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【 JELCニュースブログ】ブラウンシュヴァイク領邦教会よりイースターのメッセージが届けられました

日本福音ルーテル教会とパートナー関係にある、ドイツ・ブラウンシュヴァイク領邦教会(Evangelisch-lutherische Landeskirche in Braunschweig)のマインス監督(Landesbischof Dr. Christoph Meyns)より、イースターのメッセージが届けられました。
以下、紹介いたします。

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日本福音ルーテル教会
大柴譲治総会議長
                                                                2020年4月3日

大柴先生
キリストにある日本の兄弟姉妹の皆様

コロナウイルスの危機が世界を席巻しています。
日本の方々がどうしていらっしゃるのかと、報道を見聞きしながら思い巡らしております。経済の崩壊をほのめかす数値や政府による数十兆円の緊急支援といった話題が聞こえてきました。また桜の花が満開となり、それを楽しみに多くの日本の方々が公園など野外でお花見するはずのところを、接触を避けるように言われていることも耳にしました。オリンピックまでもが2021年に延期になってしまいました。

日本福音ルーテル教会には関連の社会福祉施設が数多くあることを知っていますが、とりわけ医師や看護師、療法士といった医療に従事しておられる方々のことを覚えます。また以前、我々のほうから訪問させていただいた高齢者施設に関する報告を聞きましたが、そこの居住者の方々に特に思いを寄せています。そして教会付属幼稚園、保育園を覚えます。

私たちの思いと祈りが、日本社会のこと、日本福音ルーテル教会のこと、そして各地で信仰的な働きを通してイエス・キリストを証しておられる方々とともにあることを教会の皆さんにもお知らせください。今回の深刻な危機に対して私たちも同じ思いであって、皆さんとひとつだということをはっきり申し上げます。そちらがどんな様子なのかどうかお知らせください。日本のこと、日本福音ルーテル教会全体のこと、各地の教会のことなどがわかれば、こちらでも祈りに覚えていきます。互いに経験を分かち合いましょう。とりわけ今はそうですね。

こちらでも非常事態が起きていることを隠すつもりはありません。互いに近づくことが禁じられているので、外出は、どうしても買い物しなくてはならない場合や医師の診断、仕事、運動するためでなければ、ひとりもしくは家族、夫婦同伴に限られています。多くの企業は休業が義務づけられました。たとえばレストランがそうです。その他の会社も自主的に閉めています。社会封鎖の状態ですが、こうなることを想定して政府が拠出を決めた数十億ユーロの経済支援は助かります。神様に感謝したいです。

私たちの教会も各地の現場も大きな影響を受けています。特に礼拝や各地の日常生活がそうです。条例により2020年4月19日まで集会が禁じられており、礼拝も教会のあらゆるイベントもこの日までできません。直接友人たちと会うことができないだけでなく、ことに今回の危機で聖週間やイースターの礼拝ができなくなったのはとてもつらいことです。

それにもかかわらず、各地の牧師たちや教会の皆さんはインスタグラムやユーチューブといったデジタル手法を積極的に取り入れて様々な工夫をしています。オンライン説教も増えています。特に最近は高齢者への支援で、教会が買い物のお手伝いをするようなサービスも出てきました。

どんな危機のときにも、そこにはチャンスもあります。そのことを認識しつつ、イエス・キリストの心で危機をしのぎ、そこから学び、祈りつつ希望をつないでいきたいと思っています。ですから皆さんにも祈っていただきたく思います。コロナウイルスが世界で一刻も早く封じ込められ、ワクチンなど治療薬が速やかにできますように共に祈りましょう。今回の危機が人々の心を遠ざけてしまうのではなく、平和へと歩みよれるように祈りましょう。

聖週間とイースターに平和がありますように。

クリストフ・マインス
ブラウンシュヴァイク領邦教会監督

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