/ペトロの手紙一4章10節)
※SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人として取り残さない」ことを誓っています。