メルマガ847
《もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。》
（新約聖書/マタイによる福音書 6章 14節）。
（新約聖書/マタイによる福音書 6章 14節）。
人をゆるすって難しいですよね。最近、そのことについてよく考える機会がありました。仲が良かったり信頼していたりする相手からの思いがけない言葉に戸惑い、その後の関係にも影響することがありました。自分の感情をごまかして無理をする必要はないですが、ゆるせないという感情を持ち続けることはきついことだと感じました。
主の祈りには、人を赦したら自分たちの罪を赦されるとあります。（NCC訳より引用）主の祈りを祈るたびになかなかゆるすことができない相手や、自分の感情に気づかされます。そういうときにこのメッセージを書くことになり、改めて聖書を開いてみました。その時気づいたのは、神様が共にいてくださることを忘れていたということでした。独りよがりな感情に支配されていた自分に気づきました。私が相手をゆるして、相手と私の関係が改善するということだけでなく、神様がその間にいてくださることで、ようやく私自身も本当の意味でゆるされるのだと思いました。
いやな思いをしたことをなかったことにしないといけないわけじゃありません。人をゆるせないと思って生きることはとてもしんどいという気持ちから皆さんにこのメッセージを書いています。神様との対話や、人に話を聞いてもらったりすることで、少しは心が晴れるでしょうか。どうしてもゆるせない気持ちは、神様に打ち明けてみましょう。少しでもみんなが穏やかに日々を過ごすことができるように。
