メルマガ846
《自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。》
（旧約聖書/レビ記/ 19章 18節）
（旧約聖書/レビ記/ 19章 18節）
1月9日は成人の日でした。私の住んでいる市でも「二十歳の記念式典」が行われ、晴れ着姿の人たちを大勢見かけました。私はそんな人たちを見かけるたびに心から「おめでとう」という気持ちになりました。
私は成人式に行きませんでした。高校を留年したことや、当時周りの人より遅れて大学受験をしようとしていたこともあり、同級生に会うのが恥ずかしかったのです（今思えば別に恥ずかしがるようなことでもなかったのかもしれませんが）。当時の私は成人した自分に「おめでとう」と言ってあげる気持ちにはなれませんでした。
私たちは、人には優しくできても自分には優しくできないことがあります。人には「おめでとう」と言えても自分には「おめでとう」が言えない時があります。
しかし聖書は「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」と教えています。自分自身を愛することは、誰かを愛する上でとても大切なことだからです。私たちは人を愛することと共に、自分を愛することを学ばなければなりません。
大人になってキリスト教に出会ったことで、私は自分のことをもっと大切にできるようになりました。今なら過去の自分に「おめでとう」と言ってあげることができます。人生がうまくいかなくて人に会うのが恥ずかしいような時でも神様は私を愛してくださっているということを知ったからです。
それでもどうしても自分を愛することが難しいという時は、聖書を開いて神様の言葉を聞くようにしています。聖書を通して神様は「あなたを愛している」「あなたには価値がある」「よくがんばったね」「おめでとう」といつでも言ってくださっているからです。
